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TNA PPV Lockdown 速報。あのボビー・ラシュリーがプロレス界に電撃復帰!

「TNAは他団体の元世界王者と契約しました。ロックダウンで明らかになります」
全米第二の団体、TNAのビックイベント『Lockdown』(現地時間4月19日)直前のインパクトでこう発表があった。この元世界王者はなんと、総合格闘技転向を理由にWWEから離脱した、あのボビー・ラシュリーだったのだ。
ミルホン・ネットでも、報じた通り、先日、総合格闘技2戦目を勝利したボビー・ラシュリー。
速報!ボビー・ラシュリー MMA2戦目も勝利
元々、WWE退団の理由も総合格闘技に専念したいという事で、現在はMMAの名門ATTの所属しており、格闘技の練習に没頭していたはずだった。それがいきなり、WWEの対抗団体TNAに登場したのだ。


ラシュリー登場は、セミファイナルで行われたチーム・アングルvsチーム・ジャレットのリーサルロックダウンの直後だ。この試合はチーム・アングルであるメインイベント・マフィア(MEM)のアングル、ナッシュ、スタイナー、ブッカーTのレジェンド軍にジェフ・ジャレット率いるサモア・ジョー、AJスタイルズ、ダニエルズのTNA正規軍の抗争だ。試合は2分ごとに、交互に各チームのメンバーが一人づつ入場していき、全員のリング・インが終わったところで、ケージの天井が閉鎖され、最初にピンフォールかサブミッションを奪ったチームが勝利という試合形式だ。
試合は互いに必殺技を繰り出しあい、別の選手がカットするという連続だったが、最後はジェフ・ジャレットの伝家の宝刀、ギター攻撃がブッカーTに炸裂して、それをAJがピンフォール。TNA正規軍が勝利した。

その直後、会場が暗転!そして、ラシュリーのテーマ曲とプロモビデオが流れるとラシュリーが登場。驚きを隠せないTNA正規軍と観客を尻目に、MEMの面々はほくそえむという展開だ。今後、ラシュリーはMEMに加入するのだろうか?

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観客席から見たラシュリー初登場シーン。会場は大歓声だった。

現在、TNAのマットを席巻しているのは、レジェンド軍団のMEMだ。元WWE王者で、日本でも知名度の高いカート・アングルにスティング、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナー、ブッカーTという、全員が元世界王者で、かつてWCW黄金期の中心にいたトップスターばかりを集めたユニットだ。あの月曜TV戦争の真っ只中にいた選手達だけにあって一般層への知名度も高い。
しかし、マニア層からは、確かにMEMはビックネームで存在感は凄いが、メンバーのほとんどが50歳前後という高齢、全盛期の動きは出来ないし、将来的にも展望が見えない。知名度が無くてももっと若い動ける選手をプッシュした方が良いという風に酷評されている。
しかし、マニアと一般層との間には隔たりがあるのか、実はTNAがこのMEM路線になってから視聴率が上がっているというデータがある。
実際に4月2日(現地時間)TNA『インパクト』では最高視聴率1.33%が記録され、その瞬間最高視聴率はスティング、MEM、そしてミック・フォーリーの絡んだ場面だった。MEMが視聴率を取っているというデータがはっきりしているのだ。
一般層からすれば、知らない小柄な若手よりも、WCW全盛期の中心だったレジェンドに興味がいくという事だろう。しかし、将来性を考えるとこのままずっとこの路線を続けられる訳では無い。
そこで、年齢的にはこれからの選手であるラシュリーがMEMに加入して、サモア・ジョーやAJスタイルズと激しく試合をする、というのであればその展望も見えてくる。そういう意味ではラシュリーはTNAの救世主となるかもしれないのだ。
ちなみにラシュリーはWWE離脱後、2008年8月に行われた猪木ゲノム『GENOME6』に参戦し、プロレスルールでザ・プレデターに勝利している。この猪木ゲノム参戦は、同じアマチュア・レスリング出身で親交の深いカート・アングルの紹介であり、アングルとの結びつきを考えるとTNAでプロレス復帰は必然だったのだろう。

そして今後、ラシュリーは総合と二束のわらじを履くのだろうか?それともプロレスに専念か?今後の展開が楽しみだ。

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すでにオリジナルのプロモビデオも完成しており公開された。

また、メインイベントのTNA世界ヘビー級タイトルマッチでは、ミック・フォーリーが封印していた別人格、ハードコア・レジェンドのカスタス・ジャックとして復活。王者である“アイコン(象徴)”スティングと対戦した。ヒール・ユニットであるMEMにあっても、特に人気が高いスティングは現在のTNAでも圧倒的な観客の支持を得ている。絶対的なベビーフェイス、スティングと対峙すれば、例えカスタス・ジャックであっても観客からはブーイング、そしてスティングに声援が集まっていた。しかし、試合は得意のラフ・ファイトに持ち込んだジャックが有刺鉄線バットを使い、スティングより一足先に金網から脱出して、勝利。またしてもベテランのジャックが新王者に輝いたのだった。

また、日本選手は新日本プロレスのNO LIMIT(内藤、裕次郎)と全日本プロレスのキヨシ(雷陣明)が前座で参戦しているが、それぞれ敗れている。

そして、TNAは更にもう一人、元世界王者の参戦を発表。噂では、最近WWEを離脱した毒舌解説者として御馴染みの元ECW王者、タズではないかと言われているが、その正体が気になる所だ。

試合結果

<TNA世界ヘビー級タイトルマッチ>
○カクタス・ジャック(ミック・フォーリー/挑戦者)
(金網脱出)
●スティング(王者)
カクタス・ジャックが新王者に

<リーサルロックダウン>
○ジェフ・ジャレット、サモア・ジョー、AJスタイルズ、クリストファー・ダニエルズ
(ピンフォール)AJがブッカーTから。直前にジャレットのギター攻撃。
●カート・アングル、ケビン・ナッシュ、スコット・スタイナー、ブッカーT

<TNA世界タッグタイトルフィラデルフィアストリートファイトマッチ>
○チーム3D(挑戦者)
(ピンフォール)※テーブル貫通式3D
●ビアマニーInc(c)(王者)
チーム3Dが新王者に。

<TNAノックアウトタイトルマッチ 3WAY>
○アンジェリーナ・ラブ(挑戦者)
(ピンフォール)※ラブがテイラーからフォール
●オーサム・コング(王者)、テイラー・ワイルド(挑戦者)
ラブが新王者に。

<ドゥームズデイチェンバーオブブラッドマッチ>
○マット・モーガン
(ピンフォール)※画鋲の山に叩きつけて
●アビス

<IWGPJrタッグタイトルマッチ 3WAY>
○モーターシティ・マシンガンズ(王者)
(ピンフォール)※王者組がメインド・イン・デトロイドで内藤哲也を仕留める。
●NO LIMIT(挑戦者)、LAX(挑戦者)

<クイーンオブザケイジマッチ>
○ODB
(ピンフォール)ODBがボルトからピンフォール
●ダフニー、マディソン・レイン、ソジョーナー・ボルト

<XディビジョンタイトルXスケープマッチ>
○スーサイド(王者)
(金網脱出)
●ジェイリーサル、コンスケンスズ・クリード、シークアブドゥル・バシール、キヨシ(雷陣明)
スーサイドが王者防衛

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2009年04月21日 17:30に投稿されたエントリーのページです。

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