2・17WWE『エリミネーション・チェンバー2013』ロックボトム一閃!ロック様CMパンク退治で完勝!祭典で待ってろジョン・シナ!

 2013年2月17日(現地時間)にルイジアナ州ニューオーリンズで、WWEのPPV大会『エリミネーション・チェンバー2013』が開催された。メインでは、PPV2大会連続となる、ザ・ロックとCMパンクの決着戦であった。
 直前の『WWE RAW』では、ポール・ヘイマンと結託し、ザ・ロックからWWE王座ベルトを盗んで持ち去ったCMパンクは挑戦者にも関わらず、ベルトをもって登場。リングアナに、自分をWWE王者と呼べ、ピープルズチャンピオンと呼べと強要し、会場はブーイングと失笑となった。そして、登場した現WWE王者ザ・ロックは、勝手にベルトを持ち去ったCMパンクに怒り心頭で襲いかかり会場も大ロッキーコールで応援した。
 しかし、試合前半はCMパンクが攻めこむ場面が多く、ザ・ロックは苦戦を強いられた。そして、両者の乱戦に巻き込まれレフリーが昏睡状態になってしまう。その隙に、CMパンクがザ・ロックにGTSを決めるが、レフリー不在でフォールならず。そこで復活したザ・ロックが、逆にCMパンクにスパインバスター、そして“スポーツエンターテイメント界一シビれる技”ピープルズ・エルボーが炸裂、会場の盛り上がりは凄まじく、やっと別のレフリーが入ってきてカウントを数える。勝負ありと思われたが、なんとCMパンクがこれを返した。そして、再びレフリーが両者の戦いに巻き込まれて転倒、その間にポール・ヘイマンが、ザ・ロックを羽交い絞めにして、CMパンクがベルトで襲うと言う暴挙に出る。しかし、ザ・ロックは危機一髪、うまく切り抜けCMパンクのベルト攻撃はヘイマンに誤爆。そこでザ・ロックはCMパンクを必殺のロックボトムで叩きつけた。そしてそのままピンフォール、ザ・ロックが小悪党CMパンクを下し、見事にWWE王座を防衛したのであった。これで、ザ・ロックは、『レッスルマニア』で、WWE王座への挑戦権を持つジョン・シナと防衛戦を行う事が決定、2年連続の宿命対決が決定となったようだ。
 そのジョン・シナは、ライバック、シェーマスと組んで、正義の為と言いながら、ポール・ヘイマンに雇われてCMパンクの味方をしていたザ・シールド(セス・ローリンス、ローマン・レインズ、ディーン・アンブローズ)と対戦。しかし、人気者が集まっているものの、急造チームであったため、連携ではザ・シールズの方が上手、最後は、ライバックがシェルショックの体勢になったところにレインズがスピアーを決めて、ザ・シールズが勝利した。
 そして、『レッスルマニア』で世界ヘビー級王座へ挑戦する権利のかかったエリミネーション・チェンバーマッチでは、なんと伏兵ジャック・スワガーが勝ち残り勝利した。クリス・ジェリコ、ダニエル・ブライアン、ランディー・オートン、マーク・ヘンリー、ケインというWWE王座、世界ヘビー級王座の2大ブランドの王者経験者(スワガーも世界ヘビー級王者であったが、相手が試合が終わって弱っている時にも挑戦出来るMITBの権利を使用しての戴冠であった為、他の王者とは比べられない)がずらりと揃っていたが、逆に潰し合いになり、最後に残ったオートンを丸めこみ、漁夫の利と言う感じでのスワガー勝利であった。
 今大会では、その世界ヘビー級王者アルベルト・デル・リオが、前王者であるビッグ・ショーにエンズイゲリから、クロス・アームブリーカーでタップを奪い、因縁対決に決着をつけた。これでデル・リオは、『レッスルマニア』でジャック・スワガーの挑戦を受ける事になる。
 次のPPV大会はプロレス界最大の祭典『レッスルマニア』だ。WWEマットは祭典に向けて、ますます盛り上がる事が間違いないだろう。

■ WWE PPV エリミネーション・チェンバー2013(Elimination Chamber 2013)
日時:2月17日
場所:アメリカ アメリカ ルイジアナ州ニューオーリンズ

<WWE王座タイトルマッチ>
○ザ・ロック(王者)
 ピンフォール※ロックボトム
●CMパンク(挑戦者)

<ディーバ王座タイトルマッチ>
○ケイトリン(王者)
 ピンフォール※スピアー
●タミーナ・スヌーカ(挑戦者)

<シングルマッチ>
○ドルフ・ジグラー
 ピンフォール※ジグザグ
●コフィー・キングストン

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(c) 2013 WWE, Inc. All rights reserved.
<6人タッグマッチ>
○ザ・シールド(セス・ローリンス、ローマン・レインズ、ディーン・アンブローズ)
 ピンフォール※スピアー
ジョン・シナ、●ライバック、シェイマス

<世界ヘビー級王座No.1コンテンダーエリミネーション・チェンバー>
優勝 ジャック・スワガー
参戦選手 クリス・ジェリコ、ダニエル・ブライアン、ランディー・オートン、マーク・ヘンリー、ケイン

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(c) 2013 WWE, Inc. All rights reserved.
<US王座タイトルマッチ>
○アントニオ・セザーロ
 反則※ローブロー
●ザ・ミズ

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(c) 2013 WWE, Inc. All rights reserved.
<世界ヘビー級王座タイトルマッチ>
○アルベルト・デル・リオ(王者)
 クロス・アームブリーカー
●ビック・ショー(挑戦者)

<タッグマッチ>
○ブローダス・クレイ、ロード・テンサイ
 ピンフォール※ダブル・スプラッシュ
●ローデス・スカラーズ(コーディー・ローデス&ダミエン・サンドー) 

WWE PPV『エリミネーション・チェンバー2013』放送に関するご案内
ご視聴はPPV(ペイ・パー・ビュー)、またはVOD(ビデオ・オン・デマンド)放送で!
PPV: スカパー!・スカパー!プレミアムサービス・スカパー!プレミアムサービス光 にて
初回放送:2月28日(木)
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WWE – J SPORTS オフィシャルサイト
WWEは国内最大のスポーツ専門TV局J SPORTSにて放送中!
※ 放送に関する情報はJ SPORTSホームページ
またはJ SPORTSカスタマーセンター(03-5500-3488 10:00~18:00)まで

詳細版はマット界舞台裏2月28日号全日計画倒産Bサップ暴露藤田IGF猪木70Deep修斗K1蹴拳DDTに収録されました。お楽しみください。

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