[週刊ファイト05月07日]期間 [ファイトクラブ]公開中
▼絶対に他紙が書けない裏バッサリ斬る!スターダム記録更新8,015人
Photo: かみのめ軍曹 by 甘井公平 編集部編
・横浜アリーナ当日はこうだった叩き売りセール なつぽいグッズ山積み
・玖麗さやか「腕立て伏せのできない浪人生」が2年4ヶ月最高峰戴冠!
・顔とドレスにスプレーをかけられたシンデレラ羽南、ようやく白戴冠
・なつぽい負-次の赤挑戦者はぁ? 「伊藤ちゃ~ん!」舵切った岡田社長
・実は仲良し上昇志向! 安納サオリと組んで、乗ったフワちゃん大金星
・「早よ掛けんかい!」ナガタロック2不発? 棚橋社長・石井智宏苦笑い
・HANAKO覚醒 裏メインECWばり血みどろハードコア!D・Girls誕生!
・「混ぜるな危険?」フワちゃん相変わらずVIP扱いの舞台裏と事件勃発
・長いよ! 港横浜の日は暮れて、雑踏を満員に埋めたのは「東方神起」
いまさら余計な試合経過やおざなりの感想文レポートは書くまい。もうみなさんご存じでしょう? 週刊ファイトでしか絶対に読めない、当日の裏側をレポートします!
■ ミツカン フルーティスpresents ALL STAR GRAND QUEENDOM2026
日時:2026年 4月26日(日)
会場:横浜アリーナ
観衆:8,015人 満員(主催者発表)
<第9試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者]○玖麗さやか
27分5秒 ファイアーバードスプラッシュ⇒片エビ固め
[王者]●上谷沙弥
※上谷が10度目の防衛に失敗。玖麗が第21代王者
<第8試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者]○羽南
18分7秒 リストクラッチ式バックドロップ・ホールド
[王者]●小波
※小波が5度目の防衛に失敗。羽南が第26代王者
<第7試合 ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者組]AZM ○天咲光由
23分19秒 天聖⇒片エビ固め
[王者組]●刀羅ナツコ 琉悪夏
※BMI2000が6度目の防衛に失敗、02lineが第37代王者組
<第6試合 IWGP女子選手権試合 60分1本勝負>
[王者]○朱里
17分19秒 グラウンド式朱雀
[挑戦者]●メーガン・ベイン
※第6代王者が3度目の防衛に成功
<鹿島沙希引退セレモニー 石井智宏サプライズ登場>
<第5試合 スペシャルハードコアタッグマッチ 30分1本勝負>
○鈴季すず 山下りな
19分41秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド・オン・ザ・チェア
舞華 ●HANAKO
<第4試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○フワちゃん
16分56秒 直伝=葉・月ストラル
●安納サオリ
<第3試合 フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負>
[王者]○八神蘭奈
8分11秒 多恵ROCK
[挑戦者]●儛島エマ
※第14代王者が3度目の防衛に成功
<第2試合 ガントレットタッグマッチ 各15分1本勝負>
①スターライト・キッド ○星来芽依(1分25秒 流れ星)月山和香 梨杏●
②○スターライト・キッド 星来芽依(3分20秒 エビ固め)吏南 稲葉あずさ●
③壮麗亜美 ○妃南(4分52秒 マッドスプラッシュ⇒片エビ固め)スターライト・キッド 星来芽依●
④○飯田沙耶 ビー・プレストリー(3分34秒 ラリアット⇒片エビ固め)壮麗亜美 妃南●
⑤○葉月&コグマ(3分35秒 葉・月ストラル)飯田沙耶● ビー・プレストリー
※葉月&コグマが勝利
<第1試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○伊藤麻希
10分14秒 伊藤クラッチ
●なつぽい
<第0試合1 15分1本勝負>
○さくらあや(10分12秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド)古沢稀杏●
<第0試合2 15分1本勝負>
○浜辺纏 虎龍清花(6分6秒 腕ひしぎ十字固め)鉄アキラ 金屋あんね●
<第0試合3 ハイスピード6wayバトル 15分1本勝負>
○ジーナ(6分55秒 サンダーロール)水森由菜●
※他の選手はタバタ、向後桃、レディ・C、稲葉ともか
横浜アリーナ当日はこうだった叩き売りセール なつぽいグッズ山積み
「来年は1万人超えに挑みたい」
結果として「中野たむ引退試合」となった昨年の横浜アリーナ興行が7,503人の実数発表。コロナ対策仕様のごとく全席を1席ずつ間を空けたからであるが、この時岡田社長による大会総括の弁がこれであった。
今回はセットバックの長さ、深さ、花道の長さ見ると明らかに昨年より狭く短く、席を増やしていることがわかる。
当日はファンクラブ先行入場が13:15、13:30から一般入場、14:00から第ゼロ試合が3つあったが、サインのお渡し会やら限定品販売やらで、なかなか席が埋まらない。これもスターダムらしい光景。
また、横アリ恒例となった「グッズのバーゲンセール」が開催されており、数年前の大会Tシャツやタオルが1枚1,000円、2枚で1,500円の叩き売りだ。倉庫に眠らせても税金がかかる、ブランドイメージを守るため捨てるくらいなら企業として正解だ。OUTLET店舗など持たないのだから。
解散したユニット(大江戸隊やEneXusV)のグッズ、そして何より目を引いたのは、なんと人気レスラー「なつぽい」選手のグッズが山積みされていたことである。
なつぽいは、ご存じ新日本の鷹木信悟選手と昨年結婚を発表。「結婚してグッズが売れなくなった」と聞いてはいたが、ここまでとは ….正直、絶句した。女子プロファンは推しのレスラーと結婚したい・出来るとでも思っているのだろうか?
そして興業終了後まで、なつぽいグッズは残っていた。

