初代タイガーマスク狭心症で4時間の大手術!6・11後楽園に臨む船木、5代目猛虎らが決意表明!

初代タイガーマスクの『狭心症(心臓病)』が発覚復帰の目処たたずも「早く治して元気な姿見せたい」

 28日、東京・興義館でリアルジャパンプロレスの平井丈雅代表が記者会見を行い、心臓を痛めて試合を欠場している初代タイガーマスクの病状を発表した。

 初代タイガーは3・20後楽園ホール大会での曙戦の後に心臓の痛みを訴え、安静に努めていたが、その後の状況は思わしくなく、ドラディションの5・11後楽園ホール大会を緊急欠場。数日間の精密検査の結果、5月21日に緊急入院し、翌日22日に手術を行った。

 検査の結果、心臓に繋がる冠動脈の1本が細くなっており、血流が詰まる状態となっていたため、心臓カテーテル手術(PCI経皮的冠動脈形成術)を行った。手術中にもう1本の動脈も細くなっていることがわかり、計2本の冠動脈をカテーテルで広げる手術を実施。4時間にわたる治療の末、無事に終了した。

 翌23日に再び精密検査を行い、術後の容体も安定。病院側からは1週間の入院を促されたが、初代タイガーは自宅での静養を希望し、自宅での絶対安静が条件で24日午後に退院した。今後は10種類以上の薬を飲みながら、1週間に最低1回のペースで精密検査を行い、術後の経過を見ていく予定だ。ただ、まだ痛みや動悸が残る状況で、当初は今回の会見にも出席する予定だったが、状態が思わしくなく大事を取って欠席となった。

 最終的に「狭心症」と診断されたが、原因は不明だという。ドラディションの後楽園大会を欠場した際には、曙戦でのボディプレスをキッカケにした心臓疾患と発表されたが、その後の調査で初代タイガー自身が子供の頃に心臓病を煩ったことも発覚。また、曙戦の前に激しいトレーニングを積み過ぎた(10分×10R等)ことも原因のひとつとして考えられるようだ。

 初代タイガーは「ご心配をおかけして、申し訳ありません。一刻も早く病気を治して、皆様の前に姿を出せるようにしたいです」と前向きな姿勢を見せているが、回復までにどのぐらいの時間がかかるか目処がたっておらず、復帰できるかどうかも現時点は不明。10周年記念となる6・11後楽園ホール大会にも来場を希望しているが、検査の状況次第で実現するかどうかは未定だ。

 「いつもより力のない声ではあるけれど、早く治して元気な姿を見せたいと言っている。精神的には早く治すという強い気持ちは感じている」と平井代表。一日も早い回復が待たれるところだ。

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リアルジャパンプロレス6・11後楽園ホール大会全対戦カード決定
初代タイガーマスク不在の緊急事態に“愛弟子”スーパー・タイガーが覚悟の出陣
タカ・クノウとのタッグで船木誠勝&5代目タイガーマスクと激突

 28日、東京・興義館でリアルジャパンプロレスの平井丈雅代表が記者会見を行い、10周年記念興行となる『初代タイガーマスク黄金伝説~LEGEND OF THE GOLD~』6・11後楽園ホール大会の全対戦カードを発表。初代タイガーマスク欠場という緊急事態の中、メインイベントとしてスーパー・タイガー&タカ・クノウvs船木誠勝&5代目タイガーマスクの一戦が決定した。

スーパー・タイガー「この試合は運命の導き」

 この日、欠場中の初代タイガーが狭心症であることが発表に。復帰の目処はまったく立っておらず、非常事態を迎えた中、メインイベントでは『初代タイガーマスク 佐山サトルプロデュース試合』として、初代タイガーの愛弟子であるスーパー・タイガーがタカ・クノウとタッグを結成し、船木誠勝&5代目タイガーマスク組と対戦することになった。クノウを除く3人は記者会見に出席し、現在の心境を語った。

