[週刊ファイト1月18日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼2018年のスタート! 箱根駅伝から始まるいつものお正月。初詣で祈った今年の願い事とは?
by ケン・片谷
皆さん、遅ればせながらあけましておめでとうございます!
新年一発目の『メシとワセダと時々プロレス』です。
皆さんはどんなお正月を迎えましたか?
地域や年代で、お正月の過ごし方も様々なんでしょうね?
我が家のお正月は、いつものように箱根駅伝から始まりました。
注目の我が早稲田大学は、42年連続87回目の出場! 近年では、“常連校”といわれる大学も簡単に予選落ちする事態も珍しくないほど実力が拮抗している箱根駅伝ですが、早稲田大学においては安定した戦力で、毎年毎年我々を楽しませてくれています。
しかしながら、残念なことに今年の早稲田大学は前評判が悪すぎました。大学3大駅伝といわれる出雲駅伝は9位、全日本大学駅伝は7位と振るわず。
ご存知の通り、箱根駅伝では上位10位までに翌年のシード権が与えられるわけですが、そのシード権の獲得まで危ぶまれていたのです。
シード権を獲るか? シード落ちするか? その差は天国と地獄といっても過言ではありません。
万が一シード落ちとなれば、予選会から勝ち上がってこなければなりません。どの大学も死にもの狂いで予選会に臨むわけですから、予選突破には非常に困難を極めます。
来年も安心して応援ができるよう、せめて、せめて10位以内でゴールしてくれることを祈るばかりです。
オイラは子どもの頃から箱根駅伝の大ファンでした。横浜の実家が、箱根駅伝のコースである国道1号線に近かったことから、毎年家族で戸塚中継所付近の沿道で応援していたのです。
今や、テレビで全国放送されている箱根駅伝ですが、以前はラジオ中継しかありませんでした。家族4人で寄り添うようにラジオに耳を傾け、往路では横浜駅前、復路では藤沢辺りを過ぎると、父親の「よし、行くぞ!」の掛け声とともに一斉に家を出るのです!
テレビ中継ではじっくりと選手の走りを観ることができますが、沿道だと選手は一瞬で我々の前を通り過ぎて行ってしまいます。その光景は、まるでF1レースを観ているかのようです。あっ、F1レースは一度も観たことはありませんが…(笑)。
大方の予想に反し、やっぱり早稲田はやってくれました! 往路では、こちらも常連校の東洋大学と、3年連続で総合優勝している青山学院大学に続き堂々の第3位でゴールイン!
青山学院大学の4連覇阻止、そして念願の総合優勝奪回も狙える好位置につけたのです!
迎えた3日の復路は、北品川駅付近の第2京浜沿道での応援となりました。この日は『品川稲門会』の方々と一緒の観戦となりました。
『稲門会(とうもんかい)』とは、いわゆる早稲田大学のOB会のことで、全国…いや、世界中に支部があります。それぞれの地区名や企業名、グループ名を頭につけ『○○稲門会』と呼んでいるのです。
品川区在住の先輩のご紹介で、現役学生のオイラも今年初めてお仲間に入れていただきました。稲門会はそういったオープンな組織なのです。
そりゃあ、ひとりで応援するよりも早稲田の先輩方と一緒に応援する方が何十倍もテンションが上がるというものです。
この日も早稲田大学は順調なスタート! 快調な走りを続けています。
ところが、ちょうどオイラたちが集合して応援を始めた辺りから徐々に順位を落としていきます。早稲田と同じく、往路で検討した法政大学や出雲駅伝で優勝を飾ったダークホースの東海大学に次々と抜かれてしまったのです。
『万事休すか?』誰もがそう思った時、再び早稲田の逆襲が始まりました!
9区の清水歓太選手が区間賞の力走を見せ、一時は6位まで下げた順位を4位に戻したのです。
4番目に我々前を通過した、最終ランナー10区の谷口耕一郎先輩も終盤粘りを見せ、逆転3位でゴールイン!
あわや予選落ちという下馬評を覆し、大大健闘の第3位でした!
こいつは春から縁起がいいぜ! すっかり気分をよくした稲門メンバーは、そのまま“反省会”という名の新年会に突入していきました。
年齢も学部もバラバラのOB先輩に囲まれ、有意義な時間を過ごさせていただきました。
こんな機会はめったにありません。絶好の情報交換の場です。こんなことが可能なのも、世界中のどこにも卒業生が溢れる早稲田大学ならではです。
皆さん初めてお会いした方ばかりでしたが、早稲田大学というたった一つの共通ワードだけで、一瞬たりとも会話が途切れることなく盛り上がってしまうのですから、これは本当にスゴイことですよね。
『一年の計は元旦にあり』と申しますが、オイラの場合は『一年の計は“駅伝”にあり』とこうなります!
というわけで、少々強引ではありますが、ここで一年の計を(笑)。
初詣は、地元横浜の初詣スポット『伊勢山皇大神宮』を参拝しました。
子どもの頃は、“山の上にポツンとある神社”というイメージでしたが、あれから何十年も月日が経ち、神社を取り巻く環境はすっかり様変わりしていました。
だって、境内から横浜のシンボルである『ランドマークタワー』が見えているのですから驚きです!
今や、“都会の中の静寂”といったところでしょうか?
さて、ここで神様に誓った今年の目標とお願い事とは?
①卒業目指して突っ走る!
②試合数を増やす!
③健康に留意する!