[ファイトクラブ]記者座談会:公傷の治療費も保障されない業界で働く自称プロレスラーたち

[週刊ファイト6月14日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼記者座談会
 公傷の治療費も保障されない業界で働く自称プロレスラーたち
・ギャラ数千円で弱小団体に参戦して大ケガ
・ギャラが少ないと個人で保険にも入れない
・試合中のケガの治療費も保障できない団体は興行を打つ資格はない


 弱小団体の増加に比例して選手の数も増える一方。だが、その大半は自称プロレスラー。誰も彼たちを批判できないが、試合で致命傷を負った場合、1番困るのは本人である。ヘタしたら、団体からはケガの治療費も出ない。もし、あなたがレスラーを志すなら、ちゃんとした保障制度のある大手団体に入ることをお勧めする。

(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)


高山善廣チャリティー写真展

A ギャラ数千円で弱小団体に参戦して大ケガを負った選手が数10万円の治療費を自己負担したという笑えない話もありますが・・・。

B これだけ実態のない弱小団体が増えると、そんな話は掃いて捨てるほどあると思います。ただ、選手と契約を交わしている団体は公傷と認めれば治療費ぐらい出してますよ。

C 10数年前に葛西純が試合でヒジを負傷して、その治療費を出してもらえなかったので大日本プロレスを辞めたという事例もありますが、現在は改善されたんじゃないですか。

A 負傷欠場中のギャラの保障は?


葛西純

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