« ボビー・ラシュリー、総合格闘技3戦目も快勝 | メイン | ケンドーコバヤシキン肉マニア2009に参戦 »

今週の「マット界舞台裏」は、対抗戦は無理をしない方針だという新日とノアに迫る!

09.05.21BUTAIURA.jpg 今年の1・4東京ドーム大会で開戦した新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦。08年9月18日号 の時点では「ヘビー級選手の交流戦については全く白紙らしい」という情報だったが、最終的に1・4ドーム大会では中邑真輔、後藤洋央紀VS三沢光晴、杉浦貴と中西学VS秋山準の2カードが組まれた。

 その後しばらく沈黙が続いたが、5・6新日プロの後楽園ホール大会には、豚インフルエンザの影響で来日中止になったミスティコの代打として、ノアから森嶋猛が参戦。翌5・6のノア日本武道館大会では金丸義信、平柳玄藩VS金本浩二、獣神サンダー・ライガーと小橋建太、伊藤旭彦VS天山広吉、岡田かずちかの対抗戦が組まれ交流が再開。
 5・30から開幕する新日プロのジュニアリーグにはノアから青木篤志と菊地毅が参戦。さらに新日プロの6・20大阪府立体育会館第二体育館大会では、後藤洋央紀VS杉浦貴と岡田かずちかVS潮崎豪の2カードが組まれている。

 ここにきてようやく団体対抗戦が次第にヒートアップしてきた。杉浦貴が1・4ドーム大会に続き、6・20大阪大会にも“敵地”である新日プロに乗り込んでくるが、こういう選手が出てくると対抗戦も盛り上がるし、後藤との絡みは1・4ドーム大会からの“つづき”になり、6・20大阪大会での一騎打ちはきっと激しい試合になるだろうという期待が出来る。

09.05.18Sugiura-Goto.jpg

 杉浦が“対抗戦男”なのはいいが、多くのファンが気になっているのが小橋や三沢、秋山、KENTA、丸藤といったノアのトップ選手が、いつ本格的に対抗戦に絡んでくるのかという点だろう。
 いくら小橋と天山の対決が実現しても、09年5月14日号で報じたように、「ファンに結果を見透かされる」ようなマッチメークでは興味は半減。正直、現時点では好カードを出し惜しみしている感は否めない。

 逆に言えば、興行的にはもっと高いハードルを越えることも可能なわけだが、元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者の取材によると、どうも互いに「無理をしない方針」のようだ。
 対抗戦で負け越している新日プロが、なぜノアとの対抗戦には欲を出していないのか? ノアも地上波放送が打ち切りになり、5・6武道館大会が不入りに終わったいま、出し惜しみをしている余裕はないはず。

 プロレス界の現状を考えると、両団体ともメンツにこだわっている余裕などないと思うのだが・・・。今週号の『マット界舞台裏』では両団体が“大勝負”に出ない理由を探ると共に、今後好カードが実現する可能性があるのかどうかを予測する。

 また、ようやく8・9有明コロシアムで旗揚げ2周年記念大会を開催することが発表になったIGFに新たなスポンサーが出現したという気になる情報も・・・

週刊マット界舞台裏'09年5月21日号

About

2009年05月18日 02:51に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「ボビー・ラシュリー、総合格闘技3戦目も快勝」です。

次の投稿は「ケンドーコバヤシキン肉マニア2009に参戦」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。