By courtesy of Zuffa LLC / Getty Images
2月11日(現地時間)にニューヨーク・ブルックリンで『UFC 208: Holm vs. de Randamie』が開催された。
メインイベントでは、UFCが新設した女子フェザー級(145パウンド、65.8kg未満)王者決定戦として、現女子バンタム級ランキング2位のホリー・ホルム(アメリカ10勝2敗)と同級ランキング10位のジャーメイン・デ・ランダミー(オランダ6勝3敗)が対戦した。
ホリー・ホルムといえば、2015年11月のUFC 193で当時の絶対女王ロンダ・ラウジーに初めて土を付けた、あの強烈なハイキックからのノックアウトシーンが有名だが、大会直前のインタビューでは、「私は“ロンダからベルトを取った選手”ということだけで、人の記憶にとどまりたいとは思わない。私はあくまでも、与えられた場でできる限りの全力を尽くしたのか、自分を納得させることができるアスリートでありたい。その証明のためにも、このフェザー級ベルトはぜひとも獲得する」と、女性としては初の2階級制覇に掛ける意気込みを語っていた。
一方の対戦相手のデ・ランダミーは、ムエタイ、キックボクシングで46勝0敗という成績を残し、10度の王座防衛を達成した実力者であり、どちらが勝っても初代王者となる女性ファイター同士の打撃戦は大きな注目を集めた。
試合は、打撃戦が予想されたものの、お互いに警戒し合う展開となり、また、第3ラウンドと第4ラウンドの終了間際にはホーンが鳴った後にデ・ランダミーが殴りかかってしまうシーンがあったが、レフェリーからの注意のみで減点はされず、有効打がない中で最後まで戦う姿勢を貫いたデ・ランダミーが判定の末、3者とも48対47をつける接戦を制して女子フェザー級初代王者に輝いた。
ランダミー
「接戦だった。3 ラウンドにはハイキックをもらってしまった。私はファイトしに来たけど、彼女は違った。オランダ! あなたの国にUFC チャンピオンが誕生したわよ。(次期挑戦者のクリス・サイボーグについては)私は誰とでも戦うつもりだけど、その前にケガをした拳を直さないといけないから、そちらが先ね」
またセミファイナルでは、あのアンデウソン・シウバが登場し、復活の判定勝ち。アンデウソン・シウバに関しては、週刊ファイト2月16日号オカダみのる札幌達人熱狂JWP泉田純アンデウソン天龍豆まきの電子書籍をご覧ください。
前座カードではウィルソン・ヘイスと佐々木憂流迦が対戦し、ヘイスが判定勝ちしている。
大会や選手の詳しい情報などは、UFC 公式サイトへ
FOXスポーツ&エンターテインメント UFC ナンバーシリーズ
UFCファイトパス、全世界で配信開始!
DAZN
■ UFC 208: Holm vs. de Randamie
日時:2017年2月11日
会場:ニューヨーク市ブルックリン バークレイ・センター
<女子フェザー級王座決定戦/5分5R>
○ジャーメイン・デ・ランダミー(オランダ)
判定 3-0
●ホリー・ホルム(米国)
<ミドル級/5分3R>
○アンデウソン・シウバ(ブラジル)
判定 3-0
●デレク・ブランソン(米国)
<ミドル級/5分3R>
○ジャカレ・ソウザ(ブラジル)
1R 3分41秒 キムラ
●ティム・ボッシュ(米国)
<ライトヘビー級/5分3R>
○グローバー・テイシェイラ(ブラジル)
判定 3-0
●ジャレッド・キャノニア(米国)
<ライト級/5分3R>
○ダスティン・ポイリエ(米国)
判定 2-0
●ジム・ミラー(米国)
プレミムカード
<フライ級/5分3R>
○ウィルソン・ヘイス(ブラジル)
判定 3-0
●佐々木 憂流迦(日本)
(C)ONE Championship
2月10日(現地時間)にマレーシア・クアラルンプールで『ONE Championship: Age of Domination』が開催された。
アジア最大のMMA団体としてアジア各国の主要都市で大会を開催しているONE Championshipだが、アジアの主要各国の大都市での開催を続けており、今回はマレーシア・クアラルンプールで開催された。
今大会のメインは現在3連勝中のイブ・タンと元UFCファイターであるカメル・シャロルスのライト級戦が組まれた。試合は手数のタン、ダメージを与えたならシャロルスという形で判定は割れ、スプリットでタンが判定勝ちした。
■ ONE Championship: Throne of Tigers
日時:2017年2月10日(現地時間)
場所:フマレーシア・クアラルンプール
<キャッチウェイト/5分3R>
○イブ・タン(ニュージーランド)
判定 2-1
●カメル・シャロルス(イラン)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
○モウリッド・カイブラエフ(ロシア)
判定 3-0
●エウベウ・バーンズ(ブラジル)
<フェザー級(※70.3キロ)/5分3R>
○ケアヌ・スッバ(マレーシア)
1R 2分56秒 ギロチンチョーク
●アマド・ムスタバ(パキスタン)
<ストロー級(※56.7キロ)/5分3R>
○アレックス・シウバ(ブラジル)
3R2分32秒by 腕十字
●ロイ・ドリゲス(フィリピン)
【タブーに踏み込むUFC情報商材の決定版!】
▼電子書籍ジャーナル最新刊!ファイトクラブ会員読めます~クレジットカード決済、銀行振込み対応
週刊ファイト2月16日号オカダみのる札幌達人熱狂JWP泉田純アンデウソン天龍豆まき
稲垣收のUFC情報~かつてUFCミドル級王座を10連続防衛し、UFC史上最多の16連勝を記録する史上最高の格闘家アンデウソン・シウバ。昨年7月のUFC 200では2日前のオファーで一階級上の王者ダニエル・コーミエとの試合を快諾して記念碑的大会を救い、この週末のUFC 208ではデレク・ブランソンと対戦する“闘神”が、現在格闘界一注目を集める“毒舌王”マクレガーとの試合を要求した! その理由は?そして気になる引退の時期は?
▼「次に戦いたい相手はマクレガーだ」 史上最高の格闘家アンデウソンがマクレガー戦を要求!
by 稲垣 收
・「敵意はない。マクレガーをリスペクトしてるから戦いたいんだ。私の格闘技技術を試す最大のチャレンジになるだろう」
・「俺は誰とでも戦うぜ。数字さえ合えばな」(マクレガー)
・六本木と渋谷でUFC 208のビューイングイベント開催