初詣は巌流島ということで、1月3日、ディズニーランド隣接の舞浜アンフィシアターで巌流島の『世界武術団体対抗戦』が開催、試合結果こそ日本陣営2勝に対して海外勢3勝と負け越してしまったが、UFCでもなければRIZINでもない、新たな世界観を確立した。シルク・ド・ソレイユの忍者サーカスが圧巻のパフォーマンスを披露するなど、新会場の武器であるプロジェクション・マッピングを使った斬新な演出と、各試合前に演武などのエンタメ・スキットが効果的に挿入されて、世界にひとつしかない豪華絢爛なプレゼンテーションを繰り広げていた。
※詳細分析大版は週刊ファイト1月12日号オカダxオメガ1・4新日RIZIN女子サーカス巌流島坂口征二IGFに掲載されました。
■ 巌流島 世界武術団体対抗戦2017 in MAIHAMA 日本代表vs世界選抜
日時：2017年1月3日（水）
会場：千葉・舞浜アンフィシアター 観衆1,846 名
主 催： 巌流島実行委員会、株式会社ひとだんらく
桜吹雪の舞う表彰式には3-2で勝利した世界選抜メンバーが並んだ。
空の巻＜第2部第5試合 世界武術団体対抗戦 大将戦 70kg契約 3分3R＞
〇菊野克紀（フリー／巌流島全アジア武術選手権’16優勝、DEEPライト級（70.3kg）王者）
1R 1分59秒 左フック一本
●ケビン・ソウザ（ブラジル／MMA）
試合後のインタビュー・ルーム会見によると、「何が当たったのか自分では覚えてない」そうだが、またも菊野に神風が吹いた。手足の長いソウザの間合いに入って一撃で倒してしまうのだから沖縄拳法空手、叩けば倒れる”神の手”極意は恐るべしだ。ソウザによれば後頭部に一発入った（写真中央）と話していたが・・・。
風の巻＜第2部第4試合 世界武術団体対抗戦 副将戦 80kg契約 3分3R＞
●田村潔司（U-FILE CAMP）
判定0-3
〇レオナルド・ブラマ（イタリア／ジークンドー、MMA）
谷川プロデューサーによれば田村は「風邪をひいて、事前のPR神社参りも調子が悪いとすぐに帰った」そうだったが、ジークンドーの使い手というイタリア人選手にパンチを当てられいいところなく判定で敗れ去った。
火の巻＜第2部第3試合 世界武術団体対抗戦 中堅戦 80kg契約 3分3R＞
●瀬戸信介（フリー／蟷螂拳）
1R 1分38秒 グラウンドパンチ一本
〇マーカス・レロ・アウレリオ（ブラジル／カポエイラ）
試合中、怪鳥音を発していた瀬戸信介には、「カマキリがんばれ！」の声援が飛んでいた。試合後インタビュー・ルーム会見にて、あの怪鳥音はファルセットであり、力を抜く効果があるとの武道理念を披露していた。リスクを恐れずあえてカポエイラを実戦で使うプロの鑑マーカスは、毎度、写真家が一番燃える選手である。
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水の巻＜第2部第2試合 世界武術団体対抗戦 次鋒戦 62kg契約 3分3R＞
〇町田 光（橋本道場／REBELS 60kg級王者、WPMF世界スーパーフェザー級王者）
判定3-0
●アディチャ・カトカデ（インド／コシティ）
居合抜きのポーズこそ入場の際にアピールも、町田は勝つには勝ったがインパクトは残せずじまいだった。
地の巻＜第2部第1試合 世界武術団体対抗戦 先鋒戦 65kg契約 3分3R＞
●渡辺一久（フリー／ボクシング）
2R 終了時 アキレス腱破壊の疑いドクターストップ（タオル投入）TKO
〇チェ・ミンス （韓国／テコンドー、キックボクシング、MMA）
カポエイラを魅せたりは前回もそうだったが、今回はバックドロップに、小見川道大の巴投げで場外に落とすもトライしていた自由人・渡辺一久だったが、足をくじいてしまい歩けなくなってもまだ試合を続ける根性だけは素晴らしい。
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＜第2部 第1回大学対抗武術駅伝トーナメント決勝戦 3分2R＞
○村田純也（東京国際大学・国際関係学部2年/柔道）
1R 29秒 腕ひしぎ十字固め一本
●高橋京輔（日本大学・経済学部2年/学生キックボクシング）
＜第2部オープニングファイト第2試合 75kg契約 3分2R＞
〇濱岸正幸（U-FILE CAMP／元ZSTウェルター級王者）
判定3-0
●ハ・ウンピョ（韓国／テコンドー）
＜第2部オープニングファイト第1試合 70kg契約 3分2R＞
●原 一隆（勝どきスタジオメレリエ／新空手）
1R 2分31秒 転落3回一本
〇伊左次雄介（NEO JUDO ACADEMY／柔道）
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＜第1部第3試合 第1回大学対抗武術駅伝トーナメント リザーブファイト 3分2R＞
○坂井克好（日本大学・経済学部1年/学生キックボクシング）
1R 1分51秒 チョークスリーパー一本
●龍頭 慧（立命館大学・経営学部3年/学生プロレス）
＜第1回大学対抗武術駅伝トーナメント1回戦 3分2R＞
○村田純也（東京国際大学・国際関係学部2年/柔道）
1R 10秒 飛び付き腕十字一本
●藤森 歩（立命館大学・産業社会学部2年/学生プロレス）
棚橋弘至、レイザーラモンRG、宇藤純久らを輩出したRWFから参戦の藤森歩には、会場から「プロレスがんばれ！」の声援が飛んだが、所英男が山本アーセンに極めた下からの十字に秒殺される。東京国際大・柔道部の村田純也は見たばかりのRIZINの映像が伝染したようだが、結局トーナメント優勝して実力者ぶりをアピールした。
＜第1部第1試合 第1回大学対抗武術駅伝トーナメント1回戦 3分2R＞
○高橋京輔（日本大学・経済学部2年/学生キックボクシング）
判定3-0
●久保田竜（山梨学院大学・経済情報学部3年/空手）
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