第46回プロレス文化研究会、テーマは「力道山はなぜ木村政彦に勝ったのか」

■ 第46回プロレス文化研究会
 テーマは「力道山はなぜ木村政彦に勝ったのか」
日時:11月2日(土) 午後2時~5時。
場所:ほんやら洞2階(〒602-0832 京都市上京区今出川通寺町西入ル大原口町229)
TEL : 075-222-1574  駐車場なし
*地下鉄烏丸線 今出川駅下車→徒歩 約5分
*京阪電鉄 出町柳駅下車→徒歩 約5分
*市バス(3,4,17,37,59,201,205系統)河原町今出川下車→徒歩 約3分
*市バス(59,102,201,203系統)同志社前下車→徒歩 約3分
入場無料:(カンパ歓迎。)
その後2次会予定
●会場内への飲食物の持ち込みは禁止です。お守りください。
●ほんやら洞に研究会の内容についてのお問い合わせはご遠慮ください。
<力道山没後50年、プロレス文化研究会15周年特別企画>
力道山はなぜ木村政彦に勝ったのか
1.報告 岡村正史
「格闘技ブーム」終焉後に力道山対木村政彦戦を考える」
2.ビデオ上映 なし 
 今回のプロ文研は、場所を変えて「ほんやら洞」で行います。「ほんやら洞」は1972年にシンガーソングライターの岡林信康らによってオープンされた喫茶店で、70年代には関西フォークのメッカとして中川五郎、浅川マキらのライブが行われました。また、音楽のみならずさまざまなカルチャーの拠点として京都の名物的存在です。店の名前は、つげ義春の短編漫画「ほんやら洞のべんさん」に由来していますが、いかにも70年代的ですね。現在は創立メンバーのひとりだった写真家の甲斐扶佐義氏が経営者となっています。
 さて、今回のテーマは力道山没後50周年ということで、力道山で行きたいと思います。
 最近のプロレス・格闘技関係の出版の話題といえば、何といっても増田俊也氏の『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(2011年、新潮社)が挙げられます。この種の本としては異例の驚異的売上を記録しています。また、2012年には大宅壮一ノンフィクション賞を受賞しました。成功の要因はいろいろあるでしょうが、タイトルのインパクトの強さに加えて、日本柔道史上「最強」の男が柔道界からもプロレス界からもパージされた悲運の歴史を克明に描いた点にあるのでしょう。
 たしかに、木村はプロレス界では「敗者」でした。というより、力道山が唯一の「勝者」だったのです。力道山が敷いた路線の「プロレス」が日本では「プロレス」となり、今日のわれわれをも意識の上で支配しています。
 その点で、力道山対木村政彦の一戦はやはり重要だったと思います。プロ文研では、この試合を過去に2回取り上げていますが、「格闘技ブーム」が完全に終焉した今、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』を読んだ上で、検討すると違った面が見えてきます。
 今回の報告では、「格闘技ブーム」終焉後のファン心理にも触れた上で、力道山対木村政彦戦を分析したいと思っています。ふるって、ご参加下さい。
世話人 井上章一、岡村正史
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活字プロレスにこの人あり!岡村正史氏
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