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今週の「マット界舞台裏」は猪木にケンカを売った中邑の真意に迫る!

09.10.08BUTAIURA.jpg 新日本プロレス9・27神戸ワールド記念ホール大会で行われた中邑真輔と真壁刀義によるIWGPヘビー級王者決定戦。恐らく多くのファンが今年の『G1クライマックス』を制した勢いと、観客の後押しで真壁が悲願のIWGP王座奪取と予想していたのではないだろうか?

 ところが、そうは問屋は降ろさず、実際は中邑がG1決勝のリベンジに成功し、真壁を下してIWGPのベルトを再び腰に巻いた。
 デビュー当時から会社側からプッシュされ、「次世代のエース」「新日プロの救世主」とエリート街道を突き進んできた中邑だが、ここでもまた会社側からプッシュされたのか・・・そう思ったファンも多いだろう。

 しかし中邑はそんな声があがることを知ってか知らずか、試合後中邑は意を決した表情で「このIWGPに昔のような輝きがあるか? 俺はないと思う。(輝きが)足りない! 猪木ぃ! 旧IWGP王座は俺が取り返す!」と突如発言。いまの新日プロ内では禁句とも言うべき猪木の名を堂々口にしたのである。

 崩壊寸前だった新日プロがユークス体制となり、棚橋弘至の頑張りで何とか盛り返してきたのは誰もが知るところ。新日プロが長年苦しんできた「脱・猪木」だが、猪木がユークスに自身が持っていた新日プロの株を売却し、猪木が立ち上げた新団体IGFと絶縁することで何とか成功した。

 それなのにこのタイミングで、敢えて猪木の名前を公の場で出した上、「旧IWGPのベルトは俺が取り返す」とケンカまで売ってみせた中邑の真意とは?

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 またタイミングがいいことに、11月3日にはIGFがJCBホールに初進出。IGFにしては珍しく早々に小川直也VS高山善廣の一騎打ちが発表されたが、三冠ヘビー級王座から転落した高山と、現在の小川の一戦だけではJCBホールを埋めるには少々辛い。
 ところが、中邑が猪木にケンカを売り、IGF側が受けて立つ構えを見せた途端、一気にチケットの売れ行きが伸びたという。

 それに10月3日深夜に放送された『ワールドプロレスリング』でも、中邑のマイクアピールはほぼノーカットで放送された。猪木の名前を出した部分はカットすることも十分可能だったはずだが、敢えて放送したということは、テレ朝としても話題性を考えて中邑のVS猪木(IGF)は後押ししたいのかもしれない。

 以上のことを考えると、「新日プロとIGFはすでに水面下で話が出来ているのではないか」と推測するファンも当然いるだろう。具体的に対抗戦をやるとか、中邑のIGF参戦が内定したといった話は出てきていないが、まだ肝心の猪木本人が今回の件について公の場でコメントをしていないのがポイントだ。
 猪木がいざ口を開いたところで、一気に対抗戦にゴーサインか?

 そこで今週の『マット界舞台裏』では、新日プロネタと猪木ネタには滅法強かった週刊ファイトの元編集長である井上譲二記者が、中邑が猪木の名前を出した真意を探ると共に、対抗戦が開戦するかどうかの可能性を探っている。
 井上記者ならではの突っ込んだ取材と大胆な分析により、ファンからすればあっと驚くような内容になっているだけに、ぜひその目でご確認いただきたい!

週刊マット界舞台裏'09年10月08日号

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2009年10月05日 03:28に投稿されたエントリーのページです。

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