［週刊ファイト8月26日号］収録　［ファイトクラブ］公開中

▼都内感染過去最多記録日の異空間 中止後に即追加スターダムのポジティブ
　text & photo by TERUZ スターダム8・13後楽園
・黒星発進の桜井まいがコズエン入り志願 ウナギ・サヤカ「断る」
・“舞い”降りた白い妖精 桜井まいのスターダム初戦熱闘グラフ
・中野「個人としてもコズエンとしても、スターダムの一番に」
・岩谷「優勝して自分、あのベルトに挑戦するので」なつぽい突破
・髪伸びたジュリア「またシングル戦線に舞い戻る」貫録メイン締め
・関係者「けっしてカードは強くないのに札止めとは」興味津々
・5★STAR後楽園札止めから一転 濃厚接触者判明で8月4大会が中止に
・ロッシー小川「選手たちも束の間の休息」追加後楽園含め調整へ

■ スターダム 5★STAR GP 2021
日時：8月13日（金）11:30
会場：東京・後楽園ホール 観衆713人（札止め/コロナ対策限定人数＝主催者発表）

　スターダムが勝負をかけて開幕した真夏の最強決定戦『5★STAR GP 2021』は注目を集め、公式戦が行われた8月13日の後楽園ホール大会は713人札止めの盛況のままに終了した。世間は新型コロナウイルス感染者数過去最多更新の真っ最中。客足が遠のくと想像しがちなのに完売だというのだ。注目シリーズに違いないが、首都圏興行も多く組まれている。新戦力・桜井まいがウナギ・サヤカに挑んだフューチャー王座戦から注目公式戦まで。いったい何が起きているのか、現場からレポートする。

黒星発進の桜井まいがコズエン入り志願 ウナギ・サヤカ「断る」

＜第3試合/フューチャー・オブ・スターダム選手権試合＞
〈王者〉
〇ウナギ・サヤカ
　8分53秒　大ふへん固め
●桜井まい
〈挑戦者〉
※ウナギは初防衛に成功
※桜井がコズミック・エンジェルズ入りを懇願するも、ウナギは否定するが中野が承諾。

　公式戦とともにフューチャー・オブ・スターダム選手権試合がラインナップ。スタータムでの闘いを希望した桜井まいの初戦の相手をウナギ・サヤカが務める。「拙者、蒲焼き者で候。」を複数回繰り出し、打撃でも優位に立つなどウナギが試合をリードした。ウナギの大ふへん固めが決まると桜井はギブアップするしかなかったが、試合後マイクでは「スターダムで闘っていくという一層強い気持ちを今日感じました。私をコズミック・エンジェルズに入れてください」と直訴。これにはウナギが「断る! コズミック・エンジェルズは3人でここまで駆け上がってきたので」と拒否だ。しかし、この様子をリングサイドで見ていた中野たむと白川未奈は歓迎ムード。この流れで4人が「私たちもアナタたちも、デリシャス、ウ～ンマ!」ポーズを揃って決めるも、ウナギが拒否、中野・白川が承諾という物別れに終わっている。

“舞い”降りた白い妖精 桜井まいのスターダム初戦熱闘グラフ

　桜井まいは2020年2月11日にアクトレス・ガールズにてプロレスデビュー。2021年の7月に入って退団していたが、最強の場を求めて「ここ（スターダム）で闘わせてください」と7月25日の後楽園大会でアピールした。これに呼応するかのように、ウナギ・サヤカがリングイン。応戦を表明して、フューチャー王座もかけられることになっていた。