ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㊲[ファイトクラブ]時の人!? サバイバル飛田 失業プロレス~5・19秋山準戦

[週刊ファイト4月19日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ケン・片谷『メシとワセダと時々プロレス』㊲
 時の人!? サバイバル飛田 失業プロレス~5・19秋山準戦
・3・19全日本プロレス『2018 DREAM POWER SERIES』後楽園ホール大会
・バトルロイヤル優勝サバイバル飛田「ゴールデンアームボンバー」
・4・8失業プロレス埼京線十条駅から15分手書きの文字の貼り紙
・「控え室は屋上なんで・・・。さぁ、行きましょう!」
・ワールド・テロ・レスリングvs.サバイバル飛田
・オールスタンディング20名程~路上プロレスへ(警察通報の危機)
・十字チョップからのKYスペシャル『国際フルコース』
・5・19全日本プロレス 秋山準vs.サバイバル飛田

 サバイバル飛田、全日本プロレス登場! バトルロイヤルに優勝し、秋山準への挑戦権を得た飛田はたちまち時の人に! ファンに誓った、秋山戦の秘策! 謎多き『失業プロレス』に密着!

3月19日、全日本プロレス『2018 DREAM POWER SERIES』後楽園ホール大会の第0試合において、18人参加のバトルロイヤルが行われました。
この試合の最大の特徴は、勝者に秋山準選手の保持する「GAORA TV王座」への挑戦権が与えられることでした。
参加メンバーは、上は大ベテランの菊池毅選手から、下は末端の“ど”インディーレスラーまで、実にバラエティーに富んだ顔触れが揃いました。
中でもひと際異彩を放っていたのが、“流浪のレジェンドレスラー”サバイバル飛田選手でしょう。王道から最もかけ離れた存在(?)である飛さんが、ついに全日本プロレスマットに初登場した瞬間でした。

そしてそして! 飛さんが全日本のリングに上がるというだけでもビッグニュースなのに、神様のいたずらか? はたまた必然か? こともあろうか、飛さんがバトルロイヤルに優勝してしまったのです!
しかも、決まり手が「ゴールデンアームボンバー」という、何ともファン泣かせのフィニッシュ。そもそも、ゴールデンアームボンバーを使った飛さんなんて見たことがありません。もしかすると、全日本プロレス用に用意した、とっておきの必殺技だったのでしょうか?

一躍、飛さんは“時の人”となりました。そもそも『秋山準vs.サバイバル飛田』が実現するなんて夢にも思わないし、第一、対戦している姿が全く想像つきません。
まさに、“リアル未知との遭遇”! どれだけ夢のあるカードなんだ!?
願わくば、このままの勢いで是が非でも飛さんに勝利してもらいたい。こう思っている人は決して少なくないでしょう。果たしてゴールデンアームボンバーに次ぐ秘策はあるのか? 飛さんならきっとやってくれる! どうしても期待は高まってしまいますね。

4月8日(日)、そんな飛さんを訪ねようと、北区のとある会場で行われた『失業プロレス』を観戦してきました!

最寄り駅は埼京線の十条駅ということなのですが、歩けど歩けど会場らしき建物は見つかりません。とうとう商店街を抜け、住宅街に紛れ込んでしまいました。
「本当にこんなところに会場があるのだろうか?」不安はどんどん募ります。
十条駅から15分ほど歩いたでしょうか? ようやく案内に書かれていた歩道橋にたどり着きました。案内通りだとすると、会場はこの近くにあるはずです。しかし、ここはまるで人気のない国道沿い。
途方に暮れながら辺りをキョロキョロしていると、100メートルほど先に7~8人の人垣を見つけました。
近付いてみると、そこには知った顔がありました。今日の興行のスタッフと、選手と“思しき”人が数名…。

「やっと着いた!」

まるで、砂漠の中にオアシスを見つけたような感動です!
次の瞬間、オイラは愕然としました!
目の前には、3階建ての雑居ビル…いや、とても『ビル』何て呼べる代物ではありません!
見ると、1階の入り口に今日のポスター(?)が貼られています。

『本日‼ 失業プロレス』

お世辞にもきれいとは言えない、手書きの文字でこう書かれています。
今日の会場は、ここで間違いないようです。

しかし、肝心の飛さんの姿が見当たりません。
スタッフに「あのぉ~、飛さんは?」と尋ねると…。
「まだ来てませんよ! 途中で道に迷っているみたいです。」
さらりと答えましたが、主催者が道に迷うって一体どういうことでしょうか?

飛さんの到着まで、オイラは時間をもて余していました。
おそるおそる会場(?)の中を除いてみると、わずかたたみ10畳ほどのスペースに薄いウレタンマットが敷き詰められています。

「こ、これが“リング”か…。」

仮にこれがリングだとすると、お客さんはどこで『観戦』するのでしょう? おそらく、お客さんが10人も入れば、今度は試合をするスペースが無くなってしまいます!

謎多き『失業プロレス』の会場。そうこうしているうちに、“興行主”の飛さんが現れました。

「控え室は屋上なんで…。さぁ、行きましょう!」

 ワールド・テロ・レスリングとサバイバル飛田

えーーーっ! ひとつひとつが驚きの連続です。建物の屋上が控え室だなんて、長年この業界にいますが、聞いたことがありません。


2009年10・17埼玉プロレス第47戦『旗揚げ第世廿奈々戦』

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