ムース対サミ・キャラハンにケニー・オメガ乱入!Impact Wrestling

(C)TNA

 6月3日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今大会のメインでは現在、ケニー・オメガが保持するインパクト世界王座への挑戦権を持つムースがサミ・キャラハンと一騎打ちを行った。キャラハンは王座挑戦者決定戦で脱落したものの、その時はオメガの盟友ザ・グッド・ブラザーズ(カール・アンダーソン & ドグ・ギャローズ)に邪魔されたからであり、ムースが挑戦権を獲得した事に納得していない。それゆえ、一騎打ちで決着をつけることになったのだった。ムース、キャラハンの両方にオメガのマネージャーであるドン・キャリスが声をかけかく乱する中、試合がスタート。パワーのムースにインサイドワークのキャラハンという激しい試合展開となるが、試合中になんとザ・グッド・ブラザーズが乱入して2人を襲ったのだった。これで試合は反則裁定となると、ゆっくりオメガとキャリスも現れる。オメガはベルトを持ってリングに上がり、2人を攻撃。なんとリングをオメガ率いるバレット・クラブ・エリートが占拠してしまったのだった。しかし、エリート軍が意気揚揚とバックステージに戻ると、そこにインパクト・レスリング副社長のスコット・ダモールがキャリスに対し、オメガとムースのインパクト世界王座戦にキャラハンを追加して3WAYマッチの王座戦にすると提案したのだった。キャリスは当然、拒否しキャラハンはAEWトニー・カーン社長のブラックリストに入っているのでオメガと絡むのはNGだからダメだと主張するが、ダモールは2021年6月10日の放送回にカーン社長が来るので、そこで頼もうと語る。この返しにキャリスは動揺。王座戦にキャラハンが加わる可能性が出てきたようだ。

 また提携団体・新日本プロレスから参戦した元IWGPヘビー級王者・元三冠ヘビー級王者の小島聡がインパクト・レスリング初試合を行った。小島はエリック・ヤング率いるヒール軍団バイトレント・バイ・デザインに喧嘩を売っており、デザイン軍所属で元全日本プロレスの三冠ヘビー級王者ジョー・ドーリングとのシングルマッチを要求。その前哨戦としてディーナーとのシングルマッチを行った。セコンドにはデザイン軍がついており、試合中にドーリングも小島を攻撃しようとするが、そこに駆けつけたのはエディ・エドワーズだった。エドワーズの救援で最後は小島が継承ウエスタン・ラリアットでフォール勝ち。試合後はエドワーズとともに勝ち名乗りをあげた。
 更に前インパクト世界王者リッチ・スワンを付け狙う元WWEのビッグ・キャスことW・モリッシーの直談判で遂にスワンとのシングルマッチが行われた。しかし、入場してきたスワンを背後から不意打ちしたモリッシー。そのまま大乱闘となりスワンの盟友ウィリー・マックも救出に駆けつけ、収拾がつかなくなりノーコンテストとなってしまった。この抗争もまだまだ続きそうだ。

■ Impact Wrestling
日時:2021年6月3日(現地時間・放送日)
会場:アメリカ合衆国会場非公開

<シングルマッチ>
○サミ・キャラハン
 反則
●ムース

<シングルマッチ>
○小島聡
 ピンフォール
●ディーナー

<ノックアウト世界タッグ王座タイトルマッチ>
○ファイヤー・アンド・フラバ(王者)
 ピンフォール
●ジョーダイン・グレース、レイシュ・エラリング(挑戦者)

<シングルマッチ>
-リッチ・スワン
 ノーコンテスト
-W・モリッシー

<テーブルマッチ>
○ジェイク・サムシング
 テーブル葬
●ロヒット・ラジュ

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ジョシュ・アレキサンダー(王者)
 ピンフォール
●TJP(挑戦者)