PURE-Jとアクトレスガールズのコラボによる1DAYタッグトーナメント。1回戦では「負けたら解散」と背水の陣で臨む『WANTED’14』がコミカルを封印したファイトで藤ヶ崎矢子&安納サオリを撃破。試合後、敗れた矢子が安納を責め、「私は今日気づいたんだよ。オマエとタッグ組むとな、お客さんがみんなサオリしか写真撮ってねーじゃねぇかよ!」と怒りを露わに、7・30名古屋大会での一騎打ちを要求。安納は「ベルト懸けてください」とタイトルマッチをアピールする。このカードを実現させるために、コマンドボリショイから4・2後楽園大会のDVD+水着ポートレート5セットの販売を課された矢子だが、休憩時間に早くもクリア。矢子は「あと1ヶ月ちょっとしかないので、どんどん防衛してジュニアを卒業したいと思います」と意気込みを語った。もう1つの1回戦は無限大を意味する『インフィニット』をチーム名とした中森華子&万喜なつみが、アクトレスガールズ選抜チームの関口登子&清水ひかりに快勝。2回戦はKAZUKI&鋼がシード枠の『RED SOUL』Leon&高瀬みゆきを下し、中森&万喜はその名の通り関節技を駆使する『サブミッション・シスターズ』コマンドボリショイ&本間多恵に苦戦しながらも決勝戦にコマを進める。
セミファイナルではトーナメントの発起人でありながら不参加となった勝愛実が堀田祐美子と初の一騎打ち。場外戦でも水を吹きかけるなどまったく臆せずに闘うも、最後は堀田がスリーパーでギブアップ勝ち。マイクを持った堀田は「ピュアハートにもこんなキチガイいたんだね。…おもしろいね。何度でもやってやるよ。オマエの気持ちわかったよ」と高評価。勝が「“何度でもやってやる”って言ったな? いいんだな? そういえば8月11日、PURE-J旗揚げ戦…私の相手、空けてんだよ。そこにオマエを入れてやってもいいぞ?」と返答すると、堀田は「オマエ礼儀ってもんがあんだろ」と態度を急変するが、「考えといてやるよ」と言って引き上げていく。メインイベントは、ともに3試合目となるKAZUKI&鋼と中森&万喜によるトーナメント決勝戦。中森と万喜はコスチュームを変えての入場で会場を驚かせる。死力を尽くしての激戦は中森のダイビング・ギロチンで決着。KAZUKIは「鋼!! この急造チームの中で勝てなかった。公約通り、今日でWANTEDは解散!!」と叫んでリングを下りると、鋼は「KAZUKIさん! 待ってください」と追いすがる。中森&万喜には優勝商品としてボリショイからタワーレコードのTシャツが贈られ、中森は「似合ってますよねー!? 『インフィニット』これからも団体の枠を超えて、やっていこう!」と笑顔を見せた。
『J×Aドリームタッグトーナメント』
日時:7月14日(金)
会場:東京・浅草花やしき座(19:00)
観衆122人
<J×Aドリームタッグトーナメント1回戦・時間無制限1本勝負>
『WANTED’14』KAZUKI、○ライディーン鋼
9分46秒/ラリアット→片エビ固め
○『BBB』藤ヶ崎矢子、安納サオリ
<同トーナメント1回戦・時間無制限1本勝負>
『Infinitto』中森華子、○万喜なつみ
10分33秒/ネック・スクリュー
関口登子●、清水ひかり
<同トーナメント2回戦・時間無制限1本勝負>
○KAZUKI、ライディーン鋼
9分43秒/ダイビング・ニードロップ→片エビ固め
『RED SOUL』Leon、●高瀬みゆき
<同トーナメント2回戦・時間無制限1本勝負>
○中森華子、万喜なつみ
12分23秒/フィッシャーマンバスター→片エビ固め
『Sabmission Sisters』コマンドボリショイ、●本間多恵
<スペシャルシングルマッチ・30分1本勝負>
○堀田祐美子
9分45秒/スリーパーホールド
●勝愛実
<同トーナメント決勝戦・時間無制限1本勝負>
○中森華子、万喜なつみ
15分32秒/ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
KAZUKI、●ライディーン鋼
※中森&万喜が優勝。
★中森&万喜のコメント
万喜「優勝するためには3試合という初めての経験なんですけれども、絶対華子さんと組んだからには優勝したくて…。1人だったら絶対に敵わない決勝戦の相手だけど、華子さんと一緒に力を合わせて取れた優勝が本当に、涙が出るほど嬉しいです(笑)」
中森「1試合1試合全力で闘ったんですけど“決勝まで行けたらコスチュームを変えよう”って約束してることもあったし、急造タッグとか言う人いるけど何回か組んでるし。『インフィニット』って名前も付けて、優勝しなきゃっていう気持ちで来ました。キャリアも全然違うけど、ホントになつみが頼りになるパートナーだったので良かったです」
━━今後も2人で組んでいきたい?
