トリニティが登場!PCOが前哨戦勝利!Impact Wrestling

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 5月4日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今放送のメインではトリニティ(元WWEのナオミ)がインパクトレスリング参戦するセレモニーが行われた。トリニティは、2022年5月にWWE女子タッグ王座王者だったサーシャ・バンクスと共にクリエイティブで団体と対立し、番組収録をボイコットした為、退団している。トリニティはミッキー・ジェームス以下、インパクト・レスリング所属の女子選手達の名前を挙げて、戦いたい事をアピールし、ノックアウト王座も奪う事を宣言。そこに現ノックアウト王者のディオナ・パラッツォがリングに現れた。更にジョーディン・グレイスも現れ三人が対峙。グレイスは先に王座挑戦権を持っているのは自分だとアピール。この三人を中心に女子王座戦線が新局面に展開しそうだ。
 スティーブ・マクリンの保持する団体最高峰王座、インパクト世界王座への挑戦権を持っているCPOに対し、マクリンはシャンパーニュ・シン、シェラと組んで制裁を加えようとしている。これに対し、PCOは、放送までタッグパートナーが発表されておらず、このままでは一人で三人を相手にしないといけない可能性も出てきたが、ここで元インパクト世界タッグ王者であるライノとヒースが現れてPCOに加勢する事を買って出たのだった。結果、ライノとヒースと組んだPCOが必殺のPCOソルトでシンからフォールを奪って勝利。これにはマクリンが激怒し、憎いPCOへ加勢した制裁したいと、スコット・ダモール社長に直談判し、マクリン対ライノが決定した。
 番組冒頭では、悪漢ブリー・レイと合体した怪物チーム、ムースとブライアン・マイヤーズ。これに対抗すべく、ブリー・レイと敵対するトミー・ドリーマーに手を貸している上村優也、ブピンダー・グジャール。この両チームがタッグマッチで激突した。こちらはムースがグジャールに必殺のスピアーを決めて勝利。ブリー・レイとドリーマーの直接対決では一応、ドリーマーが勝利しているが、チームとしてはヒール軍団がまだまだ有利と言えそうだ。
 ヒールユニット、ザ・デザインに参加したとみせかけて、案の定、裏切ったサミ・キャラハンに対し、ディーナー率いるザ・デザインが怒りの抗議。リング上のキャラハンに襲い掛かり、ビッグ・コンとシングルマッチを迫った。試合はキャラハンが攻めると、リングにディーナーが上がって妨害。キャラハンはディーナーにもかかってこいと挑発するが、ディーナーが親指を下にすると、なんと10人以上の黄色いフードをかぶった集団が現れてキャラハンを襲ったのだった。あまりに数が多くてキャラハンは何も出来ず、最後はディーナーが黒バットでキャラハンを強打。この抗争はまだまだ続きそうだ。

■ Impact Wrestling
日時:2023年5月4日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国 TVテーピング

<シングルマッチ>
○ジョナサン・グレシャム
 サブミッション
●マイク・ベイリー

<6人タッグマッチ>
○PCO、ヒース、ライノ
 ピンフォール
●スティーブ・マクリン、シャンパーニュ・シン、シェラ

<シングルマッチ>
○ジョディ・スレット
 ピンフォール
●アリーシャ・エドワーズ

<シングルマッチ>
-サミ・キャラハン
 ノー今テンスト
-ビッグ・コン

<タッグマッチ>
○ムース、ブライアン・マイヤーズ
 ピンフォール
●上村優也、ブピンダー・グジャール