By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
2月19日(現地時間)にカナダ・ハリファックスで『UFC Fight Night 105: Lewis vs. Browne』が開催された。
今大会のメインイベントでは、ヘビー級マッチとして同級ランキング8位のデリック・ルイス(アメリカ 17勝4敗1NC)と同級ランキング9位につけるトラヴィス・ブラウン(アメリカ 18 勝5 敗1
分)と対戦した。ルイスはここまでガブリエル・ゴンザーガ、ロイ・ネルソンらを下し、現在5連勝中と絶好調。昨年12月にオールバニで行われたUFCファイトナイト・ニューヨークで、シャミル・アブドゥラヒモフを一蹴したルイスは、オクタゴン上の勝利者インタビューで次に戦いたい相手を聞かれ、ブラウンとマーク・ハントの名前を挙げている。その口調は必ずしも挑発的なものではなかったが、ブラウンはこれを侮辱と受け止めたようで、「ヤツはランキングを眺めて、与(くみ)しやすい相手として俺の名前を挙げたんだ。これ以上の個人攻撃があるかい。俺は普段、相手を挑発したりするタイプではないのだけれど、そこまで腕試しがしたいと言うのなら、相手をしてやろうじゃないか。本物の戦いを見せてやる」と、闘志を燃やすブラウンだが、最近はケイン・ヴェラスケスとファブリシオ・ヴェウドゥムに敗れて連敗中であるだけに一矢を報いたいところだ。
試合は序盤、ルイスがブラウンの強烈なフロントキックとカウンターからの膝攻撃で防戦を強いられたものの、第2ラウンド中盤にブラウンを射程圏内にとらえると圧倒的な破壊力を見せつけてノックアウト勝利を収めた。これでルイスは6連勝を達成すると同時に、16回目のフィニッシュ勝利を記録。一時は優勢に試合を展開したブラウンは3連敗を喫し、通算18勝6敗1分と戦績を落とした。
ルイス、試合後のコメント
「俺のほうが奴より強いハートを持っているって分かっていた。あの男のことは忘れちまえ、俺のほうが奴よりデカいハートを持ってるんだ。帰宅してリセット・ボタンを押して休息をとる必要がある。一ヶ月おきに戦ってきた。休息をとる必要があると感じているんだ」
また、セミメインイベントでは元UFC ウェルター級王者であるジョニー・ヘンドリックス(アメリカ17勝5敗)が、ヘクター・ロンバード(キューバ34勝6敗1分2NC)とのミドル級マッチに挑む。ヘンドリックスにとってはこの試合がミドル級でのデビュー戦。ヘンドリックスは2015年10月のUFC192 で計量に失敗し、試合が土壇場でキャンセルになって以来、3連敗中と背水の陣でミドル級に挑戦するだけに大きな注目を集めている。
試合はヘンドリックスの3ラウンドに渡る賢い試合運びで、相手の持ち味を完封し、1年ぶりの勝利を記録した。
ヘンドリックス、試合後のインタビュー
「3ラウンドに入っても奴の一撃にはパワーを感じた。一発で試合をひっくり返す危険なファイターが相手となると、なかなか攻められるもんじゃない」
大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
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■ UFC Fight Night 105: Lewis vs. Browne
日時:2017年2月19日
場所:カナダ・ハリファックス
<ヘビー級/5分5R>
○デリック・ルイス(米国)
2R 3分12秒 KO
●トラヴィス・ブラウン(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ジョニー・ヘンドリックス(米国)
判定 3-0
●ヘクター・ロンバード(キューバ/豪州)
<フェザー級/5分3R>
○ギャビン・タッカー(カナダ)
判定 3-0
●サム・シシリア(米国)
<ミドル級/5分3R>
○エリアス・セオドロ(カナダ)
判定 3-0
●セザール・フェレイラ(ブラジル)
<キャッチウェイト(139.5ポンド)/5分3R>
○サラ・マクマン(米国)
1R 1分14秒 肩固め
●ジーナ・マザニー(米国)
<ライト級/5分3R>
○ポール・フェルダー(米国)
1R 4分44秒 TKO
●アレッサンドロ・リッチ(カナダ)
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by 稲垣 收
・「敵意はない。マクレガーをリスペクトしてるから戦いたいんだ。私の格闘技技術を試す最大のチャレンジになるだろう」
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