中森「なつみは(安納との)『さむ&なつりー』っていうのもあるし、マコ(真琴)が欠場してるけど『真華不思議』もあるし、だけど優勝という結果を残せたので。また、どこかで組む時は上をいきたいなと思ってます」
20日(木)14時よりPURE-Jが亀アリーナにて記者会見を開き、8・11後楽園ホールにおける旗揚げ戦の第2弾カードを発表。コマンドボリショイは4月に封印されたJWP無差別級を継承する新王座の設立について言及した。
▼スペシャルタッグマッチ Road to PURE-J open class・15分1本勝負
出場決定選手…希月あおい、アレックス・リー
ボリショイ「JWP認定無差別級王座同様に、これからPURE-Jの軸となっていく無差別級王座に向けて、旗揚げ戦以降にリーグ戦を行なって新王者したいと思います。すでに参加の意思を表明してくれてる選手に後楽園ホールにも出て頂いて、“こういう選手たちとPURE-J女子プロレスの大会を一緒にやっていきますよ”ということをプレゼンできるように。タッグマッチでいろいろPRして頂ければと思います」
(JWP時代と同様にデイリースポーツの今野氏がコミッショナーに就任することが発表される)
今野「過去JWP時代もタイトルマッチ立会人としてコミッショナー的役割を担ってまいりましたが、新団体PURE-J発足以降もデイリースポーツとしては団体を後援していくつもりです。私も出来る限り新しいベルトの価値を高めるべく協力していけたらと思いますので、皆さんご協力をお願い致します」
━━リーグ戦の人数は?
ボリショイ「今プランとして考えているのは“PURE”の頭文字を取ってPOWER(パワー)、Utility(ユーティリティ)…といった感じの、それぞれに特化した選手にリーグに入ってもらって、最高得点者が決勝トーナメントを行なうような感じで。キャリア、スキルやパフォーマンス…すべてにおいて無差別級。オープンクラスであればいいかなと思ってます。選手は募集します。現在決定しているのがドリーム女子プロレスで活躍してくれている希月あおい選手、アレックス・リー選手がいち早く名乗りを上げてくれています」
━━PURE-Jの所属7選手は全員参加する?
ボリショイ「はい。キャリアも新人からベテランまで全部ですね」
━━タイトルの規定などはJWP無差別級と変わらない?
ボリショイ「変わらず、プロレスラーであって女性であれば問題ないと思います」
▼Dream of 7colors The HAGANE
ライディーン鋼 vs 松本浩代
松本「PURE-J旗揚げおめでとうございます! 旗揚げという日に所属選手とシングルマッチはより一層気合いが入ります! 鋼の覚悟はどんなものなのか? 私よりも大きな気持ちで挑んできてもらいたいと思います。今覚醒しなくていつ覚醒すんだ!? 覚醒したライディーン鋼に会えるのを楽しみにしています。そしてそのライディーン鋼をぶっこわすぞー! そして…私はいつでもトップ狙いに行きますよ…!」(不在のため代読)
鋼「今も(読み上げられたコメントで)覚醒しろと言われました。なので今から後楽園ホールに向けて…(大声で)覚醒します! 松本浩代! ぶっつぶすぞーっ!!」
━━松本は各団体で活躍しているが、それについての印象は?
鋼「さすがチャンピオンだなって思います。でもそこを超えるのが私なので、覚醒して絶対超えていきます」
━━松本よりも自分のほうが上回っていると思う部分は?
「体の大きさとかパワー。松本浩代選手にはないパワーを私は持ってると思っているので…。ただ単に“倒したい!”っていう気持ちが強いですね」
▼Dream of 7colors The MANAMI
勝愛実 vs 堀田祐美子
堀田「大暴走予告…7月14日、PURE-J花やしき大会で私をブチギレさせた勝愛実!! ある意味、私に火を付けてくれてありがとよ…。私に火を付けた以上、火傷だけじゃ済まないのはわかってるよな…? お前のナメくさった口の聞き方と根性を叩き直してやる!! 覚悟しとけよ!!」(不在のため代読)
勝「何やら堀田選手はすごい怒っているようなんですが、本来の暴走堀田はこんなもんじゃないと思っています。堀田選手が燃えているように私はさらに10倍、100倍…いや1000倍! 燃えに燃えています。旗揚げ戦は暴走堀田に勝ってPURE-J女子プロレス、そして勝愛実としての大きな一歩を進めたいと思っています。暴走堀田を引き出して勝ちたいと思います。あと1つ、口の聞き方がどうとか言っていましたが勝負の世界、リング上では一切関係のないことで、とやかく言われる筋合いはありません。痛い目を見るのは堀田祐美子。オマエだよ!」
━━7・14浅草大会は激しい試合となったが、試合前に思い描いていた闘いはできた?
