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今週の「マット界舞台裏」は、ビッグサプラズを起こした中西学がIWGP王者に相応しいかどうかに迫る!

09.05.14BUTAIURA.jpg ゴールデンウィーク最終日の5月6日、新日本プロレス後楽園ホール大会でIWGPヘビー級王者が、棚橋弘至から中西学に交代するというビッグサプライズが起こった。
 ようやく棚橋に王者の風格がただよってきた矢先のIWGP移動劇。それは同時に新日エースが、棚橋から中西に交代するということなのか?

 ファンの反応を見ると、これまでIWGPヘビー級のベルトにはことごとく縁がなかった中西が、キャリア17年目、42歳にしてようやく王座初戴冠となったのを歓迎しているようだ。
 全日本レスリング選手権4連覇、バルセロナオリンピック出場という輝かしい功績を引っ提げ、鳴り物入りでデビュー。その説得力ある肉体に日本人離れしたパワー。いつトップに立ってもおかしくない逸材である中西だったが、なぜかタイトルに縁がなかった。

 1999年に真夏の祭典「G1クライマックス」こそ制したものの、その後のMMAルールやK−1ルールのガチンコ勝負で完敗。その一方でいつの間にかテレビでは、おバカキャラのプロレスラーとして人気者になってしまい、リング上ではシリアスさが要求されるシングル王座は、さらに縁遠いものになってしまった!

 しかしなんの運命のイタズラか、今回ゴールデンウィークの目玉だったミスティコが、豚インフルエンザの影響で来日中止になったことで、5月3日の福岡大会で後藤洋央紀にIWGPヘビー級王座を防衛した棚橋弘至が、6日の後楽園大会で行う中西戦を急遽タイトルマッチにすると発表。
 降って沸いたようにタイトル挑戦が決まった中西学だが、多くのファンはまた1つ棚橋が王座防衛の回数を重ね、さらに進化が止まらなくなると思ったはずだ。

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 ところがフタを開けてみれば、21分42秒ジャーマン・スープレックスで中西が勝利!
 元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者にとっても、今回のIWGP移動劇はビッグサプライズだったそうだが、後楽園ホールに詰めかけた超満員のファンも、中西が王座奪取した瞬間驚きと歓喜の声をあげた。

 まさかの王座移動だったが、井上記者が取材をしたところ、なんと新日マット事情に精通するある人物はタイトル移動を予想していたという。棚橋の安定感を考えると、このタイミングでの王座移動はなかなか予想するのが難しいように思えるが・・・
 しかしファンだって結果がミエミエのタイトルマッチなんかはあきあきしている。それだけに今回のビッグサプライズを多くのファンは後押しし、中西政権の誕生を歓迎している。さて中西政権の第一歩だが、早速前王者の棚橋とのリターンマッチが6・20大阪大会で組まれた。

 ここで中西が前王者を返り討ちにすれば、中西こそが新日本プロレスのエースであり、誰も中西政権誕生に文句はない。しかし棚橋が勝ってしまったら、中西は単なるワンポイントリリーフに過ぎない。ある意味6・20の初防衛戦は中西にとって、いやこれからの新日本プロレスにとっても重要な一戦になりそうだ。
 そこで元『週刊ファイト』編集長の井上記者が早くも6・20中西VS棚橋の結果を大胆予想! 中西はIWGPヘビー級王者に相応しい選手なのか?

週刊マット界舞台裏'09年5月14日号

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2009年05月11日 04:01に投稿されたエントリーのページです。

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