« 「21年間プロレス人生の集大成」Uドラゴンが語る初代タイガー戦 | メイン | 18世紀の暗黒世界が、新宿二丁目で甦る――君は、「地下プロレス」を見たか!? »

今週の「マット界舞台裏」は“後藤の次”のIWGPヘビー級王座挑戦者に迫る!

08.08.28BUTAIURA.jpg ちょうど1週間後の31日(日)に、全日本プロレスが開催する両国国技館でのビッグマッチで、G1優勝者の後藤洋央紀が武藤敬司の持つIWGPヘビー級のベルトに挑戦する。新日にとってベルト奪還は至上命題だし、ここで後藤が敗れてしまっては、G1初出場で初優勝という偉業も霞んでしまうだろう。

 だが、武藤はG1決勝でもベルト片手に放送席を陣取り、試合後に後藤がマイクで挑発しても、拍手をして後藤の優勝を祝福する余裕を見せる。ホームリングでの防衛戦という部分もあるのだろうが、武藤から見れば後藤はまだまだ「グリーンボーイ」であり、顔じゃないといったところか。

 新日としては、ファンから圧倒的な後押しを受けて挑戦した中西学に続き、G1優勝者の後藤まで敗れることになったら非常事態である。この先も10月の新日両国大会、11月の全日両国大会、さらに来年1月4日の新日の東京ドーム大会とビッグマッチが続くが、そこで全日の武藤がベルトを持っているのか、新日の選手がベルトを持っているのかが、メインカードを決める上でも大きく影響する。

 新日としては、後藤の次の挑戦者として、前IWGPヘビー級王者であり、G1でもBブロック公式戦での得点では後藤と並んでいた中邑真輔を考えているようだ。
 ところが中邑本人はというと、ベルト奪還よりも4年半ぶりに大みそか「K−1 Dynamite!!」に出場して、総合マッチを行うことを熱望しているという。もし総合マッチに出場して、負けるようなことがあれば当分中邑のベルト挑戦はない。
 新日首脳陣としては悩みどころだが、大みそかの結果が出るまでのんびり待っているわけにもいかず、1・4ドーム大会のメインカードを見据えた作戦が、すでに立てられているという情報も…

08.08.24NAKAMURA.jpg

 また、8月21日号でお伝えしたIGF活動休止のウワサだが、8・15両国大会を終えた現在でもIGFが活動を休止したという情報は発表されていない。しかし井上記者は改めて「これは根も葉もないウワサではない!」と断言する!

 現に8・15両国大会では次回のGENOMEについて、猪木は具体的な日程を発表せず、「年末に大阪か名古屋で…」と明かすにとどめた。ではなぜ、猪木は日程を発表できなかったのか…井上記者はその理由を今週号でズバリ言及!
 あのIGFドタバタ劇場こと、GENOMEが次に開催されるいのはいつか…

 さらに、そのIGFの総帥・アントニオ猪木をテレビやイベントに主演させようと、現在動いている人物は、かつて超大物フリーレスラーのマネジャーとして活躍した人物だったことが発覚! 業界内でも敏腕マネジャーとして知られるこの人物だが、やはり猪木とのビジネスは敏腕マネジャーを持ってしても、なかなか大変なようだ。今週号を読んでいただければ、なぜ大変なのかがわかっていただけると思う。

 このほかにも、単身渡米してWWEの8・18RAW&8・19ECWに出場した現GHCヘビー級王者の森嶋猛が、長期WWE遠征に出るという情報や、ユークスに自らの肖像権を売却したにも関わらず、イベントを強硬開催した猪木とサイモン氏に対し、ユークスが内容証明書付きの警告書を送りつけたというゴタゴタを振り返る「マット界舞台裏アーカイブス2007」など、今週も読み応え十分! 是非ダウンロードしてお読みください。

週刊マット界舞台裏'08年8月28日号

About

2008年08月24日 13:20に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「「21年間プロレス人生の集大成」Uドラゴンが語る初代タイガー戦」です。

次の投稿は「18世紀の暗黒世界が、新宿二丁目で甦る――君は、「地下プロレス」を見たか!?」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。