 「常に『いつ何時何があるかわからない』という気持ちがあった」というS・タイガーは、今回の対戦カードを「10周年記念興行であることの重みは僕自身感じています。そういった覚悟の中で、船木誠勝選手、5代目タイガーマスク選手と戦うことは自分にとって運命の導きなのかな」と“運命”と表現した。昨年の7月大会で初代タイガーが負傷により緊急欠場した際にはダブルヘッダーも経験しており、いざという時の覚悟もできている。自分がやらなければという責任感も強い。

 タッグを組むのは、関節技の名人タカ・クノウ。両者は2013年の12月大会でレジェンド王座を懸けて対戦し、名勝負を繰り広げている。書面にてコメントを発表したクノウは「私としては、この試合に勝利し、今回タッグ・パートナーでありますスーパー・タイガー選手との対戦も視野に入れたいと思います」と再戦を熱望しており、S・タイガーにとってはパートナーとの戦いという側面も持つことになりそうだ。

船木誠勝「佐山さんが戻ってくる場所を守りたい」

 対するは船木&5代目タイガーの強力タッグだ。5代目タイガーはリアルジャパン初参戦。2010年の7月18日に後楽園ホールで開催された『KICK GUTS 2010梶原一騎24回忌追悼記念・第13回梶原一騎杯』でプロレスデビュー(対戦カードは初代タイガー&5代目タイガーvs長井満也&嵐)し、その後、全日本プロレスマットなどで3試合を経験。試合出場は4年ぶりとなる。

 船木は10年前のリアルジャパン旗揚げ会見に出席しており、映画『新説タイガーマスク』ではタイガーマスク役を演じた経験もある。「ちょうど10年前、旗揚げの時はまだ自分は復帰してなかったんですけど、その旗揚げ会見に出たということで、あれから10年経ったんだなあと」と感慨深げに語ると、「今回の試合に出る4人で佐山さんの穴を埋めて、また戻ってこれるように準備したいなと思います。佐山さんが戻ってくる場所を守りたいという気持ちで試合をします」と力強く宣言した。

 正体不明ながら船木に「自分の後輩」と紹介された5代目タイガーも、初代タイガーへの思いは強い。「今回の佐山さんの様態のことで、おそらく各プロレスラーは心が動いたかと思います。今回の出場に対しても自分は心が動いて、オファーを頂き、出場を決意しました」と経緯を説明し、虎戦士としての覚悟を垣間見せた。

 強敵を相手に迎えるS・タイガーに求められるのは、試合に勝つだけでなく、初代タイガー不在のリングで“ストロングスタイル”を体現すること。「初代タイガーマスクの思い、そしてリアルジャパンの未来を背負う上で、僕はしっかり覚悟を持って戦っていきたいと思います」と当然本人もそのつもりだ。「僕自身がプロレス界に何を残せるのか。現状のプロレスがどう変わっていけるのか。そういった思いを込めて、タカ・クノウと組んで、この2人を相手に、リングの中で“戦い”を見せていければと思います」と熱い思いを吐露した。

元DEEPウェルター級王者・長谷川秀彦のプロレスデビューが決定

 その他、「藤波辰爾&LEONAvsアレクサンダー大塚&関本大介」、「大仁田厚&矢口壹琅vsグレート・タイガー&小笠原和彦」、「ウルティモ・ドラゴン&長谷川秀彦vs折原昌夫&ブラック・タイガー」、「10人参加バトルロイヤル」が行われることが決定した。

 注目は総合格闘技出身で元DEEPウェルター級王者である長谷川のプロレスデビュー戦だ。長谷川は2013年12月に総合格闘技を引退。その後、桜木裕司、タカ・クノウらとともにトレーニングを続けていたが、「昔から一緒にやっていたメンバーが頑張っているのを見ると、また何か自分の中で燃えるものがあって」プロレスデビューを決意したという。デビュー戦からいきなり難敵が相手となるが、「総合格闘技時代から自分の売りはサンボなんで。サンボの関節技でしっかり勝ちたいと思います」と一本勝ちを予告した。

