(c) 2013 WWE, inc. All rights reserved.
8月18日（アメリカ現地時間）、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス・ステイプルズ・センターにて、WWEのPPV大会「サマースラム2013」が開催された。このは年間最大興行である「レッスルマニア」に次ぐ規模を誇っており、非常に豪華なカードが組まれ、ストーリーの大きなターニング・ポイントになる重要な大会だ。
メインでは、WWE王者ジョン・シナに、現在、大ブレイク中のダニエル・ブライアンがタイトルを賭けて激突。身体の小さいブライアンを、WWE総帥ビンス・マクマホンは軽視しており、タイトル挑戦に妨害を繰り返してきた。だが、マクマホン家の娘婿であるトリプルHはこの対戦を支持、遂には自らがレフリーとして裁く事になった。
しかし、ブライアンの王座挑戦に反対しているビンス・マクマホン、更にはMITB（いつでも王座に挑戦出来る権利）をもつランディ・オートンが不穏な動きを見せており、何かが起こるという期待されていた。
(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
試合は、まずレフリーであるトリプルHが入場、続いて挑戦者のダニエル・ブライアンが登場する。観客は「YES！」コールで迎え入れた。続いて王者ジョン・シナが登場してゴングが打ち鳴らされた。試合はブライアンが体格差のあるシナに猛追。両者、必殺技を出し合い、ジョン・シナがアティテュード・アジャストメントを繰り出せば、ブライアンもYESロックやギロチンチョークで追い詰める。
終わる事のない戦いと思われたが、最後はブライアンが、飛び蹴りでシナを仕留め、なんとフォール勝ち。遂にブライアンがWWE王者に輝いたのだった。
(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
しかし、ストーリーはそこでは終わらない。観客から祝福を受けるブライアンの前に現れたのはMITBの権利をもつランディ・オートンだ。シナとの激闘を終えて満身創痍のブライアンに挑戦するかと思われたが、オートンは何故か、挑戦を表明せず去っていく。しかし、その瞬間、レフリーのトリプルHがブライアンを捕え、いきなりペディグリーをお見舞いしたのだ。そして、オートンはリングに戻り、王座挑戦を表明。不意打ちのペディグリーを食らって失神しているブライアンを悠々とフォールし、オートンがWWE王座に返り咲いたのだった。
ブライアンは悲願のWWE王者になるも、わずか10分で陥落。それまでブライアンを評価し、支援していたトリプルH、まさかの裏切りは何を意味するのか？WWE王座を巡る今後のストーリーから目が離せないだろう。
(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
因縁決着戦となったのは、怪物ブロック・レスナーとCMパンクの一騎打ちだ。元々、2人ともECW総帥にして悪徳マネージャーであるポール・ヘイマンがマネジメントして売り出した選手で、ヘイマン軍団の仲間であったが、CMパンクとポール・ヘイマンの喧嘩別れにより、抗争が勃発。レスナーは「元々、CMパンクが嫌いだった。刺青をして少し道場で練習したからと言って強くなる訳がない」（※休養中にグレイシー柔術を学んでいたCMパンクに対する皮肉。レスナーは元UFCヘビー級王者という真剣勝負の世界でトップに立った実績がある為）
「CMパンクが学校の体育館で100人集めてプロレスをやっていた時、俺は世界王者だった」（インディ出身のCMパンクに対する皮肉。レスナーはレスリングエリートでいきなりWWEのトップに抜擢された最初からスーパースター故の発言）などと格が違う事を強調し、前哨戦でも圧倒していたが、大会直前となる8月12日放送の『RAW』では、CMパンクが奇襲に成功し、背後からレスナーを襲ってヘイマンもろとも叩きのめしている。
マット界舞台裏7月25日号W1解析全日開幕戦Pヘイマン白人青年東京WAVE波女Pan大阪
