20日、新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2017』優勝決定戦が新潟・アオーレ長岡にて開催された。優勝決定戦のカードは柴田勝頼vs.バッドラック・ファレ。

　慢性化した肩の痛みを抱える柴田に、ファレがあらゆる戦法を駆使して攻めにかかる。鉄柱の利用、全体重乗せ、タックル。柴田の肩に貼られたテーピングまで剥がし切り、ファレは難敵としてザ・レスラーに立ちはだかる。

　されど柴田は、アンドレ・ザ・ジャイアントを攻略したアントニオ猪木のごとく、腕がらみでファレを崩しにかかった。必殺技バッドラック・フォールを炸裂寸前で空中切り返し。おんぶ状態で上になりスリーパー密着。絞めあげてからのPKでファレを料理した。

　柴田は2014年にオカダ・カズチカから「このベルトに挑戦したいんだったらな、『NEW JAPAN CUP』に優勝してから来い」との挑発を受けていた。この記憶を、柴田はこの日の試合後マイクで「約束」と表現。「俺は約束を果たしたぞ。IWGP挑戦させていただきます。逃げんなよ、覚悟しとけ」と宣言した。

　新日本における春夏通じての祭典において、柴田は初制覇となる。IWGPヘビー級王座には13年ぶりの挑戦。柴田ファンが待ちに待ったタイトル戦＆顔合わせが4・9両国国技館にて決定した。

■新日本プロレス『戦国炎舞-KIZNA- Presents NEW JAPAN CUP 2017』＜優勝決定戦＞
日時　3月20日（月・祝）15：00
会場　新潟・アオーレ長岡4,079人（超満員札止め）

＜第1試合＞
△川人 拓来
　　10分00秒　時間切れ引き分け
△岡 倫之

＜第2試合＞
○デビッド・フィンレー
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
　　8分19秒　Prima Nocta⇒片エビ固め
●TAKAみちのく
エル・デスペラード
飯塚 高史

＜第3試合＞
○小島 聡
天山 広吉
　　11分01秒　ラリアット⇒体固め
●北村 克哉
永田 裕志

＜第4試合＞
○邪道
外道
後藤 洋央紀
　　10分47秒　クロスフェイス・オブ・JADO
●タイチ
金丸 義信
鈴木 みのる

＜第5試合＞
田口 隆祐
KUSHIDA
●ジュース・ロビンソン
マイケル・エルガン
棚橋 弘至
　　11分37秒　デスティーノ⇒エビ固め
高橋 ヒロム
BUSHI
“キング・オブ・ダークネス”EVIL
SANADA
○内藤 哲也

＜第6試合＞
YOSHI-HASHI
矢野 通
石井 智宏
○オカダ・カズチカ
　　14分01秒　レインメーカー⇒片エビ固め
●タンガ・ロア
タマ・トンガ
高橋 裕二郎
ケニー・オメガ

＜第7試合「NEW JAPAN CUP 2017」決勝戦 ＞
○柴田 勝頼
　　18分48秒　PK⇒体固め
●バッドラック・ファレ
※柴田が『NEW JAPAN CUP』初優勝

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