2012年11月25日（日）宮城・石巻にあるドラゴンボクシングスタジアムにて、ドラゴンジム20周年記念大会『大震災復興チャリティーイベント NO NAME HEROES（ノーネームヒーローズ）』が開催された。
　ドラゴンジムは1993年に秋田県湯沢市で活動を開始。プロのみならずアマチュア自主興行を重ね、今大会は、原点回帰の意味も兼ね大会名も1995年3月の初興行と同じ「NO NAME HEROES」とされた。

　今大会は記念興行としてメインにDRAGON GYM会長・佐藤亮が46歳にしてDRAGON66のリングネームでキックボクシングをバックボーンにMMA、ラウェイマッチなど様々な格闘技に挑戦するプロレスラーＪＯＭと対戦。格闘技戦用に体重を絞って臨んだＪＯＭは勢い余ってタックルから引き倒してのパンチを繰り出しイエローカードを出される場面もあったがキックの技術と打撃力で上回るDRAGON66が次第にペースを掴み２Ｒに入ってハイキックと膝蹴りでダウンを２回奪い、膝蹴りにより出血も見せたダメージの残るＪＯＭを飛び膝からの膝蹴り連打でＫＯしメインを締めくくった。

　セミファイナルには8年振りに復帰した元NJKFランカーの弘中史樹が今年の3月大会で引分たDRAGONGYMの新鋭・白岩義也との決着戦を行った。試合前より勝敗に関係無く“引退”を発表していた弘中がダウンなどの決定打こそ奪えなかったが有効打を当てて反撃する白岩を振り切り判定で有終の勝利を飾った。
　その他西口プロレス提供試合や東京、千葉、名古屋から選手が参戦してドラゴンジム20周年記念大会は盛況のうち締めくくられ、今までの大会と同様チケット収益の一部や募金は被災地復興支援活動の寄付金にあてられ、ムエタイ、キックボクシングを通してのチャリティーイベントとなった。

■　DRAGON GYM主催「大震災復興チャリティーイベント NO NAME HEROES」
日時：11月25日（日）
開場13：00　開始13：30
会場：宮城・石巻市ドラゴンボクシングスタジアム/宮城県東松島市大曲字堺堀140－3

＜メインイベント（第12試合）　70kg契約　3分3R＞
○DRAGON66（DRAGON）
　２ＲＫＯ
※膝蹴り、ＪＯＭに１Ｒ倒れた相手への打撃でイエローカード、２Ｒハイキック、膝蹴りでダウン有
●JOM（フリー）

＜セミファイナル（第11試合）　フェザー級契約　3分3R　※ヒジあり＞
○弘中史樹（フリー/元NJKFバンタム級4位）
　判定３-０(30-29、30-29、29-28)
●白岩義也（DRAGON石巻）

＜第10試合＞
西口プロレスタッグマッチ

＜第9試合　スーパーライト級契約　3分3R＞
△ヤスタカ・ペタス（バンゲリングベイ・スピリット）
　引分１-１(29-28、29-29、28-29)
△佐藤潤治（闘鶏）

＜第8試合　50kg契約　2分3R＞
○三堀”SMILE”美弥子（Y’ZD/J-GIRLSミニフライ級4位）
　判定２-０(29-28、29-28、29-29)
●森田洋子（闘鶏）

＜第7試合　70kg契約　3分3R＞
●高野浩二（ラビットカラテ）
　２ＲＫＯ0:55※パンチ
○佐々木　道（闘鶏）

＜第6試合　64kg契約　3分3R　※ヒジあり＞
○正木一樹（DRAGON秋田）
　判定２-０(30-29、29-28、29-29)
●サクレーンペット・オーエンジャイ（GET OVER）

＜第5試合　エキシビジョンマッチ　2分2R＞
村上リエ（DRAGON GYM/J-GIRLSライト級王者、WPMOライト級王者、ワンソンチャイワールドタイトル63kg王者）　vs.　
ビリー藤原（DRAGON大仙）

＜第4試合　エキシビジョンマッチ　2分2R＞
安川　賢（チャイグンローイ/元NJKFフライ級王者、元全日本バンタム級王者）　
vs.
ダイナマイト・ロー（DRAGON湯沢）

＜第3試合　55kg契約　3分3R＞
○沙斗流（ラビットカラテ）
　３ＲＫＯ0:45
●大橋隼人（チャイグンローイ）

＜第2試合　56.5kg契約　3分3R＞
●ノリ・ゴールドライフ（ゴールドライフ）
　１ＲＫＯ2:37※タオル投入、ノリは１Ｒに膝蹴りでダウン有
○小野元也（Y’ZD）

＜第1試合　60kg契約　3分3R＞
●和幸・ゴールドライフ（ゴールドライフ）
　判定１-２(30-29、28-29、28-29)
○松本人志（FLAT UP）