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UFC 104: Machida vs Shogun リアルタイム速報

もうメインに尽きる、早くも絶対王者の風格が出てきたリョートに対するのは、元PRIDEのGP王者ショーグン。
下馬評ではリョートが圧倒的に有利なものの、オクタゴンに慣れてきたショーグンにも勝機は充分にある、非常にスリリングなカードと言える。

<UFC世界ライトヘビー級選手権試合 5分5R>
○リョート・マチダ(王者)
(判定 3-0)
●マウリシオ・ショーグン(挑戦者)
もう理屈抜きにどっちが強いか堪能したいブラジル人同士の世界タイトルマッチ。試合は今回のショーグンの動きが良く、今までのUFCでは一番の仕上がりでは無いかと思わせる。特にキックが走っており、前半はほぼ互角ながら手数でショーグンがポイントを取っている展開。ラウンドが進むにつれ、両者スタミナ切れで手数は少なくなっていく。圧倒的な決定打は無いが手数でショーグンと思われたが、判定はリョートに。限りなくドロー防衛という感じの試合だった。

<ヘビー級 5分3R>
○ケイン・ヴェラスケス
(2R 0分58秒 TKO)
●ベン・ロズウェル
ヘビー級の新星、総合全勝のケイン・ヴェラスケスにここ最近はアルロフスキーに負けただけのベン・ロズウェル。共に勝てば王者戦が見えてくるだけに勝ちたい一戦だろう。試合はケインの一方的な展開。レスリング力に定評のあるケインが自分よりも大きいロズウェルを豪快にテイクダウンすると鉄槌、肘を叩き込む。そのままの流れで2Rにテイクダウンから金網に押し込んでタコ殴り、防戦一方のロズウェルに遂にレフリーがストップ。ストップのタイミングで金網を使って立ち上がっていたのでロズウェルは抗議をするも、防戦一方だったので聞き入れられずケインがTKO勝利を飾った。ケインはこれで次のヘビー級タイトルマッチに大きなアピールが出来た。

<ライト級 5分3R>
○グレイソン・チバウ
(判定 3−0)
●ジョシュ・ニアー
最近、UFCを席巻しているブラジリアンの中でも軽量級の雄であるチバウに、総合34戦、ミレティッチ門下、生粋のアメリカンファイター、ニアーの一戦。試合はテイクダウンを取りまくるチバウという感じで面白い様にタックルが決まり、テイクダウンを連発する。しかし、その後、決定打を出せず、ニアーが立ち上がる展開が続く。試合後半はチバウのスタミナも切れてきたが、そのまま判定勝ちを収めた。

<ライト級 5分3R>
○ジョー・スティーブンソン
(2R 4分3秒 TKO)
●スペンシャー・フィッシャー
宇野薫のUFC復帰戦で返り討ちにしたミレティッチ門下の実力者、フィッシャーに、The Ultimate Fighter 2ウェルター級トーナメント優勝者のスティーブンソン。テイクダウン狙いのスティーブンソンにタックルを切るフィッシャー。スティーブンソンは最初は攻めあぐねるも、試合が進むとテイクダウンも成功しだし、2Rにはグランドで上になり、肘を何度も叩き込みレフリーがストップ。見事にTKO勝利を飾った。


<176ポンド・キャッチウェイト戦 5分3R>
○アンソニー・ジョンソン(米国)
(1R 0分41秒 TKO)
●吉田善行(日本)
岡見に次いでUFCで勝ち星先行している吉田に対するはシュートボクセとヒーガン・マチャドから総合を学んでいるトータルファイター。神の階級UFCウェルター戦線では両者、こんな所で星を落せないだろう。しかし、試合はあっけなく一方的だった。ジョンソンが吉田をケージに追い詰め、ラッシュ。ジョンソンの右が炸裂して吉田はKO、わずが41秒だった。これで今大会ではUFCで戦績の良かった日本人2人が完敗するという結果になった。

アンダーカード
<ライトヘビー級 5分3R>
○ライアン・ベイダー
(判定 3-0)
●エリック・シャファー
The Ultimate Fighter 8ライトヘビー級トーナメント優勝者にして総合全勝のライアン・ベイダーに総合経験豊富で、一度はUFCから都落ちするも、再びオクタゴンに招かれ連勝しているシャファー。1Rにベイダーのラッシュが炸裂し、ダウンを奪い追い詰めるも仕留めきれず。その後3Rにもダウン気味に追い詰め、ベイダーが判定勝利した。


<ヘビー級 5分3R>
○パット・バリー
(2R 2分30秒 TKO)
●アントーニ・ハードンク
共にアーネスト・ホーストの弟子でキックボクサー、更にハードンクはヒクソン・グレイシーの弟子という非常に珍しい経歴のUFC戦士の同門対決。1Rはハードンク優勢だったものの、2Rに構えを変えてきたバリーがそのまま、勢いでKO勝利。兄弟子を破った興奮からか、全身で喜びをアピールするバリーだった。

<ミドル級 5分3R>
○チェール・ソネン
(判定 3-0)
●岡見勇信
UFCでは日本選手が勝てない中、唯一、勝利を重ねている岡見だったが、今回のソネンはレスリング力が岡見より上という苦手なタイプで、遂にこの鬼門、レスラータイプとのマッチメイクが決まってしまった。試合は全局面でソネンが圧倒し判定勝利。岡見がUFCでやってきた判定勝利をそのまま逆にやられてしまった。

<ミドル級 5分3R>
○ホルヘ・リベラ
(3R 1分53秒 TKO)
●ロブ・キモンス

<ライトヘビー級 5分3R>
○カイル・キングスベリー
(判定 2-1)
●ラザク・アルハッサン

<ヘビー級 5分3R>
○ステファン・シュトゥルーフ
(3R 4分4秒 サブミッション)
●チェイス・ゴムリー

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2009年10月24日 23:51に投稿されたエントリーのページです。

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