[ファイトクラブ]マニアックなイベント、ブルースリーの熱血語り部が受け手として往年の名芸人にしっかり喰われて魅せた

映画オタク教授による司会の前口上よりスタート
向かって(左)ちゃうシンイチ―、 (中央)前田五郎、 (右)長嶺英貴氏

[週刊ファイト11月09日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼激突!コメディvs.ドラゴン
 かつての児童は好きだった…70年代「カラテ映画ブーム」と「第一次漫才ブーム」の時代
 Photo & Text by ルーツ鐘中
・オタク映画教授による司会の前口上よりスタート
・気を取り直しここらで、ちやうシンイチーCAFE出張版
・出発点はピン芸人だった前田五郎のトークは波乗りパイレーツ状態に
・前田五郎 改めて「事実しか述べません!」宣言
・ブルース・リーとコメディNo1、光と影をどう考えるのか?


 さる10月28日(土)、兵庫県JR尼崎駅前の焼き肉店、名月館尼崎にてブルースリーを熱く楽しく分り易くマニアックさえも併せて語るブルース・リートークイベントを展開しているブルース・リー同人誌『小龍記』編集長としても知られる、ちゃうシンイチ―と、昭和世代の関西人なら知らぬ者はいないであろうリビング・レジェンド芸人前田五郎の邂逅、開口ギリヤバトークが催された。
 危険な話、楽しい話が縦横無尽に織り交ぜられ2時間半弱のしゃべくりが長く感じられることがなかったのでは?との感がするイベントであった。
司会・長嶺英貴の言葉は少なめに絶妙なところで合いの手をうつ好リードもまた光っていた。
 来客は、かなりブルース・リーマニア、ちゃうシンイチ―信者が占めていたようで、前田五郎の独演会に近い様相となったものの、濃すぎる中身が響きに響きシンイチ―も俺も聞き逃せんとばかりに話をほとんど止めて聞き入ることに・・・。
 プロレスならば現在のエース・レスラーがタッグパートナーの往年の名レスラーに敬意を表し、見せ場をお客さんの前に披露させ思う存分堪能させて自身はサポートに回った的であったようだった。
氏はプロレスにも実は造詣があったりするのだ。
 本来は週刊ファイトとしてブルース・リーを活字にもっとすべきなんだろうが、初心は必ずしもプロレス格闘技武道に特化することなく電子書籍の自費出版の奨励という目的も本来はあり、違った形になるのもたまにはそれもよかろう。
 
19:00 通好みな映画人として著名な司会:長嶺氏による、ちゃうシンイチ―と前田五郎という喜劇の王様とのイベントの実現、趣旨説明がなされた。
 御二方の接点は兵庫県塚口の+b(プラスベー)にて催された、ちゃうシンイチ―の単独イベントにブルース・リーファンの前田五郎が来客としてお見えになっていて、長きにわたり東京在住であったが関西人の原真一氏(ちゃうシンイチ―の本名)が、本物のあの人が来てくれてるびっくりしたなあ~もう(三波伸介調)という調子から派生したイベントである。

1、 ちゃうシンイチーCafé 出張版
 ブルース・リー関連の当イベント限りのオフレコニュース
2、 前田五郎さん漫談
 コメディアン前田五郎独壇場!
3、 激突!コメディvsドラゴン
 当時の僕らは外で遊んだりテレビをよく観てた世代。コメディ№1とブルース・リーで大人になった!?あの1970年代前期特有のエネルギーの光と影。前田五郎さんもタブー越え敢行の裏側トーク。思いもよらぬカラテ映画と第一次漫才ブームの接点を語ってみせます。
4、 前田五郎さん2ショット&サイン会
   同時にちゃうシンイチ―同人誌即売会
5、 サイン会終了―21:30までで終了、時間があれば質問会

ープログラムはこの様な流れとなる予定であったがそれが思わぬ形に…

 ちゃうシンイチ―による傑作カンフー映画ブルーレイコレクションシリーズが惜しむらくも完結したが最終タイトルはジミー・ウォング主演第1作『吼えろドラゴン!起てジャガー!』であったのはマニアならばではの意地を見せつけたのではという話と購入された方への感謝を交えたご報告。
 ちなみにこのシリーズは随所にマニアックな情報がちりばめられているのが売りだった。軽い売り物ではなかった。

 シンイチ―は前田五郎先生、師匠と本来呼ぶべき方ですがそのように呼ばれるのを大変恐縮されるので前田さんと呼ばせていただく旨。
 前田五郎よりすぐさま今日はざっくばらんな話をしようやないかとここに宣言があった。

