猪木IGF青木真也/DEEP/前田日明/1・4新日/BLADE小宮山工介/Krush大月晴明/ワラビー~マット界舞台裏1月15日号160P

 巻頭は年末年始総括と徹底検証から。1・4東京ドーム評にせよ、オモテの媒体にはないプロレスリング・ノアの裏ネタまで活字にされており、タダシ☆タナカ記者が絶賛するところはきっちり評価した上で、様々な角度から問題点に斬り込んでいる。

マット界舞台裏01月15日号猪木青木真也DEEP前田日明1.4新日BLADEワラビーKrush年末年始

 大みそか、猪木祭りを受けて緊急座談会が行われた。完全に予定調和で別にインサイダーでなくても事前に結果どころか試合内容(時間とフィニッシュ)すら予想出来てしまい、かつ、本当にそのまま無事にやった新日本プロレス東京ドーム大会と違い、ある意味で猪木祭りは一寸先は闇のハプニング連続だった。
 しかし、この結果が団体にとって良かったのかというとそうではあるまい。こうした行き当たりばったり体質は、団体運営の根幹に問題点があったのだ。IGFという団体で、猪木、フロント幹部、そして選手達が一体、どう動いているのかをインサイダーならではの情報から、次々に暴露。試合レポートを見ただけでは、絶対にわからないエピソードの数々がすべて明かされた新年一発目の最強座談会を見逃すな!

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 谷川貞治氏の連載『プチ格闘技通信』もまた、年末年始総括だ。我らが谷川氏が徹底的にインサイダー解説をしたのだから、格闘技ファンにはたまらないお年玉になっただろう。そんな中でも、やはり注目されたのは、IGFの石井慧と青木真也の問題だ。なぜ、石井はスターになれないのか?アンディ・フグになれないのか? そして、物議を醸し出した極悪人・青木についても赤裸々に語った。
 更に、大晦日に行われた前田日明のトークショーでも、とんでもない秘密が! どうやら今年の日本格闘技界も谷川氏を中心に回っていく事になりそうだ。

150109wb079blade11回戦SHIGERU郷州力の激闘!RISE裕樹Bigbang谷山俊樹の白熱!ベラトール代表スコット・コーカーまで収録
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 キックボクシングに無類の強さを発揮する『マット界舞台裏』だけに、当然、BLADE旗揚げ大会は驚愕のボリュームで徹底特集している。あの、20世紀最後の暴君であるピーター・アーツも駆けつけて盛り上がった大会を完全網羅。目玉であるBLADE FC JAPAN CUP -61kgトーナメントやアーツが引連れてきた欧州勢、ザビット・サメドフ、サモ・ぺティが日本のエース格の選手に勝利して盛り上がったイベントの全容を振り返る。

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 アントニオ猪木に心酔する斉藤雅治記者が、魂を込めて報じたのは、大晦日の猪木祭りだ。メインでは、下り坂の予想を覆したミルコ・クロコップが強さを見せ、石井聡をKO! エメリヤエンコ・ヒョードルやヴァンダレイ・シウバに祝福されるという夢の様な展開を見せた。更に150キロの怪物クリス・バーネットや、未知の強豪、ジャスティン・ウィリスの豪快なKO勝利などヘビー級ならではの迫力満点の試合。こうしたはちゃめちゃなMMAの試合を見せる事が出来るのは、日本国内ではIGFしかないだろう。
 なんと言っても真打メインは、アントニオ猪木劇場だ! パラオにいると見せかけて、会場に現れた猪木に会場のボルステージが上がる一方。この漫画チックな最高の大会を、2014年12月29日に行われた猪木酒場での会見から全てを異常な熱意で網羅した。まさに、猪木ボンバイエなドキュメントだ。

150109wb079DeepIshiwatari150109wb079DeepShinashi公約通り「ぶっ殺す」鉄槌を大塚隆史に打ち込んだ石渡伸太郎(上)、パウンド特訓で変貌したしなしさとこの拳
 大晦日は猪木祭りとDEEPが重なったが、格闘技マニアは『DEEP DREAM IMPACT 2014』に足を運んだ者が多かったのではないだろうか? この大会をド迫力の写真で振り返ったレポートも掲載した。パンクラス対DEEPの対抗戦など盛り上がった熱戦の数々。ただ、あまりに長時間興行だった事が大きな問題点だった事は述べるまでもない。

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 もちろん、日本のプロレス界の初詣と言われる「イッテンヨン」こと1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会の現場レポートも収録だ。その試合内容は国内外で高く評価され、また北米に合わせた4時間ピッタリ興行も絶賛されている。あまりに予定調和過ぎて波乱がなかったという声もあるものの、やはり日本のプロレス界をリードしていくのは新日本プロレスに決まりだと言える最重要な大会を振り返った。

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 プロレス専門家の間では、年末年始の興行で最高だったと評判の矢野啓太ことKEITA in THE HOUSEが主催の興行、プロフェッショナルレスリング・ワラビーも徹底レポート。矢野啓太は様々な奇想天外なアイデアで数々の私的ビッグショーを開催。その奇抜で華麗な行動、言動から“鬼才”との呼び声が高く、カリスマ的人気を博しているが、その集大成となった今大会はどうだったのか? 執念の執拗さでどインディーなケルベロス道場大会を報道している。

 あの新日本プロレス、イッテンヨン東京ドーム大会と同時刻に、後楽園ホールで『KRUSH.50』が開催されていたのはご存じだろうか? このキック大会まで網羅している。担当した記者は、ご存じ、WOWOW・UFC実況でおなじみの稲垣收記者だ。大月晴明の祝勝会潜入記を加えた格闘技の専門家が見た大会レポートは必見だ。

※サーバーの不調により、発売したくとも予定の金曜にできなかったこと深くお詫び申し上げます。

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