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リングの上より面白い!? ゲスト盛り沢山、リアルジャパンの観客席

 19日のリアルジャパンプロレス後楽園ホール大会には、今回も各方面からバラエティ豊かなゲスト陣が来場し、興行に花を添えた。

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密談中(?)のトルコレフェリーと真樹先生。魅惑の昭和ツーショット


 特別レフェリーのユセフ・トルコ、梶原一騎実弟・真樹日佐夫氏、日本人初のムエタイ王者・藤原敏男氏などの、佐山サトルファンにはおなじみのお歴々のほかに、この日は姫井由美子参院議員、「セッチー」こと和泉流宗家宗家会理事長・和泉節子さんも来場。休憩明けセレモニーで紹介されリングに上がると、ひときわ大きな歓声で迎えられた。

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姫井議員がリングインすると「佐山ぶっちゃえ!」の野次。爆笑に包まれた


 プロレス・格闘技界からのゲストも豪華。初代タイガーマスクの永遠の宿敵・“虎ハンター”小林邦昭、WBA世界ライト級王者・小堀佑介、そしてボビー・オロゴンも初代タイガーに花束を贈った。

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豪華な格闘4ショット

 セレモニーの最後にゲストと初代タイガーから、観客にサインボールのプレゼント。場内が沸きに沸いた。

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 また、リアルジャパン観戦のもう一つの楽しみといえば、他団体ではなかなかお目にかかれなくなった、観客のセンスのいい野次であろう。第2試合に登場の国籍不明・ケンドー・ナカザキに向かって
「ナカザキ〜! お前、どこから来たんだぁ〜!?」
とワザとらしさ全開の野次がホールに響き渡り、ここでこの日最初の爆笑がドッと沸き起こる。その野次に呼応するかのように(?)試合もスイング、会場の雰囲気もどんどん温まっていった。
 真樹氏がリングサイド最前列の立会人席にドッカと腰を下ろした第4試合では、
「長井〜! ライダ〜! お前ら真樹先生に失礼のない試合やれよ〜!」
の声とともに、長井がヒートアップ! 長井、本当に真樹先生が怖かったのだろうか?(笑)。

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この闘い、真樹先生のお眼鏡に適ったか!?


 ストロングスタイル有り、場外乱闘有り、反則裁定有りと、様々なファイトスタイルが混在し、そのリングを“違いのわかる客”たちの野次が、奇妙なアシストをする。この空気感、まさに昭和のプロレス会場そのものである。初代タイガーが提唱する「プロレス復権」のメッセージは、少なくともこの会場に足を運んだファンだけには、確実に届いているようである――。

 そしてセレモニーの挨拶でも試合後の会見でも、初代タイガー=佐山サトルから、今秋での新格闘技団体の旗揚げ宣言が飛び出した。「礼節を守った、礼儀正しい格闘技を作る」ということで、佐山流武道の完成形がいよいよ見られるのかもしれない。“永遠の格闘探求者”・佐山サトルの今後に、ますます目が離せないのである、押忍(敬礼)。

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饒舌に試合を振り返る初代タイガー

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2008年06月20日 12:13に投稿されたエントリーのページです。

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