潜入!北朝鮮 REINA後楽園/蕨 ショーン・オヘア自殺K-1経緯PRIDE波紋ケーフェイ考~マット界舞台裏9月18日号

マット界舞台裏9月18日号潜入!北朝鮮REINA後楽園/蕨ショーン・オヘアK-1PRIDEケーフェイ

 今週は、非常にショッキングな事件が起こった。それは、元WWEのスーパースターであるショーン・オヘアが首つり自殺した事件だ。もともと、WCWのパワープラント出身で、若手集団ナチュラル・ボーン・スリラーズの中心人物として活躍したオヘア。このナチュラル・ボーン・スリラーズは、若手中心の軍団で、のちにWWEでブレイクする、ネクサスやザ・シールズの先駆けと言ってもよい。こうした若手ユニットのリーダー格を務めるのは、いずれ団体を背負うスター候補として期待されていた証拠だろう。
 実際に、大型で筋骨隆々であった為、WCW崩壊後もWWE入りして、一時期はプッシュされていた。しかし、WWEからリリースされ、その後は、なんと格闘技に参戦。K-1やPRIDEに参戦していたので、あの時代を知っているファンからすると、記憶にはあると思われる。

 そんなオヘアの追悼を兼ねて、タダシ☆タナカ記者からは、敢えてプロレス時代ではなく、格闘技に転向し、PRIDE初の北米進出となったPRIDE.32でのバター・ビーン戦を軸に、日米の違いを論じた。この試合は海外ではワークという安易な決めつけ説も流れており、結果的にPRIDEの北米進出継続が失速する要因の一つに数えられている。
 それを、実際に試合を作る側、ブッカーとしての視点で論じているのだから凄い。これだけ、情報が公開されている今でも、プロレスの仕組みを語る事はタブーとされ、ケーフェイに触れたものは業界から永久追放という感じの日本マット界だが、真の意味での情報公開とはなにか?プロレス、格闘技界の為のケーフェイとは何であるかを、裏ネタ満載でその本質に迫っている。

 『マット界舞台裏』の看板連載である、谷川貞治の『プチ格闘技通信』も、同じくショーン・オヘアの秘話が語られている。なにしろK-1参戦していたオヘアだけでに、その初参戦となった経緯から、全てを今だから明かされるエピソードとして語りつくした。
 前田日明(当時、HERO’Sのスーパーバイザー)と一緒にオヘアを紹介したLA近郊のバスマン・ジムへ向かう途中、前田日明が谷川氏にマジギレした仰天エピソードから、オヘアがK-1で、どのように使われたか、当事者からの考察で今、当時の外人選手補給事情の実態が蘇る!

140912wb063LanoSeanOHaire
チャック・パルンボとWCWタッグ王者、2001年頭エリック・ビショフは次期エースを考えたが…(c)Mike Lano
140912wb063RhodesSeanOHaire
2004年11月20日『Rumble on the Rock 6』大山峻護1R 31秒 スタンドパンチTKO勝利(C)株式会社ローデス

マット界舞台裏9月18日号潜入!北朝鮮REINA後楽園/蕨ショーン・オヘアK-1PRIDEケーフェイ

140912wb063igf
 驚愕の北朝鮮レポートは今週号から潜入編。西側諸国がなかなか取材出来ない貴重なレポートが満載となっている。今回は会場でのマスコミ対応など、現地に行っていないとわからない仰天エピソードが盛り沢山!ここまで内情に迫った記事はないと大評判になるのは間違いないだろう。

140912wb063Reina0830-738140912wb063reina
 試合レポートは、華麗なる女子プロレスの世界をグラフ再現。REINA女子プロレスを大特集。2014年8月30日、後楽園ホールにREINA女子プロレスが進出。メインではCMLL世界女子選手権が三本勝負で行われ、朱里が先取したものの残りを老獪なマルセラに取られ王座奪還はならなかったが、盛り上がったこの大会をレポートした。
 さらに9月7日に開催された埼玉のレッスル武闘館大会を総力特集だ。後楽園ホール含む『CMLL-REINA FIESTA』が終了して、かえって皆が伸び伸びと密度の濃い激しい試合を繰り広げたのだが、それをカメラマンの迫力ある画像でレポートしている。

マット界舞台裏9月18日号潜入!北朝鮮REINA後楽園/蕨ショーン・オヘアK-1PRIDEケーフェイ