本間、柴田近況&新日本プロレス北米侵攻計画に重大危機!

 今日、5月17日(水)から『鉄拳7 Presents BEST OF THE SUPER Jr.24』が開幕する新日本プロレスでここのところ大きな動きがあったので、まとめて振り返りたい。

 まずは現地時間5月12日(金)、新日ーROHの北米合同興行『WAR OF THE WORLDS』のNY大会。
 ROH世界タッグ選手権試合に、BUSHIと組んだ内藤がベルトを蹴りながら登場。王者組ヤングバックスへの大歓声と比べてさしものL.I.Jもアウエーかと思われたが、内藤が序盤に寝転びポーズを披露するとやんやの歓声。L.I.Jの浸透度を見せつけた。
 また、4月でROHとの契約が切れ、WWEへの転出が噂されるアダム・コールは棚橋に敗れ、バレットクラブを追放。入れ替わりにマーティ・スカルが加入した。

 続いては、最終戦となった5月14日(日)のフィラデルフィアTV収録マッチ。マーティ・スカルのROH世界TV王座にKUSHIDAが挑んだ試合、コールが乱入してKUSHIDAの勝利をアシスト。因縁の決着戦としてコールとスカルによるストリートマッチが行われ、ヤングバックスの応援を受けたスカルがクロスフェイス・チキンウィングでコールを下した。
 WWEの内規があって即参戦とはいかないアダム・コールは来月、インディ団体IWCのトーナメントに出場する模様で、ROHにスポット参戦の可能性もある。

 一方、石井智宏以来2人目のROH世界TV王座戴冠となったKUSHIDAは、高橋ヒロム戦連敗のショックを払拭。『BEST OF THE SUPER Jr.』に別ブロックから前王者マーティ・スカルも参戦するが、KUSHIDAが北米定着濃厚だけに、当面は抗争が続きそうだ。

 続いて16日(火)には株式会社ローソンHMVエンタテイメントが『G1 CLIMAX 27』の“冠スポンサー”として契約したことを発表。これによりローソンチケットで、公式FC「Team NJPW」を除く一般へ向けての最速となる先行の実施などが行われることになった。

 また同日午後には都内某所で新日本プロレス・戦略発表会が開催。
 冒頭には三澤威メディカルトレーナーが登場し、本間朋晃、柴田勝頼の近況が報告された。

 本間は頸椎の専門病院から大阪のリハビリ専門病院に移動し、退院時期は不明ながら、外出許可を出てなんとゴールドジムで筋力を鍛えるトレーニングもスタートさせ、軽く走るなどのリハビリを行っているとのこと。

 一方、柴田に関して報告が遅れたのは、命に関わる状況だったために、控えていたとのこと。現在は再手術も終わり一般病棟に移動。会話や歩くことに関しては問題がないものの、今後の後遺症については経過次第であり、予断を許さない状況。しかし退院の目処はついてきたので「元気なエールを送ってほしい」と締め括った。

(ちなみに柴田は今日、17日に日記『REAL TALK』を定期更新。搬送時に救急隊員を蹴り飛ばした衝撃エピソードを明かしている)

 また、三澤トレーナーは選手の健康管理に関して改めて説明。以前から医事委員会を組織して万全の体制でコンディションを把握し、怪我の防止に努めていることを強調。
 しかし昨今の状況に対応して選手個々の試合数を限定する事を発表した。

 続いて木谷オーナーが登場。
 まず、三澤トレーナーの報告を受ける形で、選手の健康管理に関し「すべてを見直していきたい」とコメント。
 
 続いて売り上げに関して、2017年は37億円を見込んでおり、さらに2018年は計画として45億、目標として50億円という史上最高の売上げを目指すことを表明。選手の負担を減らす為に出場回数などは減らす工夫をしながらも、試合数は維持、「さらに利益を伸ばしていきたい」と語った。
 さらにWWEとの比較に言及。商品の売り上げは「4分の1、5分の1に肉薄している」ものの、デジタル収入やMD(マーチャンダイズ)収入を含めた総額は、20分の1程度で遠く及ばないと冷静に分析。

 そして今後、
・ライブ戦略
・デジタル戦略
・グローバル戦略
という3つの基本成長戦略でWWEを追っていくとコメント。

 まず、ライブ戦略では2020年までに東京ドームの満員(4万人以上動員)を宣言。現在メディア展開、地上波露出によって「地方都市の動員が確実に増えている」と明らかにした。
 また、話題となったミラ・ジョボビッチとオカダのCMに関して、中邑等の移籍が「くやしかったことも要因のひとつ」と吐露。それが結果的にハリウッドや海外からの大きな反響、アピールに繋がったと強調した。

 2つ目のデジタル戦略では、「新日本プロレスワールドの会員を10万人へ! 」と、ぶち上げた。同日サイトリニューアルした「新日本プロレスワールド」の今後は、テレビでも視聴可能とし、「Chromecast」に続いて、「amazon FireTV」も近日対応可能となると明かした。
 ライブ配信に関して、アメリカ・ROHやイギリス・RPW、メキシコ・CMLLなど世界の団体と提携してライブ配信を強化していくことになる。
「過去の試合ライブラリも拡充したい」とのことで、オリジナル映像に関して「ファンの方から、こんなものが観たいという意見も頂きたい」ともコメント。公式FCTeam NJPWの有料会員は1万人を突破したことも明かされた。

 3つ目の「グローバル戦略」として、「新日本プロレスはアメリカ進出します! 」と改めて表明。7月1日、2日のLA大会のチケットが2時間で完売、追加分は2分で完売したと公表。「けっして小さな会場ではない。日本で言うと大田区総合体育館くらいのサイズ(およそ3900人)。自分は、この倍くらいの会場もいけると思っている」と語った。
 さらにアメリカ本格進出の一環として、来年を目処に現地法人の設立、道場建設、ROHで発表になったIWGP USヘビー級王座の新設についても改めて言及。
 また、バレットクラブが人気のアメリカでは、Tシャツが万単位で売れることも織り込みながら、北米市場での新日本プロレスの現状を分析。
「リング上の試合は世界一」「歴史も長い」「他にはないオリジナリティがある」とした。
 改めて、基本的には日本の試合や巡業スタイルそのまま持ち込みつつも、アメリカにあった興行形態を目指すとのこと。
 LA大会は2日間のトーナメントとなりそうで、果たして木谷オーナーの今回の発表がどう具現化するのか注目される。
 そして「アメリカのファンに新しい体験をしてもらい、どこかでスターが生まれれば、一瞬で広まる時代」と、現地で長期的に選手やスターを育成する考えを示した。

 最後に「選手の負担は緩和させる方向でありながら、もっと多くの人に楽しんでもらえるように模索していきたい」と語り、創立45周年を迎えた新日本プロレスは、新たなるステージに向かうことを表明して締め括った。

 今回、かなり具体的な数字を示しながらの会見となり、改めて北米進出と世界戦略、株式公開への本気度などが伝わってきた。
 その意味でも、本間、柴田の怪我は悩ましいところだろう。
 個々の試合数を減らすことで負担は軽減されても、だから事故が起こらないとはならないからだ。

 ファンのプロレスへの見方が日本とはまるで異なる北米市場進出を前に、選手、現場、フロントがもう一度プロレスのあり方を考える必要があるのではないかと思う。 

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