訃報 元東京スポーツ新聞社・櫻井康雄氏逝く

 11日午後、テレビ朝日のワールドプロレスリング黄金期に解説を務め、原康史名義での著作を多数上梓している元東京スポーツ新聞社・櫻井康雄氏の訃報が報じられた。

 心臓疾患の治療でペースメーカーを入れる手術を行った際に、感染症を引き起こしたとのこと。享年81。通夜は15日午後6時から、告別式は16日午前11時から、いずれも神奈川県厚木市のJAあつぎ第2グリーンホールで営まれる模様。


2016年新間寿プロデュース『10・7 昭和の新日本プロレスが蘇る日』後楽園ホール大会での櫻井さん

 戦友と言ってもいい元新日本プロレス営業本部長の新間寿氏はスポーツ誌の取材に対し、アリ戦の時に櫻井氏が自身の退職金を担保に東スポから3000万円(当時)を借りてくれた秘話を語り、「いろいろな面で協力もしていただいた。テレビ解説も名調子で本当にお世話になりました」と悼んだ。
 告別式で弔辞を読む予定。

 櫻井氏の名調子は現在新日本プロレスの動画サイト『新日本プロレスワールド』で配信中の70〜80年代の名カードでも多数遺されており、往時を知らない世代でも、検索してみればその日本プロレス界への貢献の大きさが解ることと思う。
http://njpwworld.com/search/
 心より哀悼の意を捧げたい。