ー後にざっくばらんどころではないという事を知ることとなってしまう…ー

シンイチ― 「良く坂田利夫という人を飼いならしましたね…」(笑)ーもちろんギャグです。

前田五郎 「いろいろあったけれども今はただ生きているだけや」
「先代の林正之助様には本当に世話になり感謝のかぎりやが今は一人の○○○に牛耳られている。」
「今日は誉めもするけどケシカラン奴は悪口も言いますで、坂田の悪口ももちろん言います」、西川きよし(…こちらは結局不発弾になる)もと冗談っぽく!?らしい軽妙なかつ何を言い出すかはわからない期待感溢れるトークで場を温めた。

 プロレス的には週刊ファイト編集長、故・井上義啓先生がプロレス中継でいきなり何をしゃべり出すかはわからないという、ケーフェイに触れる危険性も懸念され呼ばれることはなかったというのではという伝説がプロレス者に限り何かしら頭がよぎる。
     
 吉本新喜劇に二人の娘…美人姉妹としてつとに知られる前田真希(長女)、まみ(次女)が世話になっている話、奈良県奈良市在住の杉本高文(明石家さんま)君のさんまの芸名の単純すぎる由来や先見の明があった笑福亭松之助師匠が落語ではこの男は一本立ちさせるのは無理だと判断し別の道を歩ませたのがきっかけと言える成功について
(ちなみに明石家さんま師匠は往年の名レスラー、ラテンの魔豹ペドロ・モラレスの大ファンだったとというのは知られており週刊ファイトの初代海外特派員フランク井上(譲二)も、2代目田中正志(現・タダシ☆タナカ名義)もモラレスの主戦場、ニューヨークマットのプエルトリカンの英雄の熱狂ぶりを目の当たりにしている。)
     
 かつて親しくしていた方がお亡くなりになっている、僕より若い人たちが先に亡くなっていることを憂いた。

 東京進出が顕著になってきた当時、コメディーNo1とチャンバラトリオが関西の
小屋を守ってきたと力強く述べ芸人の誇りを垣間見せる。

 今はテレビを自宅に置いてもいないので観ることはない…との怪鳥もとい快調なトークが続くにつれ何かしら前田五郎独演会の様相が漂い始める🌊

気を取り直しここらで、ちやうシンイチーCAFE出張版

 段取り無視になる懸念?もあってか軌道修正が施される。
 隣に座っていたちゃうシンイチ―も聞きほれてかつての1視聴者に戻り我を忘れた感があった。話が抜群に面白かったのと自身もブルースリーの熱血語り部として、活気のあった昭和の舞台を存分に経験した人はさすがに違うという思いで見つめていたのではないのだろいうか…
 あの時代を生きた一線級の芸人の凄み、存在の重みというものを…

 ちゃうシンイチ―がようやく本領発揮し物議を醸しだしている『バース・オブ・ドラゴン』について完全版公開に関してややこしくなっている問題を語った。

 さらに先日お亡くなりになったブルース・リー『ドラゴン怒りの鉄拳』に出演されていた橋本力氏(享年84歳)について感慨味わい深く語る反面かつ一部の良からぬものの誠意のない行い、配慮のなさについて憤怒の思いを語った。


 これはなんでもかんでも表に出していいのか活字にして良いのかという問題の事で、メディアに携わる者の命題でもあるのだが特にネット人種に多いご意見番気取りの中途半端な心情の輩がすぐに自慢気にそういうことをしたがるのは困った事いや嘆かわしいことだ。
 ちなみに週刊ファイトについても有料に値する裏情報が売りとなっているのだが、業界のためにならない単なる下世話な内容を書き連ねることとは違うのだということにも通じる。ただ事件性のあることに関して未公開とするいう共犯関係的な隠ぺい体質はプロレスにおいては特にマニアの心地よい空間と化してしまいがちで世間からの距離をより遠くするものであり例外ともいえるのである。
 ただその反面に無味無臭に過ぎないというのは本来ネット記事で十分なのである。
 有料でありながら中身が乏しく愛好家が知りたい情報が載っていないで写真だけは多くちりばめれているのは情報紙とは言えずそれは御用聞きの広報誌ともいう。
 まさにそこなのである。それでも都合の悪いことを書きやがると毛嫌いする者が確実にいるのは仕方がないことではある…
 さらに余計なことを付け加えさせてもらえれば往年の名レスラーなんかとやたら2ショット写真を“自分”から撮りたがったりサインを求めたがる昨今の特に若い世代のミーハーなファン丸出し業界人の比率がやけに多い質の低さも同時に問題ともなる。境界線はやはり必要となってくる。

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