プロレス界の若死にリストにまたも有望なレスラーが名を連ねてしまった。ランス・ケイドは19歳でショーン・マイケルズ主宰のテキサス道場からデビュー。ブライアン・ダニエルソンと同期だった。
事件は現地時間の火曜日に妻ターニャが異常に気が付き、病院に担ぎ込まれたことから。そこでも失神していたそうだが、水曜日に正気を取り戻すと自主退院。父親ハーリーのところに転がり込んだとの連絡が木曜の4時に妻にあったというが、金曜朝には亡くなっていたという。まだ30歳だった。
ろれつが回らなくなったりしたことから、WWE在籍中に会社が無償で推薦している12段階あるリハビリ施設のプログラムを受け、無事に終了したこともあったようだが、やがてWWEからはリリースされてしまい、戦場は再び日本へ。昨年9月からWWEに戻った時期もあったが今年4月に再び契約解除となっていた。
15日からの全日本のシリーズに来日する直前で、29日の両国国技館ではタッグ王座に挑戦するカードが発表されていたばかり。
FMWやハッスルにも参戦。カウボーイ・スタイルの有望株だったが…
撮影:2010.7.4 最後の試合となった大阪府立 ケイドvs.真田聖也 by 西尾智幸