今週の「マット界舞台裏」は、8月にビッグマッチを行う新日プロとIGFが抱える問題点に迫る!

110728hyoushi.jpg 早いもので1週間後はもう8月だ。8月は夏休み真っ只中ということもあって、プロレス界でも毎年ビッグマッチが多い年。
 その中でもまずハズレないと言われているのが、新日本プロレスの夏本番『G1クライマックス』シリーズだ。とくに近年の新日プロの勢いは本物との印象を一般ファンに与えることに成功、今年も専門家目線では好カードがズラリと並んだ。出来ることなら全大会観戦したいと思っているファンもいるだろう。
 新日プロサイドも『G1』というブランドに相当な自信を持っているようで、今年はなかなか強気の興行戦略を立ててきた。
 ブシロードの後援もあり集客面でも自信があるのだろうが、今週の『マット界舞台裏』では、かつて新日プロの営業部で手腕を振るっていた某氏に、今年の『G1』の日程とカードを見て興行戦略としてどうなのかという話を聞いている。
 すると、その元営業マンからは「ほとんど勝算のない興行戦略であり、コケる大会が続出する危険性がある」という思わぬ発言が飛び出した!
 なぜ新日プロが今年の『G1』で両国国技館が最終戦の1回のみで、代々木第2に進出したのか、その辺にポイントがあるようだ・・・
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 さらに今年は8月27日に日本武道館ではメジャー3団体のオールスター戦『ALL TOGETHER』、両国国技館ではKONAMI、FieLDS、HEIWAの後援があるIGFもチャリティー興行を開催する。
 このところアントニオ猪木の“攻勢”が続いているが、それだけにFEGがK-1再建にもたついている間に、猪木(IGF)が格闘技市場を乗っ取る気なのでは? なんてウワサも飛び交っている。
 確かにジェロム・レ・バンナ、レイ・セフォーに続き、8・27両国大会にはピーター・アーツを参戦させるなんていう話もあり、表向きはあながちあり得ない話ではなさそうだ。
 ところが、今週の『マット界舞台裏』では、IGFの内情に詳しい関係者からそれを実行に移すには、“大きなネック”があるという証言を得ている。
 いまプロレス界で勢いに乗っていると思われる新日プロとIGFだが、今週の『マット界舞台裏』を読んでいただければ、実はどちらも順風満帆というわけではなく、常に綱渡り状態だということが分かっていただけるはずだ。
 今号はほかにも、格闘技の核心情報やアメプロ分析まで、通常のネット検索では拾えない取材の成果が凝縮されている。
週刊マット界舞台裏’11年7月28日号心配G1劇的WWE懸念DDT妖艶WWS