[週刊ファイト4月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼井上譲二の『週刊ファイト』メモリアル第39回
ノアとパンクラスから理不尽な要求が・・
・長州力の理不尽な取材拒否で解任されたターザン山本
・全日を乗っ取ったと書かれた仲田龍
・尾﨑社長からの電話は1時間半に及んだ
・ターザン山本を使い続けた週刊ファイト
この連載ですでに書いたことだが、私の編集長在任中に何らかの抗議をしてこなかった主要団体は1つもなかった。ただ、クレームは記事内容に限らない。仲田龍ノアGM、尾﨑允実パンクラス社長のように「ターザン山本を使わないでくれ」と言う団体首脳もいた。
これは明らかに編集介入行為。もちろん、私はこの不当な要求を突っぱねた。
ターザン山本を週プロ編集長解任に追い込んだ長州力
1996年、新日プロ(長州力および永島勝司)の理不尽な取材拒否によって最終的に『週刊プロレス』編集長を解任されたターザン山本氏(以下、T・山本氏)。それから半年も経たないうちに彼は『ベースボール・マガジン社』から退社したが、プロレスマスコミの中でT・山本氏に原稿を依頼したのは『週刊ファイト』のみだった。
で、私が最も懸念したのは新日プロからの「T・山本を使うなら取材させないぞ」という恫喝。ところが、T・山本氏を毛嫌いする長州&永島氏はこれを容認した。
そして、意外にもファイト紙上における「T・山本外し」を言ってきたのはノアの仲田GMとパンクラスの尾﨑社長だった。
仲田龍氏