 また、3・20後楽園大会で勃発した大仁田とグレート・タイガーの因縁に割って入る形となる小笠原も会見に同席し、「大仁田軍団の選手たちはみんな対戦経験がある人間たちで、一通り全員倒しています。ぜひ彼ら全員を掃除してやろうと思っています」と必勝を誓っていた。

 大会当日に初代タイガーが来場できるかどうかは未定だが、旗揚げ10周年のセレモニー開催を予定している。

■ 初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
10周年記念興行『初代タイガーマスク黄金伝説~LEGEND OF THE GOLD』
日時:2015年6月11日(木) 開場:17:30 開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール

<メインイベント 初代タイガーマスク 佐山サトルプロデュース試合 タッグマッチ 60分1本勝負>
スーパー・タイガー、タカ・クノウ(チーム太田章)
vs.
船木誠勝(WRESTLE-1)、5代目タイガーマスク(不明)

<セミファイナル タッグマッチ 60分1本勝負>
藤波辰爾(ドラディション)、LEONA(ドラディション)
vs.
アレクサンダー大塚(AODC)、関本大介(大日本プロレス)

<第3試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
大仁田厚(大仁田軍団)、矢口壹琅(大仁田軍団)
vs.
グレート・タイガー(国籍不明)、小笠原和彦(PRO-KARATE 押忍闘夢)

<第2試合 タッグマッチ 30分1本勝負>
ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)、長谷川秀彦(初参戦)
vs.
折原昌夫(メビウス)、ブラック・タイガー(国籍不明)

<第1試合 バトルロイヤル(10名)>
スーパー・ライダー(リアルジャパン)、間下隼人(リアルジャパン)、グラン浜田(フリー)、百田光雄(リキエンタープライズ)、力(リキエンタープライズ)、若翔洋(Yamaishi Pictures)、ベアー福田(SECRET BASE)柴田正人(U-FILE CAMP)、那須晃太郎(U-FILE CAMP)、タケシマケンヂ(スポルティーバ・エンターテイメント)

■席種・料金:VIP席(特典付):12,000円/RS席:8.000円 /A席:6.000円/
B席:5.000円/トライアルシート:3,000円
※「トライアルシート」は、初めてリアルジャパンプロレスを観戦される方対象の限定席。
■主 催 :有限会社リアルジャパン、リアルジャパンプロレス、掣圏真陰流本部 興義館
■お問合せ :リアルジャパンユーレカ事務局 03(3833)3662

■協 賛 :マロニエ整骨院、株式会社オーシーエス、ラーメン紫龍、かまだ家、        ㈱トータルリフォームサービス、他。
■協 力 :タイガーマスクリターンズプロジェクト、株式会社オフィス・アイ、新間事務所、勇気と絆の会、アオバ企画株式会社、エンドウジム、ゴトウカイロプラクティック院、チェアウォーカー快適情報誌WaWaWa、e+(イープラス)、スーパータイガージム 他

■チケット発売:発売中。

■チケット販売:
★e+(イープラス) :http://eplus.jp/tiger/(パソコン&携帯)
※特製カラーチケット仕様(配送の場合)ファミリーマート各店 店内Famiポート

★チケットぴあ   :0570-02-9999(Pコード:829-150)、チケットぴあのお店及び、
セブンイレブン各店、サークルK・サンクス各店、http://pia.jp/t   
★ローソンチケット :0570-084-003(Lコード:32286)、ローソン各店、http://l-tike.com/
★CNプレイガイド : 0570-08-9999、http://www.cnplayguide.com/(パソコン&携帯)
★後楽園ホール:03-5800-9999、★プロレス・マスク・ワールド:03-6261-1988、
★リアルジャパンオフィシャルショップ http://rjpw-shop.ocnk.net/ 
★闘魂ショップ水道橋店:03-3511-9901、★チケット&トラベル T-1:03-5275-2778、
★バトルロイヤル:03-3556-3223、★チャンピオン:03-3221-6237、
★書泉グランデ:03-3295-0017、★エンドウジム:03-3633-8068、ほか

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