Titan FC 63+LFA 89、北米MMA二大会!

(C)Titan FC

 8月28日(現地時間)にフロリダ州マイアミで『Titan FC 63: Usman vs. Hodges』が開催された。
 UFC、ベラトール、PFLに次ぐ北米第4のメジャー団体となっているタイタンFCは全米生中継だけでなく、UFCファイトパスでも中継されている。その為か、UFCの大会と同日同時刻に重ならない様に開催されるようになった。一応、他団体ではあるが、ベラトールの様にUFCと敵対している訳ではなく、協力体制という感じだ。
 今大会のメインにはフライ級王座決定戦を差し置いてヘビー級戦、モハメド・ウスマン対テランス・ホッジスが用意された。ウスマンはUFCウェルター級王者カマル・ウスマンの実弟で現在、三連勝中でUFCとの契約も目前と言われている。下馬評も当然ウスマンが圧勝していた。試合はウスマンが浴びせ倒すようにテイクダウンするとそのままグランドで上をキープして攻め続ける。2R、3Rも同じような展開となり、終始グランドで上を奪っていたウスマンが判定勝ち。しかし、危なげない安全運転の勝利なので、即UFCと契約となるか微妙になってきた。
 フライ級王座決定戦は、ワスカル・クルーズが左フックでクリスチャン・イナストリラからTKO勝利を奪って新王者に輝いている。

■ Titan FC 63: Usman vs. Hodges
日時:2020年8月28日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国フロリダ州マイアミ 

<ヘビー級>
○モハメド・ウスマン(ナイジェリア)
 判定 3-0
●テランス・ホッジス(米国)

<フライ級王座決定戦>
○ワスカル・クルーズ(ドミニカ)
 3R 4分05秒 TKO
●クリスチャン・イナストリラ(米国)


(C)LFA

 8月28日(現地時間)にサウスダコタ州スーフォールズで『LFA 87: Logan vs. Rosales』が開催された。
 このLFA(Legacy Fighting Alliance)は、アクセスTVで全米に生放送されていたレガシーFCとRFAが合併された新団体である。レガシーFCのミック・メイナード社長が2017年よりUFCのマッチメーカーに就任する事になり、それに伴い同じアクセスTVで生放送されていたRFAと合併となった。共に全米で生放送されていた為、北米中堅MMA団体でも注目度が高く、レガシーFC、RFA共に王者になるとUFCやベラトールというメジャー団体との契約出来る事が多く登竜門的な大会であったが、現在ではUFCファイトパスで生放送されるようになり、王座に就いたものはUFCと契約を勝ち取るケースが増えてきている。
 今回は共にグラップラーとして活躍するブレント・モア対ジョー・ジアネッティのライト級戦がメインで行われた。下馬評はややモアが有利となっている。試合はモアが圧倒しテイクダウンしてマウントを奪い肩固めを極めかけるなど攻め続け、判定でモアが勝利している。

■ LFA 89: Moore vs. Giannetti
日時:2020年8月28日(現地時間)
会場:アメリカ合衆国サウスダコタ州スーフォールズ

<ライト級>
○ブレント・モア(米国)
 判定 3-0
●ジョー・ジアネッティ(米国)

<ウェルター級>
○デマルケス・ジャクソン(米国)
 1R 3分19秒 リアネイキドチョーク
●アドリアン・ハドリベアイ(アルバニア)

<バンタム級>
○ヒカルド・ディアス(ブラジル)
 判定 2-1
●デスモンド・トーレス(米国)

<ウェルター級>
○スティーブ・ジョーンズ(ホンジェラス)
 判定 2-1
●タイラー・レイ(米国)