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　7月16日（現地時間）にメキシコシティ・アレナメヒコで『CMLL アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
　今大会のメインはレジェンダ・デ・プラタの予選だ。日本語にすると「銀の伝説」となるレジェンダ・デ・プラタは、元々は、ルチャリブレの枠を超えたメキシコの国民的英雄、聖人エル・サントを讃えるもので、エル・サント杯の事だ。しかし、近年、サントの息子であるイホ・デル・サントとCMLLが険悪な関係になってしまった為、サントの名前を全面に出さず、レジェンド杯という感じになっている。ちなみに、サントと双璧のスペル・エストレージャであるブルー・デーモンを讃えるレジェンダ・デ・アズル（青の伝説）も不定期で開催されている。今回、参戦したのはボラドールJr.、ミスティコ、スタルJr.、エスピリトゥ・ネグロ、テンプラリオ、メフィスト、ドラゴン・ロホJr.、カンセルベロ
。そして予選決勝まで勝ち残ったのはミスティコとテンプラリオだった。当然、ミスティコは優勝候補の筆頭であり、若手ルードのテンプラリオがどこまでやれるかが注目となったが、なんとテンプラリオはミスティコをコーナーから叩き落としてフォール勝ち。大物ミスティコからフォールを奪い大金星をあげたテンプラリオが本戦決勝進出となった。
　セミファイナルでは6人タッグマッチが組まれ、仲間割れから遂に究極の決着戦カベジェラ戦（敗者、髪切りマッチ）まで発展したフェリーノとバルバロ・カベルナリオが激突。フェリーノはエウフォリア、フェリーノJr.のルードと組み、カベルナリオは新生ロス・インゴベルナブレスと組んでの対戦となった。試合はお互い一本づつ取り合って運命の三本目に突入。最後はコーナー上からデスヌカドーラでフェリーノがカベルナリオから直接フォールを奪って勝利。試合後、今すぐここで髪切りマッチをしろとアピールするフェリーノ。この抗争は髪切りマッチで決着をつけるしかなさそうだ。

■　CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時：2021年7月16日（現地時間・放送日）
会場：メキシコ合衆国メキシコシティ・アレナメヒコ

＜レジェンダ・デ・プラタ予選＞
予選突破：テンプラリオ
参戦選手
ボラドールJr.、ミスティコ、スタルJr.、エスピリトゥ・ネグロ、メフィスト、ドラゴン・ロホJr.、カンセルベロ

＜6人タッグマッチ＞
○エウフォリア、フェリーノJr.、フェリーノ
　2-1
●アンヘル・デ・オロ、エル・テリブレ、バルバロ・カベルナリオ

＜6人タッグマッチ＞
○フガス、パンテリータ・デル・リングJr.、パンテリータ・デル・リング
　2-1
●カチョロ、ブラック・パンテル、ブルー・パンテルJr.