3・30DMC(Deaf Mixed Martial Arts Championship)第二回名古屋大会

 デブリンピックを皆さんご存知でしょうか?、4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者のための国際総合競技大会であり、国際ろう者スポーツ委員会(ICSD、CISS)が主催する障害者スポーツにおける最初の国際競技大会のことです。夏季大会、冬季大会があり、夏季大会は1924年にフランスで、冬季大会は1949年にオーストリアにおいて始まりました。
 設立当初は国際ろう者競技大会という名称であったが、1967年に世界ろう者競技大会(英語: World Games of the Deaf)に名称変更、さらに国際オリンピック委員会(IOC)の承認を得て、2001年より現名称となった。 なお、国際オリンピック委員会が「オリンピック」という名称の使用を許可しているのは、デフリンピックのほかにはパラリンピックと、スペシャルオリンピックスの三つである。
 昨年12月1日に大阪で産声をあげた「Deaf Mixed Martial Arts Championship=略称・DMC」は、聴覚障害者のMMA(総合格闘技)として世界中から選手を招聘して行われる格闘技イベントです。
 大阪大会でライト級・ミドル級それぞれ8名のトーナメントを行い、今回の名古屋大会では両階級の王者を決める大会でもあった。
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翌日クサノ道場での記念撮影より(下)
 第1試合ではライト級・山本海里選手の棄権が発表され、第3試合ミドル級オナール・オズカン選手が試合の前日の夜にホテルのふろ場で転んでしまって肩を負傷と、大会は次々とアクシデントに見舞われ、各トーナメントともに3人による戦いとなる。
 ライト級ではジャッコ・ケラネンが、頭一つを飛び越えた実力を見せ、決勝戦で圧倒的なグラウンド能力で相手の背中に飛びついてチョークスリーパーを仕掛け1ラウンド20秒でチャンピオンベルトをもぎ取る。
 ミドル級決勝では1ラウンドは川村鉄平選手があと少しでグラウンドKO寸前の状態に持ち込み勝利を手中に収めたかに思えたが、2ラウンドに宮山堅次がマウントポジションからバナナスプリットでタップアウトを奪い勝利をおさめ、ミドル級初代王者に輝いた。
 大会2日後にジャック・ケネラン選手が大会当日レフリーを務めた草野柔術代表・レアンドロ・クサノの道場に出稽古に出かけ、日本とフィンランドの柔術交流を深め、DMCが世界規模の格闘技交流だと印象つけた。
■ DMC 名古屋大会
日時:3月30日(土)13:00開場/14:00試合開始
会場:愛知県東海市民体育館
DMC公式HP
デフアスリートジャパン公式HP
<第1試合 ライト級トーナメント準決勝>
○ジャッコ・ケラネン(フィンランド)
 不戦勝 ジャッコ・ケラネンが決勝戦進出
● 山本海里(日本)
<第2試合 ライト級トーナメント準決勝>
○コスクン・ボズカート(トルコ)
 勝者 コスクン・ボスカード 2R 1分05秒 ギロチンチョーク
●絈谷昌弘(日本)
<第3試合 ミドル級トーナメント準決勝>
○宮山堅次(日本)
 不戦勝  宮本堅次選手が決勝進出
●オナール・オズカン(トルコ)
<第4試合 ミドル級トーナメント準決勝>
○川村鉄平(日本)
 1R 1分03秒 逆十字固め
●苅野勲(日本)
<第5試合 ライトヘビー級ワンマッチ>
○田中啓之(日本)
 判定 2-1
●リカルド・カトゥ
<第6試合 ヘビー級ワンマッチ>
○川村 一
 不戦勝
●ゾゾラス・コスタス
 
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<第7試合 ライト級トーナメント決勝>
○ジャッコ・ケラネン(フィンランド)
 1R 20秒 チョークスリーパー
●コスクン・ボズカート(トルコ)
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<第8試合 ミドル級トーナメント決勝>
○宮山堅次
 2R 27秒 バナナスプリット
●川村鉄平
大会の全容はマット界舞台裏4月11日号新日ハッタリ白石警鐘一騎当千Chakuriki紅DMC達人3直前WM29に掲載されました。
【宮山堅次参戦!HERO 5、HERO 6】
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