いつのころからか、「伊藤は怖い」という刷りこみが業界全体で蔓延している。おそらく、大の練習家にして、Ｏ型ならではのリーダーシップさが関係者のあいだで広まったのが、起因だろう。圧倒的な風格と存在自体が周囲の緊張感を高める伊藤だが、その素顔は、京都生まれの“京美人”。しかし、曲がったことが大嫌いな性格は九州男児さながらで、約５年前の2002年には芸能プロダクションのホリプロが中国・大連で発掘した美少女たちをプロレスラーに育成する巨大プロジェクト「ダリアンガールズ」のメインコーチに抜擢されて、およそ１年間、現地に定住した。
ダリアンが消滅し、古巣である全日本女子プロレスが解散に陥った2005年には、そのコーチング力を活かして「伊藤薫プロレス教室」を発進。現在は、伊藤道場の略称で活動し、立ち上げからちょうど２年で８選手を擁すまでに至った。
当面の最低ノルマは、年に４回の自主興行である。キャリア18年。目指すは伊藤道場の団体化。ベテランコーチ・伊藤は道場生に何を伝え、女子プロ界に何を刻んでいきたいのか。
３回目を迎えた現役女子レスラーとの60分ノーカットインタビューも、必見だ。

《収録項目》
■長与千種を観てこれだ！　っ決めた女子プロ入り
「親から『いい加減に辞めろ』って言われるけど、プロレスをやり通したい」

■たった１人でダリアンガールズ16人をコーチした
「朝の６時から夕方までトーレニング、それが中国で半年続いた」

■ジャガーさんの言葉「教え子はかわいい」の意味が今わかる
「渡辺智子や前川久美子に言われた、『もうちょっと前に伊藤道場ができてたら、引退してなかったかも』って」

■９人目の道場生はキャラ抜群の女版・高見盛!?
「文子ファンの練習生はキレたら自分の胸をボンボンって叩く、まさに高見盛！」

■感情を出せない道場生に怒りが噴出中
「舞と佐藤、プレッシャーかもしれないけどあの子たちが２番手」

『伊藤道場　心　〜第４章』は７月１日（日）にゴング！
場所／東京・新木場１stＲｉｎｇ
開始時刻／12時（※11時から練習生・町田千明の公開プロテストを実施）
?15分1本勝負　森居知子vs勇気彩（ＮＥＯ）
?15分1本勝負　みどりvs野崎渚（ＮＥＯ）
?30分1本勝負　小林華子vs栗原あゆみ（フリー）
?30分１本勝負　上林愛貴vs井上貴子（ＬＬＰＷ）
?60分１本勝負　浜田文子＆佐藤綾子＆市井舞vs堀田祐美子（フリー）＆豊田真奈美（同）＆伊藤薫

伊藤道場公式サイト
伊藤薫オフィシャルウェブサイト『Ｗ−ＦＯＯＴ　ＳＴＡＭＰ』
伊藤雅奈子の「ｂｌｏｇ　ｄｅ　かなたくル？」