快挙!WWEネットワーク130万件突破~RAW暴走ブロック・レスナー無期限出場停止処分

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 2015年3月30日、ビンス・マクマホン会長がWWEネットワークが130万件突破した事を発表した。1月末で100万件突破だったので、異例のスピードで入会者が増えている。今後も世界中にWWEネットワークを展開していく計画も発表した。

 勿論、「レッスルマニア31」が開催されたのも大きな理由だが、他に、WWEネットワークでしか見れないサプライズも大きいだろう。実際に2015年3月30日放送のRAWでは、最後にスティングがリングに登場し、インタビューとパフォーマンスを行なったが、この模様はUSAネットワークでは放送されず、WWEネットワークだけで放送された。しかも、WWE公式ツイッターが、今から、WWEネットワークだけでスティングが登場すると宣伝ツイートまでしている。

 番組の模様は、インタビュアーのレニー・ヤングの紹介で、スティングがリングに現れると、会場から大きな「サンキュー・スティング(WWEに出てくれて、レッスルマニアに出てくれてありがとう)」チャント。スティングはファンに感謝を述べた。そして、今後について質問されると、会場からは、「アンダーテイカー(夢であるスティング対テイカーが見たい)」チャント。これに対し、スティングは、未来はわからないとしながらも、もしWWEがオファーするなら、自分は受ける用意がある事を語り、歓声を受けていた。(※2016年の「レッスルマニア32」の目玉にと計画されているが、テイカーの健康問題が一番の懸念材料になるだろう)

 ところが、ここに、何故かボー・ダラスが乱入。自分も子供の頃からスティングに心酔し、真似てペイントしていた事も語りながら、それでもWWEでスティングが成功するには、ボー信者になるべきだと訳のわからない事をアピールしたのだ。当然、スティングは、ダラスを捕まえて、必殺のスコーピオン・デスドロップ!ダラスはブザマに失神してぴくぴくと痙攣。スティングが邪魔者ダラスを成敗して、番組は終了した。

 RAWでは、以前から番組収録終了後に、テレビ放送されない試合やスキット(寸劇)をやっている。テレビ番組として放送するRAWは続きものなので、週によっては最後、悪役が勝利し、善玉が屈辱的な状態のまま終わる事は多い。それでもテレビ視聴者は、来週、続きを見るので、それでいいのだが、実際に会場で観戦してくれた観客が、善玉がやられて後味悪いまま帰宅させるのは忍びないのもあり、番組収録後、善玉が復活し、悪役を懲らしめる試合やスキットを行なうサービスを行なう事もあるのだ。
 しかし、今回のスティングのインタビュー(※レッスルマニア31前にも、同じ様にWWEネットワークのみで放送するスティングのインタビューがあった)、スキットは、USAネットワーク視聴者に見せても、問題ないというか、むしろ称賛されるべきものだが、敢えてWWEネットワークのみで放送しますと盛んに宣伝しているので、戦略的な意味合いも強いのだろう。

RAW暴走ブロック・レスナー無期限出場停止処分
 また、この現地時間月曜3月30日夜放送のRAWでは、シェーマスが復帰、IC王者ダニエル・ブライアンを襲いヒールターン。ブロック・レスナーも番組に登場し、セス・ローリンズにリマッチを要求するがローリンズは逃げ出し、レスナーは怒り狂って大暴れ。実況のマイケル・コールまでF5でぶちかまして暴走。ステファニー・マクマホンに「無期限出場停止」を宣告されていた。
 もちろん、これは週刊マット界舞台裏に記載の通り、part-time日程契約を交わしたレスナーが長期休暇に入るため。恐らくは『サマースラム』前までは出てこない。一方、漁夫の利で新王者となったセス・ロリンズには、『レッスルマニア』では究極のタイミングでカーブストンプへと飛んだところにRKOをお見舞いするという、絵的にもの凄いインパクトのフィニッシュで試合に勝利しているランディ・オートンも黙ってはいない。ポスト『レッスルマニア』のストーリー展開が回り出した。

■ WWE RAW 
日時:2015年3月30日(放送日)
場所:アメリカ・カリフォルニア州サンノゼ

<6人タッグマッチ>
○ランディ・オートン、ライバック、ローマン・レインズ
 ピンフォール
●セス・ローリンズ、ケイン、ビッグ・ショー

<シングルマッチ>
○ルセフ
 アコレード
●ゴールダスト

<6人タッグマッチ>
○AJリー、ペイジ、ナオミ
 ピンフォール
●ナタリア、ベラ・ツインズ

<US王座タイトルマッチ>
○ジョン・シナ(王者)
 ピンフォール
●ディーン・アンブローズ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ネヴィル
 ピンフォール
●カーティス・アクセル

<シングルマッチ>
○ダミアン・ミズドウ
 ピンフォール
●スターダスト

<WWE世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
-セス・ローリンズ(王者)
 ノーコンテンスト※ローリンズ逃亡
-ブロック・レスナー(挑戦者)

<IC王座タイトルマッチ>
○ダニエル・ブライアン(王者)
 ピンフォール
●ドルフ・ジグラー(挑戦者)

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