復帰したLAパークがロス軍に勝利!「CMLL アレナメヒコ金曜定期戦」

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 5月25日(現地時間)にメキシコ・アレナメヒコで『CMLL アレナメヒコ金曜定期戦』が開催された。
 今大会のメインは、なんとCMLLに電撃復帰したLAパーク(初代ラ・パルカ)が登場した。LAパークは、AAAで初代ラ・パルカとして大ブレイクするも、AAA退団でその名が使えなくなり、LAパークとして、ほぼ同じギミックで活動。CMLL、AAA、インディーなどを渡り歩くも、問題行動が多く、その度に解雇になっている。最近ではCMLLに復帰するも、観客と喧嘩をして解雇されていた。しかし2018年5月18日のアレナメヒコで従兄であるボラドールJr.が制御不能集団ロス・インゴベルナブレスに襲われている所に助けに入って電撃復帰。そして今大会では、ボラドールJr.、フライヤーと組んで、因縁の宿敵、ロス軍と対決する事になったのだった。LAパークはCMLL追放後も、インディーマットでロス軍のルーシュと抗争を続けており、この2人の抗争が遂にアレナメヒコで再開される事となったのだった。試合は、ロス軍が試合開始と同時に襲いかかり、1対3の形を作り、特にLAパークを集中して攻撃を繰り返す。しかし、LAパークが遂に切れて逆襲、トペでルーシュを客席までぶっ飛ばしリングアウトでまずはテクニコ軍が先取した。だが、二本目は、なんとレフェリーがロス軍に味方して、ロス軍は悪の限りを尽くして二本目を奪い返した。そして三本目は怒りに燃えるLAパークが大暴れ。トランクケースやマイクコードを使ってルーシュを痛めつけるが、ルーシュも反撃。そしてルーシュがレフェリーに誤爆すると、ルーシュはLAパークに金的攻撃。これで勝ち誇るルーシュだったが、そこにボラドールJr.が椅子を持って飛び込んできてルーシュを滅多打ち。これをボラドールJr.が抑え込むとレフェリーが目を覚ましフォールしてカウントスリー。テクニコ軍が乱戦を制して勝利した。
 セミファイナルでは、父親と共にCMLL入りしたイホ・デル・LAパークがアンヘル・デ・オロ、ソベラノJr.と組み、新世代ダイナマイト兄弟と対戦。ダイナマイト兄弟の連携が冴え渡り一本目を先取されたが、体勢を立て直しテクニコ軍が二本目を取り返す。そして三本目は攻守入り乱れる乱戦になるも、最後はイホ・デル・LAパークとソベラノJr.がフォールを奪ってテクニコ軍が勝利した。試合後、クアトレロに覆面を奪われているオロは、ダイナマイト兄弟に王座挑戦を要求。この抗争はまだまだ続きそうだ。

■ CMLL アレナメヒコ金曜定期戦
日時:2018年5月25日(現地時間)
会場:メキシコ・アレナメヒコ

<6人タッグマッチ>
LAパーク、ボラドールJr.、フライヤー
ルーシュ、テリブレ、ベスティア・デル・リング

<6人タッグマッチ>
○アンヘル・デ・オロ、ソベラノJr.、イホ・デル・LAパーク
 2-1
●サンソン、クアトレロ、フォラステロ

<6人タッグマッチ>
○ミステル・ニエブラ、バルバロ・カベルナリオ、ネグロ・カサス
 2-1
●エル・バリエンテ、ニエブラ・ロハ、ティタン

<シングルマッチ>
△レイ・コメタ
 時間切れ引き分け
△ゲレーロ・マヤJr.

<6人タッグマッチ>
○タイガー、プーマ、カワト・サン
 2-1
●ドローン、フエゴ、アウダス