▼スーパー外国人列伝 第１回ポール・ヘイマン
少年時代からトンパチ Ｐ・メイビアのオンナに卑猥な質問
by 井上譲二
そして、試合は壮絶、大会前数週間の抗争ではレスナーがボロ雑巾のようにCMパンクを叩きのめす場面がほとんどだったが、いざ試合となるとCMパンクが大奮闘。キックや飛び技を駆使してレスナーを追い詰める。更にレスナーのアームロックを切り返したCMパンクは三角締めを極め、レスナーをタップ寸前まで追い詰めたのだった。その後も椅子での強打、GTSでレスナーからフォールを狙う、しかしヘイマンが介入。それでもアナコンダバイスでレスナーからタップを迫るというCMパンクが圧倒する展開が続く。そして憎いヘイマンにもアナコンダバイスを仕掛けるCMパンクだが、そこをレスナーが椅子で襲い、最後は椅子に向かってF5！最後はレスナーがフォール勝ちしたが、復帰後、ここまで追い詰められたレスナーは無かったのではという位、CMパンクの奮闘が目立った試合だった。敗れたとはいえ、ここまでの試合を見せたCMパンクは試合後、会場から大きな歓声を浴びていた。
２大ブランドである世界ヘビー級王座タイトルマッチでは、王者アルベルト・デル・リオが、なんとリングアナ、リリアンにスペイン語でのコールを強制し、会場から激しいブーイングをもらっていた。しかし、そんな事は意に介さず、得意のクロスアームブリーカーで、挑戦者クリスチャンから一本勝ちで王座防衛を果たしたのだった。
■ WWE PPV『サマースラム2013』
日時：8月18日
会場：アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス ステイプルズ・センター
＜WWEヘビー級王座タイトルマッチ＞
○ランディ・オートン（挑戦者）
ピンフォール※トリプルHのペディグリー
●ダニエル・ブライアン（王者）
※ランディ・オートンが新王者
＜WWEヘビー級王座タイトルマッチ＞
○ダニエル・ブライアン（挑戦者）
ピンフォール※飛び蹴り
●ジョン・シナ（王者）
※ダニエル・ブライアンが新王者
＜タッグマッチ＞
○ドルフ・ジグラー、ケイトリン
ピンフォール※ジグザグ
●ビッグ・E・ラングストン、AJ
＜ノーDQマッチ＞
○ブロック・レスナー
ピンフォール※椅子へのF5
●CMパンク
＜シングルマッチ＞
○ナタリア
シャープシューター
●ブリー・ベラ
＜世界ヘビー級王座タイトルマッチ＞
○アルベルト・デル・リオ（王者）
クロスアーム・ブリーカー
●クリスチャン（挑戦者）
＜シングルマッチ＞
○コーディ・ローデス
ピンフォール ※クロスローズ
●ダミアン・サンドウ
＜リング・オブ・ファイヤーマッチ＞
○ブレイ・ワイアット
ピンフォール ※シスター・アビゲイル、ワイアット・ファミリーの介入
●ケイン
＜US王座タイトルマッチ＞
○RVD（挑戦者）
反則
●ディーン・アンブローズ（王者）
※反則の為、王座移動せず
WWE情報をオフィシャルサイトでチェックしよう！
WWE 日本オフィシャルサイト
WWE – J SPORTS オフィシャルサイト
WWEは国内最大のスポーツ専門TV局J SPORTSにて放送中！
※ 放送に関する情報はJ SPORTSホームページ
またはJ SPORTSカスタマーセンター（03-5500-3488 10：00～18：00）まで
「サマースラム2013」スカパー放送日程
2013.08.29 （木） [22:00 – 01:00]
翌日のRAW大会を加えた詳細版はマット界舞台裏8月29日号白石蝶野三冠ベルトSハンセンWWE真夏WAVEJWP華名DDT寺内に収録されました。お楽しみください。
TOHOシネマズ六本木ヒルズ、なんばで「サマースラム」のパブリックビューイング開催決定！
(c)2013WWE, Inc. All Rights Reserved
