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5月7日ゆでたまご×NIGOコラボBAPE興行

『A Bathing Ape presents BAPESTA!! PRO WRESTLING 2010』
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 会場とともに後楽園ホールの物販売場はBAPE×キン肉マンのコラボTシャツを求める長蛇の列が出来ており開始が20分遅れる盛況ぶりだった。試合に小島聡、カズ・ハヤシ・NIGOプロデューサーが登場し挨拶と限定Tシャツが貰えるカラーボール投げというお祭り気分を高める演出も行われた。

 第一試合はサムライ以外は全員現役王者というのアクセントにしているマッチメイク、序盤はカズとクレイジー、ビリーケンとタイガースという手の合う組み合わせで客の目を釘付けにする、途中コーナーのサムライをNOSAWAが執拗に攻撃し対立軸をキッチリ客に認識させる。
最後はサムライがリバースDDTでNOSAWAをフォールしベルトを強引に奪い持ちかえるアメトークで有名になったシーンの再現までしてみせ興行の幕開けを完璧にこなした。

 第二試合は菊タローとくいしんぼうの完成された世界で笑いを取りつつ曙がデカサ越中がケツとそれぞれの持ち味をミックスして客を沸かすプロレス興行の第二試合として完璧とも呼べる試合を魅せた。

 第三試合は期待された船木のマスクマン姿エイプマン・ソルジャー、序盤はローの蹴り合いやグランドで回転体なムーブなどUWFスタイルで進む5分過ぎに稔はドラゴンスクリュー延髄斬りなどスパートをかけるがフィニッシュはエイプマン・ソルジャーがチキンウィングアームロックで締めた。あえて苦言を言えばこの二人だけにしかできないバチバチな試合が期待されていただけにモッタイナイ試合内容だった。

 第四試合は両APEMANが素早いルチャムーブで見せ、健介と潮崎はハードヒットのチョップ合戦で会場を序盤から盛り上げる。
ラリアット合戦や串刺しラリアットなど肉弾戦で迫力を見せ15分過ぎまでノンストップで飽きさせないフィニッシュは潮崎がラリアットからムーンサルトプレスで黒APEMANから取った。
試合後に両APEMANが潮崎健介を襲うがラリアットで蹴散らされると和解するというエキストラタイムまで魅せ、セミを100点満点の試合をした。

 第五試合はゆでたまご先生×NIGO氏のコラボキャラクターAPEGONがスカイハイRIMIXのテーマで登場、ゆでたまご先生のデザイン通り羽も付いている。試合開始直後コーナーからダイビングアタックを華麗に魅せたが、羽を高山に取られると飛べなくなり高山組に捕まり一方的に攻められる、5分過ぎにようやく小島にタッチするとコジのプロレスを爆発させベテランらしく客を載せる、飛べなくなったコーナーのAPEGONに「飛べ」と声をかけるが飛べない展開が続き小島がその都度捕まったが最後はお客さんからの飛べコールでムーンサルトプレスを綺麗に決めフィニッシュ、友情・努力・勝利な展開でメインを締めた。

 どの試合も初めてのお客さんが楽しめるよう工夫されており明るく楽しく激しく非日常感が楽しめるベスト興行であった、不況のプロレス界で外部からのアイデアを取り入れる武藤のプロレス頭とゆでたまご先生とNIGOのプロレスLOVEが融合が成功をもたらした、プロレス界再興へのヒントはこういう興行にあるのかもしれない。
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試合結果

<第一試合 6人タッグマッチ>
カズ・ハヤシ 、ビリーケン・キッド、○エル・サムライ 12分6秒 リバースDDT→片エビ固め ●NOSAWA論外、 タイガースマスク、 スペル・クレイジー

<第二試合 タッグマッチ>
曙 、●菊タロー 9分27秒 ダイビングヒップアタック→片エビ固め ○越中詩郎、 くいしんぼう仮面

<第三試合 シングルマッチ>
○APEMAN SOLDIER(a.k.a船木誠勝) 8分37秒胴絞めチキンウィングフェースロック ●稔

<第四試合 タッグマッチ>
○潮崎豪、APEMAN 19分22秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め 佐々木健介、 ●APEMAN

<第五試合 タッグマッチ>
小島聡、○ APEGON 14分29秒 ムーンサルトプレス→片エビ固め高山善廣、● ザ・グレート・サスケ

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2010年05月08日 05:58に投稿されたエントリーのページです。

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