15:00過ぎに、ようやく席が埋まり始めたが休憩時間に確認すると、見たところは満員発表でも問題なしの絵になった。
1席ずつ間を開けていないことに加え、いわゆる「3階席」には限られた区画にしか客を入れず黒い布シートで覆い、2階スタンドの各コーナー席や見えにくい席は全てつぶしてここもきれいに黒い布シートで覆ってある。これは照明効果も含め非常に重要なポイントであり、セッティングには時間がかかるが最近雑な新日本も見習うべきであろう。
私は常に様々な場所を徘徊しファンや関係者の声を聞くが、弁当を食べていたアルバイト君は「去年と違って朝が早くてキツかったっすー」とのこと。

玖麗さやか「腕立て伏せのできない浪人生」が2年4ヶ月最高峰戴冠!
<第9試合 ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者]○玖麗さやか
27分5秒 ファイアーバード・スプラッシュ⇒片エビ固め
[王者]●上谷沙弥
※上谷が10度目の防衛に失敗。玖麗が第21代王者


玖麗さやかは中野たむの「白い槍」を持って登場。上谷はいつもの黒い槍だが、今日はアイマスクがなく、ヒールメイクも黒ぴえんはかなり控え目で、コスチュームも真っ黒ではなく赤をちりばめている。ちなみに「白い槍」は現在、秋葉原で行われている中野たむのアーカイブ催事で展示されていたものだ。
デビュー2年4ヶ月で団体最高峰のベルトに挑戦するのは、ブシロード体制下以後、現マリーゴールドの林詩美(2年3か月)に次ぐ快挙。
スポーツ経験皆無で身長160㎝の玖麗に対し、王者上谷は実身長172㎝。幼少期からのダンス経験を活かしAVEX系アーティストのバックダンサーを務めていた時期もある。
また、最短挑戦記録者(そしてベルト奪取)林下詩美も、身長168㎝の柔道有段者。
体幹や体の切れ、スタミナ以前にもう「運動能力」がまったくのレベル違いなのだ。
入場時からガウンや小道具で「中野たむ」を意識していた玖麗。バイオレットシューティングを何度も試みるも、試合ペースはあくまで上谷。試合を作る上谷も意図的に玖麗を場外に落として休ませるなど懸命だ。
そう、本戦ではここまで予期せぬサプライズでコズミックエンジェルズの「なつぽい」、「安納サオリ」が負けている。そしてこのメインのタイトルマッチ、勝敗には「コズエンの解散」が懸かっているのだ。大人のファンなら「上谷が勝っても次につながらない、新しい展開がない」=「玖麗の勝利」を簡単に予想できるわけだが、問題は「説得力のある勝ち方ができるかどうか?」の1点である。

