大和哲也が敵地でWMC(World Muay Thai Council) インターコンチネンタルのチャンピオンに!

 サムライがアウェーの異国の乗り込んで、見事ベルトを巻いて生還した。
 現地時間7月18日、米国ロスアンゼルス市郊外アナハイム市のコンベンション・センターで行われ『2009年 アルティメット・ウォリアーズ』大会にてWMC・ライト級インターコンチネンタルのタイトル戦に臨んだNJKFライト級チャンピオンの大和哲也選手(大和ジム)は、文句なしのKO勝利を収めている。
 対戦相手は米国で活躍中の在米タイ人で、過去ルンピニ・ラジャの両スタジアムでのチャンピオン及び年間MVPを2度獲得し、ムエタイのレジェンドと呼ばれるゲンサック・ソー・プランジット選手だ。
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 1Rはローから攻める大和に対し、ゲンサックは早い左ミドルを返し大和を近づけない。
 2R大和のローに対し、ゲンサックはミドルと変則的なパンチを繰り出す。
 3R大和のローが効き始め、ゲンサックはサウスポーへスィッチ、その時点でまだポイントはどちらとも言えない。
 試合が動きだしたのは4R。ややスタミナの切れたゲンサックがロープを背負うことが多くなり、対する大和の手数が増え、時おりパンチも当たり始める。
 向かえた最終5R。中盤大和の左フックでゲンサックが尻もちをつくが、レフェリーはスリップの判定。残り30秒大和の攻撃が続き、右アッパーが当たりふらつきながら後退するゲンサックに対し、ショートの左フックでガードが上がったところに左ボディーを打ち込み、ゲンサックは立ち上がれず2分59秒でのKO勝利。WMC・ライト級インターコンチネンタルのタイトルを獲得した。
 大和選手は「今回は初の短期戦、初海外、初世界戦、初飛行機、初英会話という全て初づくしの遠征といった中でしっかりKOすることが出来、世界のベルトをしかもアウェーで取れたことは自分にとって凄くプラスになると思う」。
 「今後も更なる飛躍が出来るように頑張りますので、応援よろしくお願い致します。まずはWBCムエタイルール・トーナメントでのベルトを目指します」と、喜びを爆発させていた。
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