第47回プロレス文化研究会のお知らせ、テーマは「リーガル“レッスルハイ”」

日時:2014年2月1日(土)午後2時~5時
場所:ほんやら洞2階・京都市上京区今出川通寺町西入ル大原口町229(地下鉄今出川駅下車東へ徒歩5分ほど、京阪電鉄出町柳駅下車西へ約5分ほど、御所の北、同志社女子大学の東にあります。
tel(075)222-1574
 
入場無料:(カンパ歓迎。)入場時にワンドリンクの注文をお願いすることになります。
●会場内への飲食物の持ち込みは禁止です。お守りください。
●「ほんやら洞」に研究会の内容についてのお問い合わせはご遠慮ください。
報告 角田龍平さん(弁護士。大阪弁護士会所属)
 「司法とプロレス」
 司法界からプロ文研に初の参戦です。角田さんは現在「角田龍平の法律事務所」所長で、もちろん本物の弁護士です。プロフィールを簡単に紹介しましょう。京都・洛星高校3年在学中の94年、「紳助の人間マンダラ」(関西テレビ)の企画「オール巨人の漫才道場」でオール巨人に弟子入りした後、95年に一芸入試で立命館大学法学部に入学し、新日本プロレスの棚橋弘至選手と出会いました。
 その後、進路を漫才師から弁護士に変更し、06年に司法試験に合格を果たしました。08年に弁護士登録後、橋下徹大阪市長が代表を務める法律事務所に就職するも、思想信条の違いから11年に独立しました。
 弁護士業務の傍ら、09年に1年間「オールナイトニッポンR」(ニッポン放送)のパーソナリティを担当しました。現在は「角田龍平のオールナイトニッポンポッドキャスト」(ニッポン放送)を配信する他、メールマガジン「水道橋博士のメルマ旬報」で「角田弁護士のメルマ遵法」を連載しています。
 プロレスファン歴は30年以上で、新日本プロレス検定2級の保持者です。
 さて、角田さんの報告は、次の3部構成です。
①判例データベース「ウェストロー」で、「プロレス」という言葉でフリーワード検索すると、判決文に「プロレス」という言葉が使用されている裁判例が民事で85件、刑事で32件ヒットします。これらの裁判例を素材に、司法において「プロレス」という言葉がいかなる文脈で使用されているかを分析し、社会における「プロレス」の位置づけについて考えます。
②また、紛争解決機関としての司法とプロレスとの類似性について説明します。
③さらに、開かれた司法を志向するあまり、本来少数者の人権保障の砦となるべき司法が大衆に迎合する傾向にある「司法のプロレス化」(②とは異なる意味)についても報告します。
 プロ文研は、ファン、研究者、市民の三位一体を標榜し、「プロレスの一般化、社会化」を一つの目標に掲げ、さまざまな試みを行ってきました。その意味では、今回の角田さんの報告は「プロレスの一般化、社会化」に一石を投じるものと考えております。
 プロレスを法的に分析するとどうなるのか、豊富な具体例をまじえながら、熟練の語り口でユーモラスに語ってくれることでしょう。
 ふるって、ご参加下さい。
■ 世話人 井上章一、岡村正史
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活字プロレスにこの人あり!岡村正史氏
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▼2・18 第41 回プロレス文化研究会テーマ「彼女はなぜ女子プロレス
を見捨てなかったのか~ファンのライフヒストリー研究 伊藤雅奈子氏