中途半端なエンディングでは8,000人超えの観客はリピータになってくれない。そして玖麗は見事、その期待に応えて見せた。飛び技と言えば、たまに見せるへたくそなフォームの場外ボディーアタックしかなかった玖麗が、コーナーポストに上る。これだけで場内も取材席もどよめいた。仰向けの上谷は慌てて自ら位置を修正し、体を一直線にして目で合図。そしてなんと玖麗が「ファイヤーバード・スプラッシュ」だ!
予期せぬ見事なエンディングに会場は大盛り上がりの玖麗コール、泣き虫な新王者誕生を受け入れた。
動画を見返すと、この「ファイヤーバード・スプラッシュ」、オリジナルのハヤブサや上谷が使ったものとは若干異なり、回転時に足首をしっかり掴み「とにかく空中で1.5回転せねば」という練習の跡がうかがえた。なにしろ道場で教えたのは上谷だというから、二人ともこの横浜アリーナに賭けていたことがうかがえる。

これぞプロレスである。よかれあしかれ最新モデルの女子プロレスである。
繰り返しになるが2年4ヶ月前の入門テストで、腕立て伏せが出来なかった玖麗。美大を目指し2浪中に、勧められて試しに受けた入門テストであった。



かたや、セミの勝者である羽南はデビュー9年目。柔道黒帯、ハンドボールで高校全日本大会にも出場経験のある羽南は栃木県から通いつつ9年かけて白いベルトに辿り着いた。
同じシンデレラトーナメント優勝者経験でも、ここまで扱いが異なるのが女子プロレスなのだ。
ここから玖麗にはイバラの道・防衛ロードが続くわけだが、DWA(関西における学生プロレスの始祖・同志社大学プロレス連盟)出身で冴えるプロレス頭・岡田社長により、更に大きくエンタメ路線に舵を切った日本プロレス界第2位の団体、スターダム。
はたして吉と出るか、はたまた?



顔とドレスにスプレーをかけられたシンデレラ羽南、ようやく白戴冠
<第8試合 ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負>
[挑戦者]○羽南
18分7秒 リストクラッチ式バックドロップ・ホールド
[王者]●小波
※小波が5度目の防衛に失敗。羽南が第26代王者

この3年間、団体に推され続けてきてようやく結果を残すも、輝ききれない羽南。 柔道三姉妹中最も華があり、ようやく柔道時代のベタ足も治ってフットワークが使えるようになってきたが、昨年は上谷のTBS放映でジャブ要員に駆り出されるなど、どうも突き抜けられぬまま年齢を重ねてゆく。
思うに「キャラクターづくり」が出来ていないと思うのだ。対戦相手の小波はいわば「中途採用の器用貧乏」、総合で磨いたサブミッションで「女寝業師」のキャラクターを8年貫いており、ヒール転向後はスプレー攻撃を加えたことで、H.A.T.E.の中にあって埋もれずに、このベルトを巻いている。
羽南も、例えばゴールドと白に加えパンサー柄のコスチュームなのだから、ライオンや虎、豹のイメージでファイトスタイルやフィニッシャー、決めポーズを作るだけでもかなり違うと思うのだが。
試合自体は、シンデレラトーナメント優勝セレモニーから前々日の後楽園ホールまで続いた「顔面スプレー」の長い前振り予想通り、「羽南が小波に顔面スプレー」からのリストクラッチ式バックドロップ・ホールドで羽南がベルト戴冠。
試合後はSTARSの仲間、ビー・プレスリーの裏切りがあり、シャツを脱いだ下はH.A.T.E.のTシャツ。羽南はビーに「戻ってきて欲しい、仲間だから!」と、全試合終了後も秋波を送り続けていたが、もっともっとアピールしないと選手層が厚く新陳代謝の早い今のスターダムでは埋もれてしまうだろう。
なつぽい負-次の赤挑戦者はぁ? 「伊藤ちゃ~ん!」舵切った岡田社長
<第1試合 スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負>
○伊藤麻希
10分14秒 伊藤クラッチ
●なつぽい

伊藤はすっかり定着した「伊藤ちゃ~ん!」 コール・アンド・レスポンスに乗り、いつもの口パクで登場。なつぽいは一見、新コスチュームと思いきや、ホワイトシルバーにスパンコールピンク。KAIRIに譲られたコスチュームを久しぶりに披露。カイリはこの試合の一昨日、WWEから発表された大量解雇組の1人であり去就が注目されていた。
▼WM後の事情EVIL合流カイリ・セイン解雇⇒RAW合唱#WeWantKairi