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三崎和雄陥落! ジョルジ・サンチアゴが戦極初代ミドル級王者に

 07年大晦日では秋山成勲を成敗して「日本人は強いんです!」と発言、一躍英雄に祭り上げられた三崎和雄であったが、ブラジル出身、アメリカン・トップチームのジョルジ・サンチアゴに5R3分26秒、チョークを極められてしまった。
 サンチアゴは三崎のことを、タフガイだと評し、絶対にあきらめないと称賛した。しかし「最後はビックハートで勝てた」とも述べた。

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コツコツと当てていた三崎のローキックで、サンチアゴは前に出れなくなっていた

 選手権試合のみUFCと同じく5Rで争われたカード。大激闘であった。サンチアゴは、「ベルトはすべて。戦極に来て以来の目標だった」と言う。右手の拳を佐々木有生戦で壊し、再び中村和裕戦でも潰して、万全のコンディションではなかった。それでも王座に執着してキャンセルしなかったそうだ。

08.1.4sg4-2.jpg 作戦はジャブで距離を詰めていくものだったが、三崎選手の「スピードが早過ぎて、捕まえられなかった」と試合を振り返る。終盤はテイクダウンして寝技に持ち込むよう作戦を変えた。

 「ローキックは利いてない」と強がっていたが、そうは見えなかった。「すべてはタイミングの問題」とも話すが、4Rあたりからフィニッシュせねばと焦っているのがあきらかで、実際「極めなければ…」と思っていたと告白する。
 記者は「ポイントで負けている意識はあったか?」と尋ねたが、「1Rのアームバーは極まりかけたし、そうは思ってない」と答えたものの、セコンドの指示は違っていたように思える。手元の記者のメモでは三崎がリードしていたからだ。

 外人記者が「世界のどのランクなのか」と聞いていたが、「どこだろうと構わない。UFC最強のアウデウソン・シウバとも闘う」と強気だった。勝った瞬間、泣き顔だったのが忘れられない。

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タダシ☆タナカ+シュ-ト活字委員会 悪夢DREAM 戦極激突!

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2009年01月06日 04:07に投稿されたエントリーのページです。

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