本誌既報の通り、紫雷イオ、トニー・ストーム、アルファ・フィメールが相次いでWWEに合流する。女子プロレス界のNo.1である紫雷イオは、5月23日の後楽園ホール大会でワンダー・オブ・スターダムの11度目の防衛に失敗、18歳の新鋭・渡辺桃に王座を明け渡していた。
当初は宝城カイリ(カイリ・セイン)と揃っての渡米も検討されたが、首と心臓の故障を抱えるため、メディカルがクリアしなかったと伝えられている。しかし、その後にリハビリに努め、2月渡米の際には諸条件がまとまったとされる。
美貌のトニー・ストームはニュージーランド・オークランド生まれのオーストラリア育ち。REINA女子プロレスに初来日して以来、現在は英国を拠点としてスターダムに参戦しているが、モトリー・クルーやラットの入場曲とメイクでロッカーのキャラである。昨年夏に収録されたWWEネットワーク配信用の『メイ・ヤング・クラシック』で存在感を見せつけ、スターダムとの契約終了を待っていたとされ、すでにWWEの英国ツアーには参加している。
同じく『メイ・ヤング・クラシック』で、勝とうが負けようが、マニアのお客さんから「プリーズ・サイン(契約して!)」の合唱が起きていたベルリン出身のアルファ・フィーメルことジャジー・ガーベルトだが、これまた首の故障があり、メディカルがパスしなかった。しかし、手術の上で最近試運転を開始しており、合流は時間の問題と見られている。
これでWWEの「女子革命」は、天下統一段階に入った。
紫雷イオ、トニー・ストーム、アルファ・フィーメルWWEへ!「女子革命」天下統一段階に
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