6月20日放送の『Lucha Libre AAA on FOX』は試合数こそ少なかったものの、AAAの今後を大きく左右する衝撃的な展開が待っていた。
メインイベントではAAA世界クルーザー級王座戦3WAYマッチが行われ、王者レイ・フェニックスがラレド・キッド、リンセ・ドラドの挑戦を退けて王座防衛に成功。3人による高速空中戦が展開され、短時間ながらAAAらしい華やかなタイトルマッチとなった。
また、エル・イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr.&ミニ・ビキンゴ組は、エル・イホ・デル・ビキンゴ&オモス組から勝利。巨漢オモスを相手にスピードと連携で翻弄し、会場を沸かせた。
しかし、この日の最大の話題は試合後だった。マスク戦勝利後初めてテレビに登場したエル・グランデ・アメリカーノがファンの大歓声を受けながらリングに立ち、ドミニク・ミステリオへの挑戦をアピール。しかし祝福ムードは長く続かなかった。


カーメン・ペトロビッチの乱入をきっかけに場内は騒然。その直後、フードを被った集団がリングへ雪崩れ込み、エル・グランデ・アメリカーノを4対1で襲撃した。正体を現したのはブロンコ・ニーマ、エンジェル、ベルト、そしてダガ。彼らはTシャツを脱ぎ捨て、そこに現れたのはメキシコマット界の伝説的ヒール軍団「ロス・ペロス・デル・マル」のロゴだった。
2004年に故ペロ・アグアヨJr.が率いて誕生したロス・ペロス・デル・マルは、AAAでも一時代を築いた人気ユニット。過激さとカリスマ性を武器に数々の名抗争を生み出してきた。その伝説の軍団が2026年、新たなメンバー構成で復活を果たしたのである。
フェニックスの王座防衛よりも、エル・グランデ・アメリカーノの復活よりも、番組終了後にファンが最も語ったのはこの衝撃的な帰還だった。AAAは今、新たな抗争時代へ突入しようとしている。
■ Lucha Libre AAA: Noche de los Grandes Week 2
日時:6月20日(土)
会場:メキシコ合衆国メリダ
<メインイベント AAA世界クルーザー級選手権試合 3WAYマッチ>
[王者]○レイ・フェニックス
3分42秒 体固め
ラレド・キッド
●リンセ・ドラド
※王者が防衛に成功
<第1試合 タッグマッチ>
イホ・デル・ドクトル・ワグナーJr. ○ミニ・ビキンゴ
3分56秒 体固め
●イホ・デル・ヴィギンゴ オモス
※ワグナーJr.がフォール勝ち