波動拳から片翼の天使炸裂!　ケニーオメガのミックスドマッチ配信開始

　ホワイトデーの3月14日、話題の『プロレス総選挙』でホーガン、アンドレをしのぐ15位にランクインしたケニー・オメガの、2013年11・4、大阪での対浜田文子戦がWAVEの動画配信サイト『WAVENETWORK』で公開された。

　配信内容は、CSの『Ｖ☆パラダイス　プロレスリングWAVE』で放送されたものとは違い、実況、解説はなく、2人の気合いやかけ声、セコンドの激励や場内の歓声など、臨場感が伝わる会場の音声のみで、ゴングからフィニッシュまでをノーカットで堪能できる。

　試合の方は、DDT所属選手と女子プロレスラーによるミックスドマッチと言えば『受難シリーズ』がお馴染みだが、そこはケニーオメガと比べて実力、体力共に決して見劣りしない浜田文子との対戦という事で白熱した好勝負が繰り広げられる。
　回転蹴りを容赦なく側頭部にお見舞いしてくる浜田に対し、胸元へ躊躇無くチョップを叩き込み、ノーモーションのドラゴンスープレックスで投げ捨てて、顔面へのニーを繰り出しても決して怪我をさせないケニーの妥協なき姿勢と確かな技術はまさに同僚も認める超一流のレスラーの証。

　無論、堅そうなリングでそれらを受けきる浜田の凄みも圧巻だ。
　カウント2.9の攻防を繰り返し、飽きることなく19分弱がアッという間に過ぎ去る。　
　ミックスドマッチと言えば『天龍ー神取』戦が真っ先に思い浮かぶプロレス者も多いと思うが、プロレスの試合としては内容的に遙かに凌駕していると言える。