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29秒ヒール一閃、初代バンタム級王者は今成! MIKUも終了20秒前に執念のKO防衛! 8・17DEEP37

 “足関十段”今成正和と“女・絶対王者”MIKUが、ともに強烈スカ勝ちで、お盆の興行戦争を締めくくった! お盆休み最終日の17日夜、東京・後楽園ホールに2,083人満員の観客を集め、『DEEP 37 IMPACT』が開催された。

 メインの初代バンタム級王座決定戦では、今成と、中京MMAのパイオニアにして柔術黒帯、目下8連勝中の梅村寛が激突。高い寝技スキルを誇る両者だけに、緊張感溢れる攻防が予想されたが、試合は前蹴りから一気に距離を詰めた今成の速攻がサク裂。そのまま梅村の足元に飛びついた今成のヒールホールドが一閃、開始わずか29秒、電光石火の一本勝ちで、今成が初代バンタム級王座に輝いた。試合後、今成はリング上で「近いうち、もう一つ上のリングに上がりたい」と、改めてDREAM参戦をアピールした。

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試合後、NTTの面々で記念撮影。ここでも今成は花束を股間にあてがい相変わらず。


 セミの女子ライト級選手権で対戦のMIKUと瀧本美咲は、これまで1勝2敗と、通算の対戦成績ではMIKUが負け越している。しかし4度目の対決となる今回の勝負は、打撃・グラウンドともに、王者MIKUが終始リード。足を止めての激しい打ち合いが続く第2ラウンド終盤、残り20秒でMIKUの左ミドルが瀧本のボディにめり込み、瀧本が悶絶するようにマットに転がると、すぐさまレフェリーがストップ! MIKUが鮮やかなKO防衛を飾った。
 試合後MIKUは、「想定外に感動してます。瀧本さんに初めて負けた時、プロになりたいと思いました。瀧本さんは、私にプロへの道を初めて意識させてくれた人です」と、敗者瀧本への感謝の思いを爽やかに語った。

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ジョシカクの灯は私が守る!? 鮮やかなKO勝ちを飾ったMIKU


 その他、セミ前では異端児DJ taikiが、謎の公開練習で紹介したバンドマンを従え派手な入場をキメたが、試合内容は決め手を欠き、消化不良のドロー。DEEP vs 和術慧舟會の前面対抗戦はDEEPが2勝1敗1分で勝ち越し。ロシアの怪物ハマーは意外にも(?)足関節で一本勝ち、フューチャーファイト出場の“柔術弁護士”堀鉄平は打撃の対応に課題を残しKO負けと、話題の選手たちがそれぞれ、悲喜こもごもの結果を残した。

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予告通りの入場で魅せるも、不完全燃焼に終わったDJ taiki

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“柔術弁護士”にとってはホロ苦いDEEPデビュー戦となった


■『DEEP 37 IMPACT』
2008年8月17日(日)開始:18:00
会場:東京・後楽園ホール

<第12試合 DEEP初代バンタム級王者決定戦 62キロ契約 5分3R>
○今成正和(Team-ROKEN/前DEEPフェザー級王者)
(1R 0分29秒 一本)※ヒールホールド
●梅村寛(NEX-SPORTS)
※今成が初代王者に。

<第11試合 DEEP女子ライト級タイトルマッチ 48キロ契約 5分2R>
○[王者]MIKU(クラブバーバリアン)
(2R 4分40秒 KO)※左ミドルキック
●[挑戦者]瀧本美咲(禅道会)
※MIKUが初防衛に成功。

<第10試合 65.8キロ契約 5分3R>
△DJ.taiki(フリー)
(3R判定 0-0)
△キム・ジョンマン(韓国/CME KOREA)

<第9試合 83.9キロ契約 5分3R>
○桜井隆多(R-BLOOD)
(1R 3分22秒 一本)※腕ひしぎ十字固め
●瓜田幸造(掣圏会館)

<第8試合 90.0キロ契約 5分2R>
○滑川康仁(Team M.A.D)
(1R 2分59秒 一本)※腕ひしぎ十字固め
●クラウジオ・シウバ(ブラジル/クラブバーバリアン)

<第7試合 70.3キロ契約 5分2R>
●Barbaro44(クラブバーバリアン)
(2R 2分34秒 TKO)※パンチ連打
○菊野克紀(ALLIANCE-SQUARE)

<第6試合 78.0キロ契約 5分2R>
○石川英司(GRABAKA)
(2R 0分55秒 TKO)※パウンド
●窪田幸生(坂口道場)

<第5試合 83.9キロ契約 5分2R>
○福田力(GRABAKA)
(2R判定 3-0)
●尾崎広紀(和術慧舟會東京本部)

<第4試合 70.3キロ契約 5分2R>
○松本晃市郎(今田道場)
(2R 1分32秒 TKO)※レフェリーストップ
●井上誠午(和術慧舟會GODS)

<第3試合 77.1キロ契約 5分2R>
●北崎鎮(禅道会)
(1R 3分04秒 一本)※チョークスリーパー
○九十九優作(和術慧舟會TIGER PLACE)

<第2試合 70.3キロ契約 5分2R>
△LUIZ(禅道会)
(2R判定 1-0)
△三浦忍(和術慧舟會TIGER PLACE)

<第1試合 無差別契約 5分2R>
○ハマー(ロシア/IMPACTロシア)○
(1R 3分08秒 一本)※アキレス腱固め
●イム・ジュンス(韓国/CMA KOREA)

<フューチャーファイト第3試合 70.3キロ契約 5分2R>
○佐藤宗幸(蒼天塾)
(2R 3分00秒 TKO)※バックマウントパンチ
●大杉ジャカレ優也(TEAM HODA)

<フューチャーファイト第2試合 78キロ契約 5分2R>
○高木健太(フリー)
(1R 1分22秒 TKO)※レフェリーストップ
●マコドラゴン(禅道会)

<フューチャーファイト第1試合 75キロ契約 5分2R>
○石井智大(NEX-SPORTS)
(1R 1分22秒 TKO)※レフェリーストップ
●堀鉄平(トライフォース柔術アカデミー)

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2008年08月18日 03:06に投稿されたエントリーのページです。

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