SmackDown『ファストレーン』仕込み回:エッジ+DブライアンRレインズ

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 現地金曜夜8時に地上波FOXで放送される一般向きのスマックダウンは、そりゃ先週は都合があって見てないとか、PPV大会までは見てないという方も多いので、しつこいまでに前週のダニエル・ブライアンvs.ジェイ・ウーソのおさらいハイライト映像を流すなど、このパターンでの番組構成はもはや恒例のようだ。もっとも編集の妙というか、恣意的にどの箇所を選択して強調しているかなど、マメに見ている層は微妙な違いに気が付く場合もあり、「そこなのかぁ~」とか考える契機になることもある。繰り返しは時間の無駄だから止めろと言いたい訳ではない。

 ということで、今週はR指定の男エッジが、EA”R”Nと大書されたTシャツで出てくるところからで、最後もエッジとローマン帝国軍の大乱闘と、延々とPPV大会『ファストレーン』の仕込みが繰り広げられることになる。


8人タッグというのは、その他の所属選手に出番を与える消化試合になりがちなんだが、ヒールターンしたアルファ・アカデミーの(AEW転出の噂もある)チャド・ゲイブル師匠にオーティス、さらに職人組ロバート・ルード&ドルフ・ジグラーと、レイ・ミステリオ&ドミニク親子にストリート・プロフィッツは、それぞれ持ち味発揮で良かった。ドミニクやれるじゃなかと・・・もっともヒール組が上手いんだが。
 ケツはモンテズ・フォードのフロッグスプラッシュをルードが受けていた。


 ナイア・ジャックス姉御がレジナルドをお買い物に連れて行ってスーツを買ってあげるセグメントは笑えるからアリ。シェイナ・ベイズラーは無関心でスマホいじってるだけなんだが・・・。番組終わって、なにが記憶に残っているかと問われたらこのスキットかも(笑)。


 セザーロvs.マーフィーは試合になってなくて、持ち上げたのに裏切られたセス・ロリンズが乱入してセザーロをボコるというセグメント。あ、ちらっと中邑真輔も画面に映りました。


 レッスルマニアの対戦が決まっているサーシャ・バンクスvs.ビアンカ・ブレア、といってもベビーフェイス対決になるからどうなのかがあるから、なんか物語の進行が必要になる。そこでのKOショー、ケビン・オーエンズに訊かれて「ベルト2本欲しいから、組んでタッグ王座に挑戦もしたい」とサーシャーに言わせるんだが、割り込んできたのはタミーナ&ナタリアという展開に。

 そのまま試合になって実況席にはナイア&シェイナ、そしてレジナルドも絡むことで、サーシャが気を取られている隙に、タミーナがビアンカを丸め込む。大変よく出来ました。考えてきたなぁ。


 担架送りになっていたビッグEがリング復帰、当然、ケガさせた「アポロ・クルーズ出てこい!」となるんだが、いきなりは出てこない。オープンチャレンジということでキング・コービンと、陰謀説サミ・ゼインが出てくるが、結局先にリングに上がったゼイン戦に。

 まぁゼインはやられ役の職人ですから(笑)。ということでビッグ・エンディングが決まるのだが、ここでナイジェリア先祖のアポロ・クルーズが出てきて、例のスティール階段を使ってビッグEを痛めつける。

 これで『ファストレーン』のインターコンチ戦カード確定となるのであった。


 番組最後が『ファストレーン』のユニバーサル王座戦調印式。ジェイ・ウーソが立会人を主張すれば、エッジが出てきてというWWE流になるのであった。

■ WWE SmackDown
日時:3月12日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーグ サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆中邑真輔が盟友セザーロを襲撃したセス・ロリンズと睨み合って因縁勃発

 中邑真輔が盟友セザーロを襲撃したセス・ロリンズと対峙して無言の睨み合いを展開した。セザーロとマーフィーがシングル戦で対戦すると、試合途中、というか序盤にロリンズがセザーロを背後から襲撃。まともな試合にならないまま反則裁定となると、ロリンズは「俺のレベルには届かない」と言い放ちながらカーブ・ストンプ2発を叩き込んだ。

 さらにロリンズはパイプ椅子を持ち込むと、セザーロの頭にセットして3発目のカーブ・ストンプを狙ったが、スタッフたちが止めに入ると仕方なくリングを後にした。するとバックステージではセザーロの盟友中邑がロリンズを無言のまま睨みつけると、ロリンズも睨み返して火花を散らした。

◆レインズ&ジェイとブライアン、エッジがPPV「ファストレーン」の調印式で大乱闘

 王者ローマン・レインズ&ジェイ・ウーソと挑戦者ダニエル・ブライアン、RR戦覇者エッジがPPV「ファストレーン」の調印式で大乱闘となった。PPV「ファストレーン」のユニバーサル王座戦で激突する王者レインズ(with ジェイ、ポール・ヘイマン)とブライアンが調印式に現れると、レインズは司会のアダム・ピアースを威圧して上座に座るもサインを拒否。これに対してブライアンは「俺はやる気満々だ」と契約書にサインすると「レインズが対戦を恐れるなんて。俺は先週にジェイを倒しているし、俺の方がレインズより強いことを証明したようなもんだ」と挑発した。

 これにイラついたレインズも契約書にサインすると、ブライアンは「ジェイのようにレインズをタップさせてやる」と王座奪取を宣言。すると今度はジェイが怒りを露わにして「侮辱しやがって。公平な試合にするために俺が特別エンフォーサーをやる」と言い出すと、そこへ現れたエッジも「いいアイデアだ。次週俺たちが対戦して勝者が特別エンフォーサーだ」と提案して2人の対戦が決定した。その後、リングでは因縁のレインズ&ジェイとブライアン、エッジの4人が乱闘に発展すると、最後はブライアンがランニング・ニーをエッジに叩き込んだ。レインズ対ブライアンのユニバーサル王座戦が行われるPPV「ファストレーン」は日本時3月22日にWWEネットワークで配信される。


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