大晦日『DEEP DREAM IMPACT』公式発表～見切り発車、Cage使用、DEEP王座戦、対抗戦、女子戦

　8日、都内ホテルでDEEPの佐伯繁代表、グランドエステート仁平仁代表、参戦選手らが会見を開き、大晦日にさいたまスーパーアリーナで『DEEP DREAM IMPACT』を開催すると公式発表。TVもスポンサーもこれからと、見切り発車であることを認めた上で、昨年に続き今年も大晦日にさいたまスーパーアリーナでの格闘技がないと、いよいよ永遠になくなる、との危機感からの開催を訴えた。DEEPは二週間後の大阪と名古屋の同時開催から、12月21日のディファ有明大会までびっしりスケジュールが決まっているが、佐伯代表は「誰かがやらなければ出来ない」と、9月になってからバタバタと決断に至ったという。

リングガール田中クリステル特写！佐伯代表によると「天然」らしい。

戦慄のマイク横田一則が「例えばの話、北岡さんと闘うとして・・・」に北岡悟は苦笑い。
　大晦日三連敗中の北岡は、「本当に鬼門。負けるんじゃないかという（下馬評と）闘う」と背水の陣。判定王・横田を意識して「僕は誰とでも外れない、見ごたえのある試合をする。パンクラス出ての集大成であり意味のある流れ。（第一弾ポスターは元谷友貴だが）僕がアイコンだと思う」と言い切った。「プロ14年の大勝負。やり残したことと言えば大晦日の勝利なので意味が大きい」と述べた。

　会見の注目はキング・カズ中村和裕。佐伯代表は大晦日をやると決めてメインで考えたいと打診。「16回さいたまで試合していて、キャリアの中でも一番試合した会場」ということもありいったんカズも二つ返事でOKしたが、「この3年、ディファ有明や後楽園で試合して、周りが見える、客の反応が見える新しい総合の形を知った」という。そこで「未来を与えてくれた佐伯代表に感謝しつつ、興行を背負う、メインの重要さをわかっているがゆえに、（大晦日は）これからの選手がやるべき」と、当初の予定通り12月21日のディファ有明大会にて、DEEPミドル級王座戦、兼引退試合を行うことになった。
中村和裕12・21ミドル級王座防衛戦で引退示唆、誠悟引退、白井祐矢次期ウェルター級挑戦者～7・21DEEP CAGE大田区体育館

佐伯代表「大会名DREAMは、賭けであるという意味と、元PRIDE/DREAMスタッフへのメッセージ。基本的にかかわりはないが、さいたまは初めてなので手伝ってもらうことはありえる」
「さいたまはUFCと同じ最大15000人仕様の設定で8000人が目標！」
「（対抗戦カードはあるにせよ、日本の総合団体の合同興行みたいなイベントにしなかったのは）GLORY合同の時をみてもリスクを誰が取るのかとか、揉めるのを見てきた。折半とかやっても簡単にはいかないので単独にした」
「（IGFも大晦日だが）違うものとの意識はある。自分たちの集大成を見せたい。等身大で出来ることをやりたい。（対世間としては）さいたまを成立させることが肝心」
「（地上波）手を挙げてくれるなら別だが、枠買ってやるくらいなら選手に払いたい。UFCのファイトパス配信の話は来ているが、まだサインはしてない。どうなるかわからない」
「基本、真面目にやりたい。入江秀忠から毎日電話あるが、今がんばってる選手に焦点を当てたい」