勝「いや、まだ納得できない部分はたくさんあります。そこに満足してしまったら次のステップアップっていう目標がなくなってしまうので。これからの闘いに、たぶん私はずっと納得できないまま闘い続けるんだと思います」
━━試合後に堀田に向かって「オマエ」呼ばわりしたが。
勝「はい。そこは一切、直すつもりはありません」
━━再戦に向けての対策などは?
勝「特に秘策というのはないんですけども、こないだの浅草大会の時に自分でも気づかないような感情を堀田祐美子に引き出されたので、旗揚げ戦は本能のままに闘いたいと思ってます」
▼Dream of 7colors The BOLSHOI
コマンド ボリショイ vs 小波
ボリショイ「この“ドリーム・オブ・セブンカラーズ”というのはPURE-Jの選手がそれぞれのテーマに沿った闘いを見せていきたいという意味で全員シングルにしたんですけど、“私はテーマに闘えばいいのかな?”っていうところでサブミッション(関節技)。JWPから続くPURE-Jではプラム麻里子さんは外せません。サブミッションクイーンとして活躍されていたので私はその称号を引き継いで、PURE-Jでもこれからも女子プロレスを語り継いでいけるようにサブミッションに特化した選手をさらに増やしていって、そういう闘いを淘汰されないように見せていきたいと思って今回、小波選手を指名させて頂きました。小波選手と私にしかできない攻防を見せて、きっちり勝ちたいと思います」
小波「まずPURE-Jさんの旗揚げ戦のオファーを頂いて、試合をさせて頂けることをすごく光栄に思ってます。ボリショイさんとは個人的にシングルマッチは3回目になるんですけども、2回私がギブアップで負けてまして。3度目はないだろうと…3度目の正直として私が必ずギブアップで勝ちたいと思います。そして、勝ったあかつきには10万円もらえるんですよね?」
(※コマンドボリショイが自身の25周年企画として、25歳以下の選手がボリショイからギブアップを奪うことができたら賞金10万円。25人以上の目撃証人がいることが条件で、ネット上での動画配信なども有効)
小波「私は7月で21歳になるので、ギブアップ勝ちをして…26日のGrowth新木場大会でもボリショイさんとタッグマッチで当たる機会があるんですよ。そちらでまず10万円。8月11日のシングルマッチで10万円で、合計20万円を手にしたいと思います」
ボリショイ「そんな話じゃないよ? 1回私がギブアップしたらこの企画は終わりだから」
小波「え?」
ボリショイ「心配しないで。誰にもギブアップしないから。25歳以下っていったらヒヨッコだよ?」
小波「いやいや! 油断してたらダメですよ。私は毎日毎日どうやったらボリショイさんに勝てるか? っていう計画を立ててるんで油断しないでください。…っていうか持ってるんですか10万円? あんだけツイッターで言っておいて、1度も10万円の姿を見たことないんですよ。ホントに持ってるのか心配になりますね。これで私が勝ったのに“あれはウソだった”とかありそうなので…人は簡単に信用しないようにと思っているので…」
ボリショイ「持ってる持ってる。いつも持ち歩いてるの。万が一ギブアップしちゃった時に渡せるように…」
小波「今もあるんですか? 見せてくださいよ。見るだけ」
(ボリショイが現金10万円を取り出すと、小波が突然襲いかかり腕を極めにかかる。ボリショイが悲鳴を上げると、藤ヶ崎矢子が小波を突き飛ばして救出)
矢子「オマエな! 私の10万円に何するんだよ!」
(矢子と小波がつかみ合いに)
ボリショイ「この10万円は私からギブアップ取ったらあげるから」
小波「勝負はもう始まってるんだからな」
ボリショイ「楽しみにしてるよ」
(8・11後楽園での対戦相手が決まっていない矢子が自身のカードについてコメント)
矢子「元祖アイドルで昭和のニオイがプンプンする選手であり、たぶん今まで自分がビジュアルハンターで対戦してきた選手の中で1番勘違いしている選手だと思ってます。まだ名前は言えませんが、自分が対戦相手について言えることは今日はここまでです。それでは皆さんHappyで^ ^」
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