今年のサマースラムはCMパンクとブロック・レスナーの「The Best vs The Beast」対決が実現するのをはじめ、全米、いや全世界を「Yes！」で染めるダニエル・ブライアンがジョン・シナのWWE王座に挑みます。ブライアンのタッグパートナーだったケインは、リングの四方を火の海が囲うという「リング・オブ・ファイアー」マッチでWWEを混乱へと陥れるワイアット・ファミリーを率いるブレイ・ワイアットと対戦するなど、暑い夏をさらに熱くする豪華カードが目白押しです！
パブリックビューイングの詳細は以下の通りとなります。
WWE日本公演後初となるパブリックビューイング！ビッグマッチを大迫力でご観戦いただけるこの機会をお見逃しなく！！
「サマースラム2013」パブリックビューイング概要
■上映作品 ：「サマースラム2013」
■開催日時 ：2013年 9月8日（日） 18:30上映開始 / 21：30終了予定
■上映時間 ：約180分（ブルーレイによる上映）
■実施会場 ：TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン6 / TOHOシネマズなんば【本館】セレクトスクリーン
■入場料金 ：2,100円（税込）
■チケット ：TOHOシネマズウェブサイト
PC/携帯でのご購入は、8月20日（火）深夜24時より発売いたします。
TOHOシネマズ六本木ヒルズ/なんば内チケットカウンターでの販売は、8月21日（水）映画館オープン時間からとなります。
※全席がインターネット販売対象です。完売の場合は、映画館チケットカウンターでの販売（当日券を含む）はございません。
■ご来場者プレゼント：ご来場者全員にWWE特製クリアファイルをプレゼント
■お問合せ：内容に関するお問合せはWWE Japan（TEL：03-5456-6054）
※チケットご購入、施設に関するご案内は、各劇場へお問い合わせください。
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ （TEL：03-5775-6090）
TOHOシネマズ なんば （TEL：06-6633-1040）
別冊100号記念超特大号『独立記念日WWE Live両国 60年代WWWF アメプロ大全’13RAW-TNA IMPACT』
別冊miruhonnet100独立記念日WWElive両国60年代WWWFアメプロ大全’13RAW TNAimpact
▼7・4 WWE Live両国国技館～米独立記念日に魅せた世界最大の底力
Photo by タダシ☆タナカ/他 Text by いっせい&編集部
▼7・5 WWE Live両国国技館～やっぱりステーキが一番美味いの巻
Photo by タダシ☆タナカ/他 Text by 森尾直也&編集部
・なぜWWEは世界最大のプロレス団体なのか～総括タダシ☆タナカ
別冊ミルホンネットCMパンク革命横浜アリーナ上陸アメプロ事件簿2011INOKI BOM-BA-YE
マット界舞台裏6月21日号WWE支配者ビンス・マクマホン皇帝戦士復活 TNA殿堂スティング
別冊ミルホンネット地方熱狂『広島格闘の祭典』 No Way Outクビ狂気さりー☆ぱみゅぱみゅ
別冊ミルホンネットWWE&TNA’12ルチャ特集シェーマス ADR Dブライアン両国YES！REINA
別冊miruhonnet100独立記念日WWElive両国60年代WWWFアメプロ大全’13RAW TNAimpact
マット界舞台裏6月27日号WWEPPV『ペイバック』大成功・ジョン・シナ大暴れCMパンク復活
マット界舞台裏7月4日号6.30WWE Dライアン猛プッシュ ROHブリスコ兄弟離脱
マット界舞台裏7月11日号WWE豪華王者対決 TNA偽スーサイド問題Hホーガン名裁き
マット界舞台裏7月18日号ワイアット･ファミリーRAWに登場！TNA MEMマグナス
マット界舞台裏7月25日号WWE CMパンク×Pヘイマン Dジグラー×AJ 完全決別？
マット界舞台裏8月1日号WWEBレスナー×CMパンク決定 ブリー・レイTNA世界王座転落
マット界舞台裏8月8日号WWE小さな巨人Dブライアン ベラトール２大王者防衛初PPV決定
マット界舞台裏8月15日号UFC163 WWE怪物Bレスナー CMパンク嬲りTNA謎大物正体判明