[週刊ファイト2月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼記者座談会
秋山・全日プロは5年以内に新日プロの対抗勢力になれるか?
地味ながら秋山準率いる全日本プロレスがジワジワと勢力を拡大させている。17年の年商は新日本プロレスの10分の1以下ながら打って出る今年から来年にかけて飛躍的に伸びる可能性は十分ある。
気が付けば、かつてのように新日プロの対抗勢力に…。現時点では夢物語にすぎないが、それが日本マットの理想の状況である。
(*編注 A=『マット界舞台裏』特約記者、B=スポーツ紙記者 C=フリーのべテラン記者)
A 全日プロが着実に業績を伸ばしている。先のビッグマッチ、2・3横浜文体も興行的かつ内容的に成功と言えるものだった。
B ヨシタツ、TAJIRI、永田祐志(新日プロ)に『チャンピオン・カーニバル』出場が正式発表された丸藤正道(ノア)。あと武藤敬司(『W-1』)も興行絡みながら全日プロの1・14甲府に特別出場した。知名度の高い選手が集まり始めたのは体力が付いた証。
C 以前に言ったことだが、ベテラン勢が1歩退き、若い選手を一気にランクアップさせたことが躍進を続けている最大の要因。
チャンピオン・カーニバルにはノアから丸藤正道の参戦が発表された!
A そう言えば、2・3横浜ではビッグネームの秋山&永田が格下タイトルのアジア・タッグ王座に就き、宮原&ヨシタツが格上の世界タッグ王座を奪取した。しかも宮原が諏訪魔からピンフォールを奪っている。
B オカダ、内藤をトップに押し上げたことで大幅な業績アップに成功した新日プロの戦略を、ファンが求めているものをしっかりと把握しているのも事実。ただ、すべてにおいて新日プロと比較するのはかわいそう。企業が付いていないのでまだまだ時間がかかる。