本間の病状発表と永田緊急参戦! 新日プロ記者会見

 3・6大田区、旗揚げ45周年の大会前に新日本プロレスの三澤トレーナーが記者会見を行い、3・3沖縄で負傷した本間の病名が「頸髄(けいずい※脊髄の、頭に近い一番上の部分)の中心性損傷」と報告された。
 一部には「意識不明説」もささやかれたが、事故直後のリング上でも意識そのものはハッキリしており、身体を動かすことが出来ない状態で緊急搬送されたことが明らかにされた。同時に、月曜日の時点でICUにいるが、下半身や腕にも徐々に感覚が戻り、自力で動かせるように回復しつつあり、心臓や呼吸への影響が不安視されていたものの、その心配もほぼ消えて、火曜日午後にも一般病室へ移る予定であること、命に別状が無く、沖縄での入院という事で家族とは電話で会話している事なども明かされた。

 三澤トレーナー会見動画
http://njpwworld.com/p/o_original_0008_215

 また、試合後は真壁が記者会見を行い、IWGPタッグ戦に自分と誰かではなく、天コジが挑戦したことについて、「本間ととらなきゃ意味が無い」と自ら言い切り、「ゆっくり休んで完璧に治してこい」とエールを贈った。
 深刻な事態を脱したとあって、普段よりは神妙な面持ちながら前向きに、時折は微笑を浮かべる余裕もみせた。

 旗揚げ記念日 2017年3月6日 東京・大田区総合体育館 真壁刀義 試合後コメント動画
http://njpwworld.com/p/s_series_00428_1_09

 翌3月7日(火)には後楽園ホールの試合前に『NEW JAPAN CUP 2017』の公開記者会見が行われ、本間の代打で永田裕志が緊急エントリーし、3月11日(土)愛知でタンガ・ロアと対戦することが発表された。
 Aブロックの参加メンバーと共に神妙な面持ちで登場した永田は、「『NEW JAPAN CUP』卒業させてもらえませんでした…真摯な気持ちでこの使命をまっとうしたいと思います」と、本間への遠慮なのか、自身の現状を解ってのことか言葉少なだった。
 IWGPタッグを天コジが奪取した試合では、こけしも繰り出して第3世代コンビが、本間へのエールでもあろう観客の温かい声援を受けて盛り上げたが、永田もその流れに乗って捲土重来を果たせるかどうか注目だ。
 Aブロック会見は棚橋が「もう蚊帳の外は十分です。新日本プロレスの中心に戻ります」と宣言して喝采を浴びて締めたが、去り際にEVILが襲うひと幕があった。果たして棚橋が言葉通り中心に戻るかにも注目。

 Bブロックはケニー・オメガが「未来の新日本プロレス、未来のプロレスをリードする責任がある」と宣言。木谷オーナーが「7月のLA大会は外国人選手がエースで…」と語っている事もあり意味深長な発言で、ケニーの優勝は堅いと思われるが、紛れの要因は柴田を執拗に挑発して乱闘になった鈴木みのる。
 3・6大田区でIWGPジュニアタッグとブリティッシュヘビー級選手権を手中に収め、しばらくは鈴木軍が中心になりそうな気配もあり、ブリティッシュヘビー級戦で、ゲストの三森すずこをして「気にくわない」と言わしめた乱入劇でのケニー敗退ならありえるとみる。

戦国炎舞 -KIZNA- Presents NEW JAPAN CUP 2017
2017年3月11日 (土)〜 2017年3月20日 (月)
愛知<開幕戦>/兵庫/福井/滋賀/長野/埼玉/静岡/新潟<優勝決定戦>
日時

▼電子書籍ジャーナル最新刊!ファイトクラブ会員読めます~クレジットカード決済、銀行振込み対応

週刊ファイト3月9日号タグチジャパン69%オブザーバー大賞Fake論マクレガーK-1中国